ドイツ大手パウラーナー社のビールで勝手にオクトーバーフェスト 1000BeerChallenge(235-237/1000)
■パウラーナー社
日本では年中どこかで開催されているオクトーバーフェスト。今年はコロナ騒動の影響でぜんぜんやっていません。ドイツの本家10月オクトーバーフェスタも今年は中止のようで。
そこでということでもありませんが、ドイツっぽいボトルとラベルのビールが3本あったので買ってみました。
パウラーナー社という、ミュンヘンで1634年に創業された老舗醸造所とのこと。特にヴァイツェンが有名なメーカーのようですが、今回はヴァイツェンの他に、ヘレスとデュンケルも飲んでみました。
■[beer235] PAULANER MUNCHNER HELL
ヘレスはドイツのバイエルン州あたりを中心につくられているスタイルだそうです。淡いという意味で、大まかにはラガーに分類されるような雰囲気。
■ビール情報
名称:PAULANER MUNCHNER HELL
メーカー:PAULANER
産地:ドイツ
タイプ:ヘレス
アルコール度数:4.9%
価格:3本1000円
入手場所:やまや
■味わいメモ
外観:金色。
アロマ:熟成香。麦っぽさ。ホップの苦味。酵母感。
味わい:熟成香。フローラル感。麦の甘さ。ホップの苦味。酵母感。
ボディ:ライトボディ。
スタンダードなラガーというイメージの金色です。香りの方もラガー風の甘い印象。それに加えて、麦っぽい香ばしさと、酵母感なのか、やや樽っぽいような雰囲気があります。
味わいは穏やか。口当たり淡い甘さがあり、控えめなホップの華やかさや苦味が感じられます。麦っぽい香ばしさもほんのり、そして酸味があって喉越しは軽い感覚です。そして後味で少し個性的な、酵母感というか樽っぽさのような印象。
レーベンブロイなどでも感じましたが、ヘレスに特徴的な香りなんでしょうか。面白い。
好き度:★★★
■[beer236] PAULANER Weissbier
ヘフェ=ヴァイスと書いてありあますが、一般的にはヴァイツェンという分類でいいようです。
小麦を使った白ビールですね。
■ビール情報
名称:PAULANER Weissbier
メーカー:PAULANER
産地:ドイツ
タイプ:ヴァイツェン
アルコール度数:5.5%
価格:3本1000円
入手場所:やまや
■味わいメモ
外観:濁った濃い麦わら色。
アロマ:熟成香。麦の甘み。フローラル感。柑橘感。酵母感。
味わい:フローラル感。熟成香。酵母感。
ボディ:ミディアムボディ。
濁りがあるのは一般的なヴァイツェンと一緒ですが、色は少し濃い気がします。
香りは少し癖のある酵母っぽい香りが強めなのが特徴か。あとは麦っぽさ、柑橘っぽさという白ビールでは一般的な印象です。
味わいの方も、ヴァイツェンの一般的なイメージからすると、ホップ感が豊かな気がします。苦味はほとんどないけれど、華やかな雰囲気。柑橘感もあり、口の中でじゅわっと強めの炭酸が出てきます。
そして独特な癖のある酵母感。クローブみたいなスパイス感のあるベルギービールほどではないけれど、少し雰囲気は似ているような。喉越しは麦の香ばしさも出てきて、すっと落ち着きます。面白い雰囲気。
好き度:★★★★
■[beer237] PAULANER Wessbier Dunkel
デュンケルもミュンヘンあたり発祥のビールとのこと。焦がした麦芽を使うので、色が濃くなるそうです。
■ビール情報
名称:PAULANER Wessbier Dunkel
メーカー:PAULANER
産地:ドイツ
タイプ:デュンケル
アルコール度数:5.3%
価格:3本1000円
入手場所:やまや
■味わいメモ
外観:銅色。
アロマ:フローラル感。麦っぽさ。ホップ感。酵母感。
味わい:熟成香。麦の甘さ、香ばしさ。酵母感。
ボディ:ミディアムボディ。
黒ビールに分類されるはずですが、黒というほど黒くはありません。濃い茶色か、銅色か、というところ。
香りは麦感が中心ではありますが、ホップや酵母っぽさも感じられます。
味わいは意外と甘さ中心。トロピカルな印象もある熟成香という感じで、こってりしすぎない良い甘さ。麦っぽさ、香ばしさもありますが、特徴的なのは酵母なのか、もやっとした雰囲気です。軽めなんだけれど、もんやり。ゆるゆると、ぬるーっと飲むのが合う感じかな。
好き度:★★★
■もんやりミュンヘン
3本に共通した特徴が、もわっとした雰囲気です。酵母由来なのか、醸造過程で樽を使ったりしているのか、独特の感じがあります。これが苦手っていう人もいるでしょうけれど、面白い感覚ではあります。
ビール代になります。