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【学び屋】余白「The Long Game」

みなさん、こんにちは。
先日、ふらりと訪れたカフェのタイトルと、
最近読んだ本が程よくマッチしていたので今日のタイトルはこれで。

今の現代といえば、
情報がありふれており、
ケータイやらテレビやらパソコン、ラジオなどの媒体からも溢れていることは容易に想像がつくかと思います。
媒体だけではなく、
社会人であれば、仕事や家族やプライベートのことやらでも情報に溢れると思います。

これは、一つの私の考えですが、
そんな情報に追われるような時代の中で、
何か自分がやりたいことだったり、望んでいることだったり、
自分自身に目を向ける、深く考える
「時間」を取ることができているでしょうか?
多くの方はできていないのではないかなぁーと思っております。

 そんな私も、今の本業である山小屋に入るまでは色んな情報ややるべきことに追われて、
仕事でも成果を出すために多くの時間を仕事に捧げていたと言っても過言ではなく、
「時間」をとることはできていませんでした。

今の仕事はでは、山という、大自然がかなり身近な環境で、
目の前の自然に癒されて心が満たされるという幸せな経験を多くできる環境にいます。
一方で、
人間が決めた「時間」という概念を土返しするような、
天候や標高の高さから、人間のコントロールではどうすることもできない予測不可能なことも多々起こります。

そんな経験を繰り返していると、
以前の大きな組織で働いた時のような規則正しさは無くなってしまうのですが、
ふとした瞬間によってできる「空白の時間」というものが出てくるようになりました。

その「空白の時間」言い換えると、
タイトルのような
「余白」
の時間が生まれてきます。
このような時間ができた時、
皆さんはうまく使うことができますでしょうか?

かつての私だと、
「余白」ができてしまうとすぐに焦りを感じて、
何かの予定を詰め込んだり、自分で自分の時間をかき消してしまって忙しい状態をキープしていました。
まさに、
「忙しい」の感じの語源であるように、
自ら心を亡くす状態にしていました。

そんな時の私は、
何をしても、やっていることが正しいのかも判断ができないような状態でしたし、
常に満たされない感覚があり、満たされていることはありませんでした。

しかし、
山の中の時間軸で過ごしている時や
オフシーズンの出向先の仕事などで、
ふとした瞬間に訪れる
「余白」を活かして、
睡眠をしっかり取ってみたり、読書をしてみたり、大自然の空気を思いっきり吸ってみたり、
色々と行動を変えてみました。

そんな中の読書タイムで読んでいた
「The Long Game」
という本を読んで気がつかされたことがありました。
それは、
今の自分に訪れてくる「余白」というものは、
人生の長い時間軸の中でとても大切であるということ。
その「余白」があるからこそ、
自分自身について、よく考えることができて、
やりたいことについても深く考えることができる。
結果として、自分がワクワクするアイデアが浮かんできて、
そのアイデアややりたいことを実践するためにはどうすることがベストなのかを考えて、
行動に移すことができる。
そんなことを学ぶことができました。


この考えを再認識してから、
私は今までの超多忙スケジュールから刷新して、
最近では、あえて「余白」の時間が取れるようにコントロールをしています。
仕事に関しても残業をしないようにどのように効率よく動けば、
定時で終われるのか考えて逆算して行動したり、
休みの日も一日中スケジュールを埋めるのではなくて、何もしない時間を設けたりするようになりました。

すると、今までは「余白」の良さを感じることができなかった私ですが、
今では驚くほどに「余白」を確保することに大きな醍醐味をかんじております。
そして、以前のような満たされない感じ、空虚感は薄れてきました。
仕事もワクワクするようなことが考えられたり、
それを実現するためにはどうすべきか、
今後の人生はどうクリエイティブに創り上げていこうか、
などに関してゆっくり考えることができて、
好きなことを行いながら、
大切な仲間と働くことができて、 
返って充実しております。


「余白」の大切さを教えてくれた
大自然や本に感謝をしたい今日この頃です。

そんな私に、
知り合いがオススメしてくれたカフェ店舗のある建物の名前が
「余白」
訪れた時に思わずクスッと笑ってしまいました。

みなさまも、ぜひ「余白」の醍醐味を味わってみてください⭐︎

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