見出し画像

自動採点を使ってみたい先生へ

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日は自動採点の入り口として、まだ使ったことがない人にテンプレをご紹介します。

以下のような自動採点のできるGoogleフォームが簡単に作れます。
https://forms.gle/1SEETk46i2JX7CzL6【テンプレ一覧】
テンプレはこちらです。

【テンプレ一覧】

テンプレはこちらです。

自動採点テンプレ01
https://docs.google.com/forms/d/1Cm2ysXwJMsUXJ1zAM6qgdMBoTasg7Y7Nat5f-xEKwzE/copy

自動採点テンプレ02
https://docs.google.com/forms/d/1_hb-jfl5UnwYX2GreCsxoL738EOc1pptg8NXa1E5lGE/copy

自動採点テンプレ03
https://docs.google.com/forms/d/1nbi73AI__7j8tDHR6BqWea2EoqQsPaOwr2zv_63EC7s/copy

自動採点テンプレ04
https://docs.google.com/forms/d/11iTVc54bstTLIYvNvwPQohvnLr1_Mr-ouX9lZL2SRKw/copy

この4つのテンプレは基本的に全部同じです。4択の問題が1つしかないパターンです(この記事の最後に問題を増やす方法も書いています)。何が違うかというと、正解の位置です。「自動採点テンプレ01」は4択のうち選択肢「1」が正解で、2番めから4番目の選択肢は誤答になる錯乱肢です。つまり以下のようになります。

「自動採点テンプレ01」は1番目の選択肢が正解
「自動採点テンプレ02」は2番目の選択肢が正解
「自動採点テンプレ03」は3番目の選択肢が正解
「自動採点テンプレ04」は4番目の選択肢が正解

テンプレが1つしかないと、いつも3番だけが正解とかバレると小テストになりませんよね。定期的に使う人は適当に正答がバラけるようにテンプレを使い分けてください。

(もちろん正解の選択肢をドラッグすれば変えられるのですが、ここではそれに敷居の高さを感じる人のために書いています)

【テンプレの使い方】

テンプレを使うにはGoogleのアカウントが必要です。ログインした上でお願いします。
1.まず、上のテンプレのリンクをどれでもいいので開いてみてください。
2.「今日の小テスト」をコピーしますか? と質問されます。
3.その画面の「コピーを作成」というボタンをクリックします。
4.コピーされたテンプレの編集画面が開かれます。
5.タイトルの「今日の小テスト」の下の空欄に説明を書きます。最初の例でいうと「今日の「はてなブックマーク」の1位はこの記事です。この記事を読んで、質問に答えてください。https://natalie.mu/eiga/news/409113 」の部分です。
6.「(ここに質問を書きます)」の部分に質問を書きます。例でいうと「主人公の仕事は何ですか。」の部分です。
7.その質問に対する正解を、その下の「正解」の部分に書きます。
8.誤答になる錯乱肢を「錯乱肢(Distracter) 1」に書きます。
9.誤答になる錯乱肢を「錯乱肢(Distracter) 2」に書きます。
10. 誤答になる錯乱肢を「錯乱肢(Distracter) 3」に書きます。
これで完成です。

【学生にメールで送る方法】

ここからは学生に送る方法です。
1.完成した小テストの右上の「Send」もしくは「送信」をクリックします。
2.上から2行目ぐらいに封筒のマークのタブが選ばれているはずですが、そうでなかったら封筒のマークをクリックしてください。
3.「To」の部分に学生のメールアドレスをペーストします。bccのように受信した学生には他の学生のメールアドレスは表示されません。
4.右下の「Send」もしくは「送信」をクリックします。
これで送信完了です。

【学生にリンクを共有する方法】

LINEやWhatsappなどで学習者のオンラインコミュニティがあるときは、リンクをシェアするだけの方が簡単です。
1.完成した小テストの右上の「Send」もしくは「送信」をクリックします。
2.上から2行目ぐらいに封筒のマークがありますが、その右の鎖のようなアイコンをクリックします。(「リンク」という意味です)
3.一番下の「Copy」をクリックします。
4.LINEなどの学習者のコミュニティーにこのリンクをペーストします。

【学生の回答を確認する】

回答の期限が過ぎたら学生の回答を確認します。
1.Googleフォームを開きます。https://docs.google.com/forms/u/0/
2.「Copy of 自動採点テンプレ01」あるいは「02」「03」「04」を開きます。
3.タイトルのすぐ下ぐらいの行にある「回答」のタブを開きます。
4.平均などはそこで見ることができます。
5.一覧を見る場合は、同じ画面の緑色の Google スプレッドシートのアイコンをクリックします。
6.次の画面で「作成」を選びます。
7.学生の回答の一覧が表示されます。

【質問の数を増やす】

ここでご紹介しているテンプレートは質問が一つしかありません。
もっと質問がほしい場合は、質問をコピーしましょう。1つのGoogleフォームの中に複数の質問を入れることができます。

1.先ほどと同じように、以下からテンプレを1つコピーしてください。
例:自動採点テンプレ01
https://docs.google.com/forms/d/1Cm2ysXwJMsUXJ1zAM6qgdMBoTasg7Y7Nat5f-xEKwzE/copy
2.「番号」や「名前」ではなく、「(ここに質問を書きます)」の部分をクリックしてください。
3.一番下に「Duplicate」というアイコンが出てきます。日本語だと「複製」だと思います。
4.そのアイコンをクリックしてください。
5.新しくできた2番めの問題の「正解」の位置を変えます。(上下にドラッグできます。)

今回はテンプレートから作る方法をご紹介しましたが、ゼロから作るほうがいいという人は、参考資料の欄の動画をご覧ください。

Googleフォームの自動採点を使うと、仕事がとても楽になる場合があります。ただ、こうした小テストが有効なのは一斉授業のときが中心です。それとは別に、学習者が自分で学ぶ内容を決めるタイプの授業があることもご留意ください。

そして冒険は続く。

【ブログ更新情報のメールでのお知らせ】
「むらログ」更新情報のメール通知を希望される方は、こちらでご登録ください。
https://groups.google.com/g/muralog/about

【参考資料】
GoogleスライドのQ&A機能とGoogleフォームを講演で使ってみた話
http://mongolia.seesaa.net/article/473074150.html

自動採点機能付きGoogleフォームの作成手順の動画を作りました。
http://mongolia.seesaa.net/article/473115075.html

【コメントはソーシャル・メディア上の記事別ページヘどうぞ!】
https://twitter.com/Midogonpapa/status/1342979411088314368

https://www.facebook.com/murakami.yoshifumi/posts/10223888136133310


【『冒険家メソッド』と電子書籍「むらログ」シリーズを購入して海外にルーツを持つ子どもたちを支援しよう!】
2014年以降のこのブログの内容はKindle本にもまとめられています。2020年中にこちらの本をご購入になると、その収益は全額が「海外にルーツを持つ子どもと若者のための日本語教育・学習支援事業」を実施しているNPO法人YSCグローバル・スクールに寄贈されます。ココ出版の『冒険家メソッド』は初版の本体価格の5%が同センターに寄贈されます。
https://amzn.to/2RiNThw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?