見出し画像

月刊プレイリストボーイ2023年4月号

【今月のプレイリスト】


1.Cream Dream/Caravan
昨年リリースされたオールインストの新譜から。このアルバムは散歩しながらよく聴く。公園の桜並木が新緑に変わる頃、ベンチでコーヒーを飲んでる時にイヤフォンからこの曲が流れてきた時は最高に気持ち良かった。虫が寄って来たことをのぞけばな。

2.Boogie Shoes/
K.C&ザ・サンシャイン・バンド

映画「ノック 終末の訪問者」で、同性夫婦のエリック、アンドリューとその養女ウェンがドライブしている時にノリノリで聴いていた曲(エンディングでも意味ありげに登場する)シャマランはつくづくニードルドロップの選曲センスが抜群だと思った。

3.Maniac/マイケル・センベロ
映画「エスター・ファースト・キル」で、これもドライブシーンでラジオから流れてた曲。このコテコテの80’s丸出し感、なんか知ってるぞと思ってたら「フラッシュダンス」の挿入歌だった。それが流行っていた頃、自分は10歳くらい。ちなみに映画の設定上、エスターは自分と同年代の筈である。なるほど!そういうことか。何が?

4.道徳HOP/
吾妻光良&TheSwinging Boppers

若者に道徳を説く世界一明るい説教ソング。新社会人を迎える4月にピッタリな曲じゃないかな。4月8日のビルボード大阪でのライブでは、歌詞の一部が「BTSもいいけど、BSTを知ってるか」に変更されていて、演奏後に「みなさんはブラッド、スウェット&ティアーズをご存知ですか?」と注釈されていたのがウケた。

5.fake it/KIRINJI
「できないなら、できるフリしな」これも新社会人向けのメッセージとして最適だが、未だ人間形成の途上にある自分にとっても座右の銘にすべき曲であります。

6.I/O(Dark-side Mix)/ピーター・ガブリエル
満月ごとに新曲をリリースしているピーガブ。今月はこの曲。ただしこの「Dark-Side Mix」のリリースは新月の日というのだから、相変わらず仕掛けがややこしい。なんでもええから早くアルバムを出してくれ。

7.The Last Emperor /坂本龍一
どこをとっても輝いてる音楽人生なのだけど、実力と存在感を世に知らしめたのはこれという印象が強い。個人的にも教授の音楽といちばん世界観の一致を感じるのがベルトリッチの映画だった。ピアノと弦のミニマル編成で聴くとまた別角度から旋律のドラマ性が際立つ。ホントスゴい曲やな。R.I.P

8.The Sheltering Sky /キング・クリムゾン
そんなベルトリッチの映画の原作小説にロバート・フリップがインスパイアされた曲。トニー・レヴィンと出会ってからのリズムやサウンドのアプローチはやっぱり面白い。

9.地元の朝/エレファントカシマシ
帰省時、実家の両親とつつがない時を過ごす。親に対する後ろめたさや己の不甲斐なさを省みる心情が8分半の長尺でヒシヒシと歌われる。沁みるよなぁ。

10.Peach Tree/
サニー・ボーイ・ウィリアムソン

最近のハーモニカの練習曲。フレーズが比較的キャッチーでとらえやすいのでニュアンスを出す訓練には打ってつけ。Peach Treeにちなんだハナシとして、子供の頃テレビアニメで見てた「ヤットデタマン」で大巨神を発進させる時に唱える「驚き 桃の木 山椒の木…」の「山椒の木」は「最初の木」だと思ってた。はい、割と最近まで笑。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?