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やっぱり暑い国でごくごく飲むのが美味いビールってのはあるんだ。シンとチャン。 1000BeerChallenge(148-149/1000)

■タイのNo1ビール

SINGHAはタイで一番有名なビールでしょう。売上とかは安めの価格設定のチャンやレオが売り出されたことで変化しているかもしれませんが、それでも最も有名なビールには違いないはず。
1933年から生産されている歴史あるタイのフラッグシップビールとも言えるものです。

タイではジョッキにチクワ型の穴の空いた氷を入れて、ビールを飲むことが多かったようですが、最近はどうなんでしょう。そして、日本でたいして暑くない時期に飲むシンハーは美味しいんでしょうか。


■[beer148] SINGHA

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本来の発音は「シン」だそうです。タイでは「ビア・シン」って言われることが多い。


■ビール情報

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名称:SINGHA
メーカー:Boon Rawd Brewery Co.
産地:タイ
タイプ:ピルスナー
アルコール度数:5%
価格:290円くらい
入手場所:カクヤス


■味わいメモ

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外観:淡い金色。
アロマ:熟成香。麦の甘い香り。ホップの苦味。
味わい:熟成香。カラメルっぽさ。ホップの苦味。
ボディ:ミディアムボディ。

色はやや薄め。香りは甘め。アメリカのラガー系に近い印象です。
味わいは意外と軽くなくてこってりした甘さが主体。なんとなくカラメルっぽさもあるような。ホップの印象は強くなく、苦味も抑えめです。甘いんだけれど、キレはわりと良くて、すっと流れていきます。
イメージよりもこってりしてるので、やっぱり暑い国で氷入れてごくごく飲みたいって気分になります。とはいえ日本での価格はやや高めなので、タイ料理を食べるときなどの雰囲気作りの他は、特別これを選ぶこともないんだろうなあって気はしてしまいますが。

好き度:★★★


■ビア・シンの対抗だったビア・チャン

タイで1番のビールといえば長らくシンハーでした。それはたぶん今でも変わりません。でも、タイではビールはわりと贅沢品。日本でもがぶ飲みする人は発泡酒だったり、大五郎を何かで割ったりという方向に行くのと同じでしょう。
それはタイでも同じこと。ビール飲みたいけどガブガブ飲むにはちょっと高いなあという層に向けて、安めのビールが登場するわけです。それがこのチャンでした。タイではチャンはシンの半額近くで飲めたような気がします。日本じゃほとんど変わらない値段になっちゃうんで、なんかそれぞれの立ち位置がわからなくなっちゃうんですけれど。


■[beer149] BEER CHANG

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■ビール情報

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名称:BEER CHANG
メーカー:COSMOS BREWERY
産地:タイ
タイプ:ラガー
アルコール度数:5%
価格:2本500円
入手場所:カクヤス


■味わいメモ

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外観:少し濃い金色。
アロマ:麦っぽさ。米粉っぽさ。
味わい:麦っぽい香ばしさ。酸味。米粉っぽさ。
ボディ:ライトボディ。

少し暗めの金色という感じの色。といっても香りや味が濃いというわけではありません。
香りは軽め。麦っぽい甘さ。そして、なんか粉っぽいなあと思ったら、原料に米って書いてありました。米粉と言われればそうだなあ、という感じ。
味わいはやっぱり軽い。麦っぽい甘さはアメリカンラガー系なんだけれど、少し香ばしさもあるような。そして目立つのが、酵母か野菜を蒸したような感じの酸味。苦味がほとんどないこともあいまって、軽やかにきれます。後味でちょっと苦味があるような気はします、くらい。
酸味と甘み中心ということもあり、サイダーみたいな印象。やっぱり暑い中ですっきり軽くごくごくいくならこういうビールなんですかね。
でもやっぱり、飲みごたえとしてはシンハーだなあ。

好き度:★★


■暑い国のビール

タイで昼間っから散歩して、暑いーって言いながらビール飲んで、を繰り返したいもんです。

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ビール代になります。