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ゆらぎに揺らぎすぎないように…

今、我が家には、4頭の犬がおりまして。

9歳のニコ♀、5歳のジャス子♀。一応、この2頭が我が家のワンコで。

推定12歳くらい?のタカ♂と、11歳の天♂、この2頭はそれぞれに預かりボランティア中のワンコたち。

とはいえ、何年いようが、何ヶ月だろうが、名義が私であろうが保護団体であろうが、愛おしさには一ミリも差がなく、もう私に関わってしまったら、心は永遠に家族なんだけど。

預かりボランティアとはいえ、シニアゆえに、里親募集中とはいえ応募はなかなか来ない。

看取り覚悟で始めたシニアの預かりボランティア。

タカは、我が家に来て、1年2ヶ月程経った。

来た頃はおじい感もあったが、お散歩大好きグイグイで、甘えん坊で、必死に甘えてきて、みるみる若返ったような気がした。

もちろん、今もお散歩も大好きで、甘えん坊なのに変わりはないのだけど。

今年の頭くらいに、体調を崩し、心不全のお薬を飲み始めた。

毎日、ウハウハニコニコ爺さんだったタカが、ぐったりしたり、食欲がなくなったり。

心臓のお薬を飲み始めたら、体調は落ち着いたのだけど、お散歩量を減らしたりしながら、心地よく暮らせるスタイルを模索する日々。

最近、たまに食欲がなくなったり、元気がなくなったり、お腹むずむずしたり。

体調が揺らぐ日がちょこちょこある。

シニアだし、心臓のお薬を毎日飲んでいるし、他にも諸々体の中に変化があるのだろう。

正直、どの程度?どのタイミングで病院に連れて行こうかと、悩むこともある。

体力消耗するから姿が、少し楽になればいいなぁと思う反面、これくらいは揺らぎの範疇だし、もう少し様子見ようかね、とか。

また、預かりボランティアという立場上、医療費は保護団体が負担してくれているから、ものすごーく助かっているのだけど、どこまでやっていいのかなという判断の中での葛藤もあったりする。
(我が家の場合は、団体からとても遠い県のため、保護団体の提携病院にかかることができない)

とはいえ、ただ一つわかっていること、決めていることは、タカにとって「楽」になれることをする、ということ。

「楽」とは何か、人それぞれ、犬それぞれ価値基準が違うだろうけど。

お互いが、少しでも「心地いい」方へと向かっていくこと。

人間のエゴでの治療だけでなく、相手の意向を尊重するということ。

これの見極めがまた難しくも感じるところだけど笑

頭であれこれ考えるのではなく、心で感じて捉える大切なこと。

私も先代犬が15歳で体調を崩し始めた時、
どーしよー…検査したほうがいいかな…
もしかしたら、大変な病気だったらかわいそう!(心配先走りすぎ)
この子を失うのが怖い(泣)
お金どれだけかかるかな…(めちゃ不安)

あらゆる心配と不安、恐怖の渦に飲み込まれそうな、いや、飲み込まれていた時があって。

その中にいると、目の前の愛犬が、何を感じてるか、という大切なことがわからなくなるのだ。目の前で、愛犬は笑っているのにも関わらず、1人悲しみにまっしぐら。

今思えば、それこそが、1番恐ろしいことだった。

命あるもの、その命の火は揺らいでいるもの。

メラメラ元気に燃え盛って、その火を育てるために薪をくべて。

だんだんと、火の勢いは落ち着いて、その火は力なくゆらぐこともある。

か弱く揺らぎながらも、私たちの手で風を避けたりしながら、大切に大切に守っていく。

ゆらいで当たり前ということを、受け入れていくこと。

枯れるように旅立たせるには、上手に揺らぎを受け止め、向き合って行くこと。

少し先の未来を心配するのではなく、今の時間を大切に共に過ごすことがどれほど尊い時間か、存分に味わうこと。

もちろん、十頭いれば十通りの旅立ち方があり、同じことは一つもないから、その都度、私もその子に合った方法を模索していくのだろうけど。

みんなこの体でのそれぞれの魂の学びを終えて、次のステージへと向かう卒業を祝えるように。

幼稚園の先生って、こんな気持ちなのかな?
愛おしくて寂しいけど、可愛い子たちの、次なる始まりを祝い送り出す感じ。

そんな風に、誇らしく背中を見送ってあげられるように、私と縁あって我が家にやってきてくれている子たちと、精一杯、楽しんで生きたいな。

彼らのゆらぎに、自分自身もゆらいじゃう、うん、ゆらいだっていいんだよ。

その自分自身の揺らぎに気づいて、バランスさせていけばいいのだから。

と、そんなことを、夜中、気持ち悪さで庭で徘徊するからタカと共に

寒い中、愛おしいタカの姿を眺めながら感じたので、ここに綴ります。

ちなみに、タカはまだまだ生きますけど笑

ちょいと気持ち悪さで体調万全じゃないけど、別にそんな大袈裟なことじゃないんだけどね笑

ふと、いろんなことを思い出したので、記録…。

今日も、目をシパシパさせて、寝かしつけてもらいたくて寝ぐずりしている昼下がり。

あぁ、なんて愛おしんだ、叫びたいほどに。






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