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【第7話:動きが止まり次にしたこと】人生を180度変えた黒幕の正体
こんにちは。
ブログ歴13年、香港のオレンジゴミ箱が大好きなASAKOです。
この連載で、夫の駐在に帯同して香港で生活した6年間で、人生が180度変わってしまい、絶対ムリと思えるようなことも全て叶えてきたことについてを書いてきましたが、
その人生を180度変えた『黒幕の存在』
それを暴いていくために、学生時代から社会人時代に、私がどんな風に動いてきたかを書いています。
なんとなく生きづらさを抱えてる人へ、私の経験から何か伝えられることがあるんじゃないか。私が書きたい理由はただこれだけ。
ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです。
なんのことかさっぱり分からない方は、まずはこちらからお読みいただければと思います↓
1つ前の記事はこちら↓
やっと、本当にやりたいことをやっている事務所に入ることができた。
もうどこにも行かないつもりだった。ノリと感覚だけでぴょろぴょろ動いてきた私がやっと、HOMEを見つけたのだよ。
しかし、あるひ突然。
事務所のマネージャーさんから告げられたのは、
私の解雇。
先生には個人的にNGという日があって、その時はどこへ行っているのか事務所のスタッフも分からないっていう日があって。
その日の夕方、先生から慌てて電話があったということだった。
私は目の前が急に闇に包まれ、何が起きたのか分からない状態。
先生は昨日もいつも通り私に接し、先の仕事の話もしていた。様々な指示も受けていた。
私はなにか、重大な失敗でもしたのか?そんな急に解雇されるようなこと、何も思い当たらなかった。
ただ、マネージャーさんが私に、慰めるカタチで教えてくれたことがあって。
納得はいかないけど(そういうこともあるのか・・・)と受け入れざるを得なかったよね。
私には、2つの選択肢が与えられた。
①いますぐ辞める
②1ヶ月事務所に残り、辞める
もう、私は辞めるしか道はなかった。すごく悲しかった。このまま明日から来なくても良いと?
帰り道、泣きそうになった。このまま「分かりました」と辞めるのは嫌、それで私、1ヶ月残る決断をした。
でもそれが気に入らなかったのだろう、それから先生のイジメがはじまった。イジメと言っても、何かされるわけではない。
何もされないのだ。
アシスタントを集めて指示を出すときも、私にだけ、指示を出さない。
事務所所属の先輩スタイリストも含めてみんなで食事に行ったときも、ある事の意見をひとりひとり、順番に聞いていき、
私のところで飛ばす。。
もう私はいない存在として、扱われた。一緒にいる先輩方やアシスタントの方が、困惑した顔をしていたけど、、
好きな人から、好きになってもらえない悲しみ、っていうのかな。すごく辛かった。
そこから1ヶ月間、私に指示は出なかったけど、見えないところで、他のアシスタントの仕事を手伝い、なんとか最終日まで何かを得ようと、
何があっても最終日までいるぞと、決めていた。
涙を堪えて、最終日。そこに先生の姿はなく、先輩スタイリストから温かい声をかけてもらい、残るアシスタント、マネージャーから見送られ、事務所を去った。
とても惨めな気持ちだった。
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さすがに今回は、落ち込んだ。
これまで立ち止まったことなど無かったのに、完全に動きが止まった。
西日の当たる部屋で1人、膝を抱えて、本当に膝を抱えて、ぼーっとしていた。
あの日々は一体、なんだったのだろう。夢なの?なんで消えたの?
何をしたらいいか分からず、何かを見つけようという気持ちすら浮かばず、ただ、空気を吸っているだけ。急にしょっぱい味がして、ハッと気づく。
1ヶ月くらい、何もしなかったね。わたし・・・何やってんだ??
そう。立ち上がれなくなってしまったのだ、、
次の記憶で覚えているのは、友だちと外にご飯を食べに行って、慰めてもらってるシーン、そこから。
相変わらずヤル気はなかったけど、黙ってても毎月家賃は口座から引き落とされるし、取り敢えずなにか働こうと思って、派遣会社に登録にいった。
もう、なんでもいい。お金がもらえれば、なんでもいい。
パソコンなんか全く出来なくて、人差し指1本で文字を探しながら打つ状態、それでも「拾う神」はいるもので、包装資材の会社が受け入れてくれた。
そこでぽつぽつとパソコンを触っているうちに、段々と指が覚えてきて、ブラインドタッチもできるようになった。
それに加えて、派遣会社が無料で開いている講座にも出席し、ワード、エクセルなんかも使えるようになった。
派遣時代はいろんな会社で働いたよ。運送会社、信販会社、消費者金融、商社、遺跡発掘調査の会社、カタログギフトの会社など、業種も様々だけど、、、
これもね。面白いことにどんな仕事も、のちのちの人生に役立っている、助けられているってこと。
この後、私はネット販売を始めるんだけど、配送に関しては運送会社の経験がまさに役立ったし、コールセンターにも長くいたので、お客さまへの対応にも役立つ場面はたくさんあった。
消費者金融のコールセンターではね、返済状況の良い人には追加で融資を勧めるんだけど、
本音で言うと(いま必要無いのに借りなくていいよ!)って思うのに、私が電話すると皆が融資を受けちゃうので、
チカラを入れてないのに一番成績がよく、社員になってくれと何度も何度もしつこく(笑)誘われた。でも人に借金を勧める仕事は気持ちが続かなくて、嫌でやめた。
ここでも学んだよ。「人は必死に売り込まれると、買わない」
むしろ「買わなくていいよ、欲しいなら売るけど」的な感じで話した方が、人って追いかけてくるね。隣の人は必死に融資の案内をしてたけど、その必死さが声に出てた。
ほんで派遣でもわたしは真面目に働き、コールセンターではスーパーバイザーも経験しながら、家で製作活動を再開。
そう、ここからが、ネクタイ作家のはじまり、はじまりなのであます〜〜
↑UKネクタイ。白と赤のグログランリボンを縫い付けています。
↑こいのぼりネクタイ。矢車はちゃんと、回ります。
↑相変わらず文章を書くのが好きで、小説を書いて破り、ネクタイに内蔵。
↑ウールで作りました。三角は飛び出ています。
↑KIDS用の鍵盤ネクタイ。ゼクシィ巻頭ページでも使われています。
↑SALEの文字を白でプリント。
↑レディオヘッドのライブから帰宅してすぐ、作った作品。
あと、音が鳴って光るネクタイもあります。
もう老化してお見せできない作品もあるけど、全部合わせると100点以上はあるかな。
そして私は作品を多くの人に見てもらう為、ホームページを作ろうと思ったの。
1998年に初めて自分のパソコンと『ホームページビルダー』というソフトを買い、黙々と作り始めた。
このソフトはHTMLタグを知らなくてもホームページが作れる!という物だったんだけど、
とは言え、細かな微調整をするにはある程度HTMLも知っている必要があり、別途、初心者用の本を何冊も購入して、基本的なタグの勉強もした。
そうして一番最初に完成したホームページ!過去のサイトが見られるサイトで探しに行ったけど、もう昔過ぎて残っておらず、
その後に作った第2のホームページ、2000年のものがコチラです↓
一部デザイン崩壊してるけど。:゚(。ノω\。)゚・
カラフルで気に入ってて、当時はこのまんま小さくして名刺にもしていた。
「見やすいホームページ」などの知識も無く、全くの自己流で作ったので、今の私にはツッコミどころ満載だけど。
1998年頃というとライバルも少なくてね、検索エンジンでも「ネクタイ」だと私はなんの対策も取っていないのに、1ページ目には表示されていた。
そのお陰で色々な人に見つけて貰って、メディアにも取り上げてもらった。
↑日経BP社様
↑新紀元社様のART SHOP
この頃からネット販売も始め、実店舗から委託販売の依頼も受けたけど、若かった私は全部断る。自分の手から離れるのが嫌でね。
その次に作った、第3のHPがコチラ↓
だいぶすっきりしました。写真も使い、だいぶ見やすいHPに近づいたよね。
そして第4のサイトで初めて、プロに製作をお願いしたのがコチラ↓
1998年頃から、展示やショーにも作品を出すようになっていて、
SHIBUYA NEXUS、お台場のTFTファッションホール、名古屋のアートピアホールで仲間と合同でショーを行ったり、
箱根の彫刻の森美術館から連絡が来た時は嬉しかった。結構長く展示させてもらった。
あとは原宿のデザインフェスタギャラリー、アートプレイス青山などで展示をした。
↑TFTファッションホール
頭の上にプレゼントBOXを載せて、
スカートにも、プレゼントBOXがたくさん付いてる。
時代を感じるね 笑
↑名古屋アートピアホール
若い男の子たちに海パン1枚になってもらい
裸にネクタイをつけて踊り狂ってもらって観せたショー
↑笑
↑デザインフェスタギャラリー
古すぎて写真が小さいのしか無いわ
↑KIDS用鍵盤ネクタイ。
ゼクシィ掲載バージョンは、茶色☓白で鍵盤柄を製作。
多数お問い合わせを頂いたんだけど、驚いたのは10年近く経った後にも
お問い合わせがあったこと!
↑結婚式でゲストにネクタイをプレゼントするという設定のページ
↑スカーフは既製品だけど、馬蹄柄のプリントは私がしたよ。
ネクタイにも馬蹄柄のプリント。
↑コチラは男性向け結婚情報誌。蝶ネクタイを作った。
展示、ショー、メディア掲載の話はここでは書ききれないので、また別記事でまとめるかな、まいっかもう(笑)
そして私は、結婚します。
続きは次回。
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それじゃあまたね!!ばいばい!!
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