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ネトフリに字幕で検索する機能がついた!


(録音したあとで検索して知ったのですが、前からあった機能が新しくトップページに表示されるようになったということのようです)

https://www.netflix.com/browse/audio


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、ただいま朝のジョギングを30分やった後で団地のベンチに座ってます。今日話したいことは、昨日かおとといぐらいに気がついたことなんですけど、自律的な言語学習の中でもCBLL, Content-Based Language Learning, コンテンツで自律的に学習を勉強するそういう人たちにとっての新しい「きかい」、一つのツール、道具でもあり、かつ「機会」でもあることををご紹介したいと思います。

簡単に言ってしまうと、ネットフリックスの新しい機能です。といっても前からコンテンツを言語で検索することはできたんです。だからヒンディー語の言語だけを選ぶってことは前から僕もできていました。ただ、そこに字幕がついてるかというと、全く別の話なんですよね。実はまだインドでは多分聴覚障害者の権利とかがあまり注目されてないんだと思うんですが、一般的なヒンディー語の字幕がついてるヒンディー語の音声のコンテンツというのは実はそれほど多くないんですね。例えば「バーフバリ」とかいくつかあるんですが、でもそれはもう本当に総当たりで、まずヒンディー語の映画を選んで、その中で勉強に使えそうなものを選んで、その中で字幕のアイコンを押してみて、初めてヒンディー語の字幕がついているかどうかが分かるという状況だったんです。

ところが今回の新しい機能では、言語で選ぶっていう項目があるんですが、そこの中に「音声言語で選ぶ」という選び方と「字幕言語で選ぶ」という選び方の二つがあるんです。ですので、これを使うと「この映画で勉強したいんだけどヒンディー語の字幕がなくて残念だった」っていうようなことがなくなります。ヒンディー語の字幕があるかだけでまずは選べますから、その中で自分の好きそうな映画を選ぶといいんじゃないかと思います。(実はスパイダーマンとかのハリウッド映画もけっこうヒンディー語字幕があることが今回初めてわかりました)

学習スタイルも色々あって、音声だけでどんどん言語を習得していってしまう人達というのは確かにいらっしゃいます。特に僕が「冒険家メソッド」の本で紹介している「アニメ型」っていうような人たちとかは本当にそういうタイプなんです。でも逆に言うと、これっていわゆる生存バイアスなんですよね。耳だけで言語習得できるという人しか今まではアニメを使った自律的な習得みたいなことはできなかったと思うんです。だけどこの今回こうやって字幕が選べるようになったことで、目で字幕を見ながら、確認しながらそれで言語習得するっていうことがかなり簡単にできるようになります。しかもそれを大量に毎日見ることができるようになるわけですので、今まで聴覚優位者だけだった「アニメで日本語を自律的に学ぶ人たち」の門が大きく一気に開かれたというような感じがしています。僕がヒンディー語を勉強する上においてもこれはとても非常に大きな進歩になると思います。

それでは今日の「むらキャス」はここまでになります。皆さんも良い1日をお過ごし下さい。

そして冒険は続く。

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【参考資料】
ネットフリックス内で、言語で選ぶことができるページ
https://www.netflix.com/browse/audio

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