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オカリナは「脳活」にもいいのだ


オカリナって高齢者の趣味のイメージがあるってホント?

たしかに、私の周辺でオカリナを吹いている若い人は見当たらないけど、いいじゃん、それでも。というか、むしろ高齢者にすすめたい楽器です。

オカリナは手のひらサイズなので持ち運びが簡単で、いつでも、どこでも、吹けます。「吹けば鳴る」からハードルの低い楽器といえるでしょう。

実際、すぐに曲が吹けるようになるし、しかも簡単だけど奥行きは深いから楽しさはどんどん深まります。

吹いているだけでしっかり呼吸ができ、健康にもいい──つまり、高齢者にはぴったりではないでしょうか。

それだけではありません。オカリナは脳の活性化「脳活」にもいいのです。

オカリナを始めたとき、最初に学んだポイントは次の3つ。
・指づかい
・舌づかい
・息づかい

2番目の舌づかいは「タンギング」と呼ばれる管楽器に特有の技法です。それはともかく音符を読んだり楽器の音を聴き、リズム感も大切になります。つまり、目や耳など五感をフルに稼働させなければなりません。

五感はもちろん身体の運動はすべて脳で調整されますから、オカリナを吹いているとき、脳は忙しく働いているのです。

具体的には、脳の血流が多くなり、必然的に供給される酸素も増えます。物忘れがひどくなり、脳の老化が気になる高齢者にとって、これほど良いことはないのでは? 老化とは“血のめぐり”が悪くなることですから。

音楽は、メロディー、ハーモニー、リズムの3要素からなっていますが、人間の本能や情動を直接刺激するのは「リズム」でしょう。

リズムは生命活動が持っている「反復運動」そのものだからです。

心臓の拍動もそうですし、人体の細胞一つひとつがこのリズムを持って波打っています。つまり、音楽のリズムが人間の内面のリズムと共鳴するとき、高揚感をもたらすわけです。

私の師匠であるさくらいりょうこさんはこう言っています。

オカリナって本当におもしろい笛なんですよね。吹いてみたらわかるん
だけど、管の響きがダイレクトに自分の体に(胸のあたり)に響いてく
るんですよね。
なので、上手いとか下手とかまったく関係なく、吹いているだけで「幸
せ~」って感じるのです。
ホンマです。
ぜひ吹いてみて。
                    (2021/6/24 のブログより)

繰り返しになりますが、オカリナは脳の活性化「脳活」にいい、ただし、大前提があってそれは「楽しみながらやる」ことです。

オカリナだけでなくどんな趣味も興味と喜びが介在しないと長続きしません。

なぜなら、脳の“習性”がそうなっているからです。

脳は楽しくないことや苦痛、ストレスが苦手で、そういう状態が続くと頭の中にモヤがかかったような状態になり、やる気や根気が失せてしまいます。そうならないためには、脳をいつも楽しい状態にしておけばいいわけです。

脳をいつも楽しい状態にしておくってどういうこと? と疑問に思われるかもしれないけど、難しく考える必要はありません。

気分がよければ脳もまた調子がいいのです。

編み物が趣味の人はよく「編み物をしているととても心が安定すると感じる」と言います。時間を忘れて何かに没入しているとき、脳内にはドーパミンやエンドルフィンといった“幸福ホルモン”がたくさん分泌されるのです。

そうすると、全身がウキウキするような、居心地のよい感情に浸され、元気ハツラツ、ベター・アンド・ベター。心が前向きになります。

いわゆる「フロー」の状態です。「フロー」についてコンパクトに教えてくれる動画があるので紹介します。


動画の中で樺沢さんは「フロー」を提唱した幸福心理学の祖、チクセントミハイ教授の話をしておられます。

「フロー体験こそが幸福である」

チクセントミハイ教授の「幸福の定義」です。


時間を忘れるくらい夢中で取り組む。仕事、勉強、趣味、何でもいい。
夢中になってやれることがあるのが最高に幸せだと。そういう時間を1日のうちに何時間あるか、1週間のうちにどれだけあるか、その時間をたくさん持っている人が幸せだ、というのがチクセントミハイ教授の結論です。

逆に言えば、イライラ、クヨクヨして悲観的に物事を考えるのは、脳も体も不健康にしてしまうので絶対に避けたいものです。

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