見出し画像

【第5話:ある味を覚えた学生時代】人生を180度変えた黒幕の正体

こんにちは。


ブログ歴13年、香港のオレンジゴミ箱が大好きなASAKOです。


前回までに、夫の駐在に帯同して香港で生活した6年間で、人生が180度変わってしまい、絶対ムリと思えるようなことも全て叶えてきたことについてを書きました。


その人生を180度変えた『黒幕の存在』も明かしました。


ここからその黒幕の正体を暴いていくわけですが、そのためには学生時代から順を追って暴いた方が分かりやすく繋がると思うので、このまま読み進めていただければと思います。


なんとなく生きづらさを抱えてる人へ、私の経験から何か伝えられることがあるんじゃないか。
私が書きたい理由はただこれだけ。


ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです。


なんのことはさっぱり分からない方は、まずはこちらからお読みいただければと思います!


1つ前の記事はこちら↓


では、書きます。



私が洋裁に興味を持ったのは、小学4年生の頃。やっぱり、影響を受けた人がいたのね。


叔母がいとこ達を連れてウチに泊まりに来たの。新幹線を使う距離。その2〜3日の間に叔母が私を生地屋へ連れて行ってわたしに生地を選ばせて、


帰宅してからささっと私にサンドレスを作ってくれた。それに衝撃をうけた私、もともと洋服が好きだったこともあって、針と糸を持つように。


それで中学3年になった頃、自分で洋服を作るようになった。


当時「JUNIE」っていう中高生向けのファッション誌を読んでいたんだけど、それに洋服の製図が載っていたの!囲み製図というもので、中学生の私にもわりと簡単に引けた。

画像9



ただ、縫い方までは説明がなかったので、私は既製服をひっくり返しながら自己流で洋服を作っていた。それを着て出かけるのがほんっとに楽しくて♡


大好きな雑誌で、毎月かかさず買っていたな。その大好きな雑誌に、私の名前が1回だけ載ったことがある


ファッションとは関係ないのだけど・・・賞金目当てにこっそり応募した作文コンテスト。


奨学金10万円を狙ってたけど、結果は佳作で図書券5000円。それでも中学生の私には大きな金額。


私の名前が、大好きなJUNIEに載った瞬間。嬉しかった!

画像8



私は洋服作りにハマり続け、高校は家政科に行きたいと思って調べていたら「服飾デザイン科」っていうのを発見した!全国でも7校しかなかったんだけど、


当時住んでいた愛知県に1校あったので、自宅から1時間かけて通うことに決めた。洋服の作り方だけでなく、デザインまで学べて、なんとファッションコンテストにも挑戦できる!


で私は中学3年の時、日本デザイナークラブ中部支部のコンテストへ応募、3094点のデザイン画の中から、第一次審査で213点が選ばれ、高校生の部でグランプリ賞を受賞。

画像1


上の写真で左の方は、専門学校・短大生の部でグランプリを受賞された方ね。


まず第一次審査でデザイン画を提出。通過者のみ第二次審査では実物を製作し、自分で着用してステージにあがる。

画像2



この作品の名前は「ナース」


高校生の頃から地球防衛軍だった私は、未来のナースをイメージしてデザインしてたんだよね〜〜笑


ミシンやる人なら分かると思うけど、作ってる時って色んなこと考えるじゃない?あっという間に時間って飛ぶよね。


ちょっと不思議な話なんだけど、わたしコンテスト作品を製作中、第二次審査のシーンばかり妄想してたの。ずばり、


「私がグランプリを受賞している姿」笑


そしたら本番、グランプリ賞に、ほんとうにほんとうに私の名前が呼ばれたじゃない?!!


それがさ、驚いたのが、その時の光景が、私が妄想していた絵と、全く同じだったってこと!!!!


ステージを歩いていて自分の名前が呼ばれた時の驚き、観客席からわあっと声があがって空気が変わった瞬間、賞状を受け取る時に横に審査員の先生方が並んでてめっちゃ緊張したこと。


いま思えば、これが始まりだった。このときに分かったのよ、頭で描いたことは現実になるんだってこと。


頭で「やりたい」と想像できるレベルのことなんか、なんでも出来るんじゃないか。


私、やりたいことやるために、生まれてきたんだって。だから、やりたいならやらなきゃって。


この味は一度覚えるとやめられない。それで私は卒業後、ファッションデザイナーになる夢を実現するために、文化服装学院へ進学することを決めた。


そこで、第二の「味」を味わうことになるわけです。


--------------------


して、文化服装学院 アパレルデザイン科へ進学。


アパレルデザイン科は3年間。ここは課題の量が多いことでも知られていて、それでも、アルバイトと両立しながら頑張った。


それで2年生の時に応募した、ベアージュエリーデザインコンテストで、グランプリ賞を受賞。

画像3


これはデザイン画の段階でグランプリが決まり、主催企業が現物化するというもの。


しかしそのデザイン画がね、もうすんごいのよ、すんごいの、見る?


見たい? 見るわけ? じゃあ見せるよ、

どがん。

画像4


ギヤーーーー!!!これでも一応、デザイン科だから!!!


くーーー勇気振り絞って公開!!


しかしね奥さん、実際この画でグランプリ受賞決まったんだからね。審査員の方々も、カッコいいデザイン画ばっかり見ていたから、逆に新鮮だったんじゃ?笑


デザインの解説をすると、首を囲むように2人の裸人間が、後ろから回り込んでいる、その広げた両手からは、色とりどりの美しい光が放たれている・・・


ってヤツなんだけど、これ画はこんなんだけど、製作してもらった実物はぜんぶ宝石だから!!!笑


しかもこのデザイン画、失敗した裏紙を使っていたの!!それも受賞した後から気づいたんだけど、裏がこんなだった、、

画像5


コンテストに応募するってのに、この気持ちのゆるさ。


でもこれが逆に良かったんだろうね、必死になって追いかけると逃げていくものだから。


当時、ハイファッションにも掲載されました。

画像6

画像7


そうして私は課題地獄の3年間をやり抜き、めでたくデザイナーとして社会の大海原に泳ぎでていくことになった。


さて、憧れのファッションデザイナーになった私、満員電車で原宿へ通い、入社式の日には早速、チカンに遭いました。


自分がデザインした服が商品となり、デパートの店頭に並ぶという光景は、かつてのあの「味」を思い出させるような、


そんな達成感と幸福感があったよね。暫くはそれを楽しむ日々。


しかし、途中から雲行きが怪しくなってきた、、


「商品」を作るということは「ビジネス」であり、利益を追求しなければならないので「独りよがり」ではダメなわけです。


とうぜん、購入するのは私ではない、お客様。だから「売れるものを考えて」デザインせねばならないワケです。


しかもなるべくコストを抑えて、良いものを。


それを暫く続けていたとき、私の中で溜まってきたフラストレーション。


本当はこのリボンをつけたいのに、予算の都合で似たリボンに変更。


本当は襟のラインをこうしたいのに、工程の都合でこっちに変更。


もーーーやりたいようにさせてよ!!!!


そんな不満を解消すべく、私がとった行動とは・・・


手紙を出した。



当時好きだった格闘家のS氏。Sさんが出場する試合はRRS(ロイヤルリングサイド席)で観戦する程、熱を入れていて、


出演しているバラエティ番組も、熱心に録画して観ていた、それの衣装を作りたい!と思いたち、


会社には内緒で、Sさんのマネージャーさんに暑苦しい想いをしたためた。したらなんと、


なぜか、衣装が作れることになった。


それで私は高田馬場にある正道会館に通い始め、大ファンだったSさんのカラダに堂々と触り(いや、サイズを測り)


テレビ出演用の衣装をデザイン製作。原宿で仕事を終えてから、高田馬場へ直行して作業、打ち合わせしたりと、充実した日々を送るように。


事務所スタッフに混じって食事にも連れて行ってもらい、収録の時はテレビ局にも同行した。そこで、


タレントさんや、それに関わるスタッフさん達と会うようになり「スタイリスト」という仕事に興味を持つことになる。


タレントや女優、アナウンサーなど、テレビに出てお仕事をする方には、センスのいい衣装を用意する人や、ヘアとメイクを綺麗に整える専門の人がついているのね。


それでいくとスタイリストっていうのは「衣装」を用意する人のこと。

それで私、会社を辞めた。


まず、アパレルの会社を辞めたの。


次も決まってないのに?


うん、笑
※良い子のみんなはマネしない


で、Sさんもテレビ出演を減らすようになって(本業専念)


私はスタイリストになるために、国立国会図書館へ行きました@永田町


テレビ局へ出入りしていた時に、コネを作っておかなかった私は、国立国会図書館でタレント名鑑を開き、事務所名と電話番号を、コピー代を節約するために(無職なので)片っ端から 手書きでメモ。


帰宅して「あ」から順番にかけていったのです。


スタイリストとしての名前も実績もない私は、まったく相手にされず、当たり前のように断られることに心地よささえ覚え始めてきた頃、


奇跡が、訪れる。


「お」で、拾う神が現れたのだ。

つづきはまた、次回。

更新情報はブログ、インスタ、Twitterでお知らせするから、読んでくれる方はいずれかのフォローをしておいてね。

■ブログ →https://ameblo.jp/adwtie/
■インスタ →https://www.instagram.com/asakodesign/
■Twitter →https://twitter.com/home?lang=ja
■作品集→https://asako.site/


それじゃあまたね!!ばいばい!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?