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ADWAYSデザイナーの新卒研修 ~はじめてのリモート~

こんにちは。ADWAYS(アドウェイズ)のデザイナーの柏瀬です。
運動不足を懸念して1ヵ月毎日左右20分ずつフラフープを回し続けた結果、
フラフープが壊れてしまい、最近は人通りの少ない朝のお散歩に勤しんでいます……。

さて、今回はリモートによる新卒研修についてです。

私は、昨年4月に19新卒デザイナーとして入社しました。
新卒研修を受け、様々な知識やスキルを教えていただく側でしたが、
あっという間に20新卒が入社し、2年目社員として後輩に教える立場になりました。

今年度は新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務が開始されていたため、デザイナー新卒研修はリモートでの実施となりました。

そこで今回は、クリエイティブチーム初の試みであるリモート新卒研修に、
講師として関わった私が、感じたことなどをお伝えしていければと思います!



2年目デザイナー主体の研修

デザイナーの新卒研修では、2年目のデザイナーが講義の担当として主体的に研修に携わります。内容は以下のような感じです。

・研修カリキュラムのアップデート
・資料、課題の作成
・研修講義
・課題のフィードバックやサポート
・新卒とのコミュニケーション

そもそも、なぜ2年目が担当するのか。理由があります。
新卒から見て2年目の社員は、年齢も近く頼りやすい、身近な存在です。
2年目の社員にとっては、後輩への教育を通して、プロ意識や責任感を持つ成長できる機会です。
さらには、前年度に受けた研修で感じたことや失敗から改善に繋げることもできるため、質の向上も望めます。
2年目のデザイナーが新卒研修を担当することは、双方にとって利点があるということです!


カリキュラムについて

ADWAYS新卒デザイナーの研修では、
広告デザインについて学ぶ講義や、業務で扱うデザインソフトの基本的な操作方法などを主軸にした、以下3つの研修があります。
(通常、この他にもグループワークでのデザイン課題や、企画提案課題などもありますが、今回はリモートで実施した以下の研修を取り上げさせて頂きます。)

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新卒は、それぞれの研修で出される課題をこなし、講師からのフィードバックを元に、デザインやデータの構造などをブラッシュアップしていきます。

私が講師を担当させて頂いたIllustrator研修では、ベジェ曲線の扱いに慣れるための課題がメインとなっています。ロゴをトレースしたり、LINEスタンプを作ったりと、楽しく自由度が高い反面、「期限内にどこまでデザインを凝れるか?」という課題に向き合う必要もあります。
実務と同様に、時間とクオリティとのバランスを考えながら、作業を進めなくてはなりません。

上記は一例ですが、課題提出のためのデザイン制作をただ行うだけでなく、暗に込められた様々な課題にぶつかりながら、自分の得意または苦手とするスキルに研修を通して気付くことも出来ます。


研修担当者の準備

研修を開始する前に、予めそれぞれの研修担当者で
「最近はこういった媒体のこのような形態のバナー制作が多い」
「リモートの場合は印刷を使用した確認が出来ない」
などの、
業務上の近況やリモート状況下において起こる問題を考慮し、課題の選定やアップデートを行います。

個人的には、研修を準備するうえで

・うまく行かないことを前提に考えておく(最後まで無事に完了できれば問題ない)
・準備してもしすぎることはない

というような心持ちでいると、問題を見つけやすいです。

起こりそうな問題を事前に予想しておくことで、
「最悪の場合こうしよう!」「○○さんへ助けを求めよう!」など、
具体的な解決策を用意できました。

私は、講義説明がとにかく不安で仕方がなかったため、
脳内で説明する流れをイメージしたり、実際に操作がスムーズにいくかどうか、軽くリハーサルを行いました。
(孤独のMTGルームをzoomで作り、空虚を相手に画面共有や、操作の実演などの確認を行いました。笑)
おおまかな流れを事前に確認しておくことで、「うまくいくかな……?」という漠然とした不安から「なんとかなる!」という自信へつながりました。


研修中のコミュニケーション

研修の流れとしては、zoomやmeetでの講義説明の後、課題制作の時間に入ります。
基本的に、新卒と講師間のやりとりはチャットベースのため、
気軽に質問・雑談ができる会を一日の中で朝、昼、夕の3回実施しました。
抱えている不安や疑問の解消、質問しやすい環境の構築のためであり、リモート研修ならではの取り組みです。

もちろんこのタイミング以外でも質問などは可能ですが、
課題制作で集中すると、時間を忘れて作業に没頭してしまったり、
質問の内容を文章化しづらい、些細な事かも……と聞きづらい、など
聞きそびれてしまう場合があると考えました。

実際に、気軽に質問・雑談ができる会を一定の頻度で設けた結果、抱えている問題を把握・解消出来ました。
聞けない状況を回避し、チャット以外のコミュニケーションを意識的に取ることの重要性を感じました。

研修を振り返って感じたこと

一通り行ってみて、以下のような反省も出ました。

・説明と同時進行での画面共有の切り替えが少々モタついた
操作に慣れていないことも原因の一つですが、
画面共有で説明をする際は、事前にウィンドウを表示しておく、
ソフトを使った操作実演の際は、素材やデータを開いた状態にしておくなど、分かりやすく整理しておくとスムーズでした。

仮に間違えて閉じてしまっても、すぐ開けるように、デスクトップを整理することもよさそうです。
(待ち時間がもったいない&沈黙が続くとより緊張してしまいました。)


・足りていないコミュニケーションは何かを考えること
私が出社していた時には、休憩時のちょっとした雑談や、社員さん同士の会話の内容からはじめて知ることがありました。

リモートでの限界もありますが、出社して研修を受けていた時と比較して、会社設備の使い方や、周囲の環境やオフィスについての情報が少なくなりやすいです。

どのような情報が足りないのかをこちらからも気付き、補えるよう、
雑談などのコミュニケーションから、自分と新卒との状況を比較して考慮することを、心掛けたいと感じました。

初めての研修担当ということもあり終始不安に感じたり、うまく行えるか心配になることが多かったです。
しかし、新型コロナウイルスの流行に伴い、多くの人が経験したことが無い状態で対応をしていることを踏まえ、
誰にとっても初めての状況である』と捉えると気持ちが楽になりました。


リモート研修のメリット・デメリット

以下、新卒との雑談や、私自身の所感を含めたリモートでの研修のメリットとデメリットです。

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このほかにも人によって「会社の方が集中できる!」という意見や
「ランチメニューに悩む」といった声もみられました。笑

研修中に限ったことではなく、リモートワークに対して言えることなのですが、
・体調・精神面の不安
・オン・オフの切り替え方法

については、雑談で話題にあがることが多かったです。
個人的にもなにか良い方法がないか悩んでいたので、各自で行っている運動やモーニングルーティン、リフレッシュの仕方など、他の方が実践している方法を聞くことが大変参考になりました!

回線トラブル、機材トラブルが発生した場合は、
直接機材の状態を見て確認することができないため、対面と比べて解決までに時間が掛かってしまいます。
上記を踏まえ、新卒から早い段階で問題を報告してもらったり、研修担当や先輩社員が、積極的に状況のヒアリングを行ったことで、迅速に対応・解決することができました。


さいごに

今年度の研修を終え、現在は研修を受けた新卒が実務に入っています。
無事に研修が実施できたことや、問題なく研修や業務が行える環境に感謝すると共に、新たな研修方法の一つとしてリモートのポテンシャルを感じました。

対面・リモートどちらが良いか悪いかではなく、
それぞれの特性を生かし、いずれの方法でも柔軟に対応できることが最良だと思います。

また、講師側としては、説明方法の違いや独自の工夫が見られたり、便利なツールを積極的に活用するなど、進め方に人それぞれの個性が出ていて、とても興味深かったです。

リモートで扱う便利なツールやより良い進め方は、まだまだありそうなので
今後も模索していきたいと思います!


今後、ADWAYSでは、リモートワークをメインとした働き方へ移行する予定です。
それに伴い、フリーアドレス化とするため、現在はオフィスの整備を進めています。
今後の情報にご期待ください!


お仕事のご依頼、採用に関するお問い合わせは下記までよろしくお願いいたします。

追記……
フラフープを1か月続けた体感としては以前よりも格段に寝つきが良くなり
暑さに重ねて汗をかくことで水分をとるため代謝が良くなりました。
天候に左右されず少ないスペースでテレビを見ながらできるのでおすすめです!!
【東京都 会社員 20代女性】(※効果には個人差があります。)

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