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「グローバル企業」と「ドメスティック企業」の違い

いま世界中でビジネスを展開し、人材獲得競争を繰り広げているグローバルカンパニーはグローバル基準の給与水準であるのに対し、ドメスティック企業は国内基準の給与水準です。近年この格差はどんどん開いています。ここでは「グローバル企業」と「ドメスティック企業」の違いをまとめました。

グローバル企業とは

「グローバル企業」とは、設立国以外でビジネスを広げる企業のことを指します。拠点が変わっても同じサービス、同じ商品を提供し、企業としての機能まですべてが一体化しているのが特徴です。

海外でビジネスを展開する企業体には、グローバル企業だけではなく国際企業や多国籍企業と呼ばれるものもありますが、それぞれに明確な違いがあります。それぞれ違いについて、以下で解説します。

▼ 国際企業との違い
国際企業とは、設立国以外での販売や製造の一部の機能だけを他国で実施し、自国内における業務の効率化を図るスタイルが一般的です。製造では物価の安い国へ機能を移しコスト削減などを目的とするものも多く、現在でも導入している企業は少なくありません。特に差を明確にせず、自社をグローバル企業と称しているケースもあります。

▼ 多国籍企業との違い
多国籍企業とは、拠点となる自社の機能を海外の子会社でも持っており、ある程度自立した状態でビジネスを進めるようなケースを指します。本社から出向して指揮をとる人はいても、現地の人材・材料を使用してそのエリアに合ったサービスを提供することで事業を行います。

ドメスティック企業とは

「ドメスティック企業」とは、日本国内で活動する企業のことです。海外に工場を持っておらず、日本での生産、出荷を行っている企業や、海外に商品を輸出せず、国内の需要に対応する内需企業のことを指します。

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