オートバイの始動時のコツとは?
儀式?
あなたのオートバイ。
エンジン始動時のコツはありますか?
最新のオートバイは、環境問題の事もあり、インジェクション車ばかりですね。
インジェクションのオートバイは、エンジン始動時に、メインスイッチをONにして、メーターの作動チェック、燃料に圧力をかけて(この時、燃料ポンプの音が聞こえてきます。) アクセルを触らずにセルスタートですね。
たまに、アクセルグリップを軽くひねり(回し)ながら、セルスタートする人がいますが、やめましょう。
なぜ?アクセルグリップをひねりながらセルスタートするのでしょう?
それは、キャブレターのオートバイで、エンジンのシリンダー内 (燃焼室) にガソリンが多く入っている時 (カブっている時) に空気をたくさん送り込むために行います。だから、インジェクション車には、必要のない行為ですね。
エンジンが冷えている時、始動するには、少し多目の (濃目) のガソリン混合気が必要で、その為にチョークを引いてエンジン始動します。
※チョークとは?
プロレス技のチョークスリーパーのチョークです。
『気管を締める』という意味ですね。
キャブレターで言うと、空気の通り道を閉めて、ガソリンを多く、濃目のガソリン混合気にする。
この装置の名前がチョークです。
エンジン冷えている時、エンジン始動に必要なガソリン混合気の比率にするのが目的でチョークを引いてエンジン始動します。
しかし、この時のエンジン始動に必要な適正な混合比にならないと、エンジンが始動しなかったり、カブってしまったりします。
エンジンが冷えているだけでなく、その時の気温だったりで必要な混合比は変化しますが、インジェクション車はその時に合わせてくれるので、楽ですね。
セルスタートのインジェクション車は、取り扱いが楽ですが、
キャブレター車はエンジン始動時の儀式が必要です。
特に、キックスタート車は大変かと。
① メインスイッチをONにする。
② チョークを引く。
③ セル付車はボタンを押す。
キック車はキックペダルを踏んで重くなる (固くなる) 位置を探して一気にキック!
この時には、アクセルグリップをひねらない (回さない) ことが大事です。
エンジンが始動してエンジンの回転数が上昇してきたら、チョークを戻す。
セル車は、5〜10秒セルを回しても、キック車はキックを繰り返してもエンジンが始動しない時は、チョークを戻して、アクセルグリップ全開にしてキック (セルを回す)する。←←ココ重要です。
これでエンジンが始動すれば、アクセルグリップ戻しながら (煽りながら) カブり解消するまで、アクセルを煽りながらレーシング (空吹かし) を続ける。
エンジン始動に失敗したら、シリンダー (燃焼室) 内のガソリンを取り除き、スパークプラグを交換して、儀式のやり直しです。
失敗しないようコツを掴んでくださいね。
エンジン始動性の向上には、『アドパワー』がおすすめです。
(アドパワー・エンジニアスタッフ)
会社概要
会社名:冨澤物産株式会社
設立: 2007年9月5日
資本金:2,000万円
住所:東京都千代田区二番町1 番町ハイム216
代表者:冨澤 徹
委託研究:東海大学工学部機械工学科 落合研究室
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