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オープンキャンパス参加者必見!持ち物リストとチェックすべきこと

大学や専門学校への進学を考える高校生は、春休みや夏休みを利用してオープンキャンパスに参加することが多いでしょう。実際にキャンパスを見て、教員や先輩学生の話を聞くことで学校の雰囲気や良い面・悪い面を確認することができます。この記事では、大学職員としてよく聞かれた「オープンキャンパスになにか持ち物が必要ですか?」について解説をしていきます。初めて参加する高校生や持ち物や服装について気になりますよね。参加前に持ち物について確認をしておきましょう。

また、実際に受験を考えている方はチャックしておくべき内容についても紹介します。オープンキャンパスはポイントを押さえて参加すれば、受験対策にも繋がりますよ!


オープンキャンパス参加に必要な持ち物リスト

初めて大学・専門学校のオープンキャンパスに参加する高校生は「なにを持っていけば良いのだろう」と心配になりますよね。大学の職員としては、安全にキャンパスまで来てくれればそれだけで十分なのですが、準備しておくとよい持ち物などをご紹介します。
もちろん、なにか忘れ物があっても問題なくオープンキャンパスに参加できますので、深く考える必要はありませんが準備をしておきましょう。

これは必ず持っていく持ち物

  • 申込みQRコード・ハガキなど
    こちらは学校の申込み方法によって異なりますが、事前予約制であれば「事前に予約していることが確認できるもの」として、オープンキャンパス申込時に発行されるQRコードなどを持参しましょう。事前申し込みが不要の学校であれば、当日に受付で学校名・名前などを記入するので持参する必要はありません。

  • 筆記用具
    学校から持ち物の指示が無い場合でも筆記用具は必ず持参しましょう。オープンキャンパスで学校説明を聞く際に、出願に関する内容などメモを取ることもありますので、筆記用具は必需品です。受付時にボールペンなどのグッズをもらえる学校もありますが、数本で良いので持参するようにしましょう。

  • メモ帳
    こちらも筆記用具同様に必ず持参した方がよいものです。オープンキャンパスの入試説明では出願要件や、日程など説明される場合があります。また、実際に学校の先生と話す場面もありますので、メモ・筆記用具があると先生の心象も良いものとなります。

あると便利な持ち物

  • パンフレット
    こちらはオープンキャンパスの受付などでもらうこともできますが、もし事前にあれば一緒に持っていくことで学部・学科の構成などの説明が分かりやすくなります

  • 入試概要がわかるもの
    受験生や具体的に受験を考えている学校であれば、入試概要がわかるパンフレットや募集要項があると便利です。どの学校も新年度には次の入試のガイドなどを発行しますので、持参するか受付などでもらうようにしましょう。学校やオープンキャンパスの種類によっては、事前に持参するものが指定されている場合があります。ワークショップや体験型の授業を行うイベントでは、持ち物が指定される場合もありますので事前にチェックをしておきましょう。

服装はどうすればよい?

高校生からよくある質問として「オープンキャンパスに行く際に服装はどうすればよいでしょうか」といったものがあります。服装について特に指定はないのですが、気になるようであれば制服で行けばまず間違いはないでしょう。
私の体感では、約70%が私服、30%が制服でオープンキャンパスに参加している印象です。特に華やかな服装や露出が多いものでなければ、私服でも全く問題ありません。


オープンキャンパスでのチェックしておくべきこと

大学や専門学校といった進路選択の際のひとつのポイントとなるオープンキャンパスですが、ぜひチャックしてほしいポイントがあります。パンフレットでは知ることができない、学校の雰囲気や立地、教員の雰囲気などは学生生活を送るうえで非常に重要ですので、確認をしておきましょう。

確認すべきこと

  • 最寄り駅からの行き方
    これは事前に確認をしておきましょう。さらに、大学のHPやパンフレットだと「渋谷駅からxx分」のように記載されているが、実際には駅からバスを使用した場合の所要時間だった。「新宿キャンパス」と記載があるが、実際には新宿駅ではなく隣の駅だったということもありますので、必ず確認しましょう。毎日通うキャンパスですので、通学路の雰囲気やキャンパス周辺なども確認しておくとよいでしょう。

  • キャンパスの様子
    こちらも上記同様にパンフレットなどでは分からない情報のひとつですので、オープンキャンパスで確認しましょう。
    パンフレットで使用されている写真はキャンパスのなかでも一部のきれいな面ということが非常に多いです。また、留学生が溢れるラウンジの写真があっても実際に使われていないといったこともありますので、実際に足を運んで確認しましょう。

  • 学生の雰囲気
    最近のオープンキャンパスではほとんどの学校で「学生スタッフ」が活躍しています。大学の代表として選ばれた、もしくは率先して参加している学生ですので、優秀な学生が多いのです。学生と話す機会があればぜひ色々学校生活について聞いてみてください。私の経験上、学生スタッフが積極的に話しかけてくれるような語学系の学校などは、他の在学生もコミュニケーションが好きな人が多いです。反対に、イベントなのに消極的な学生スタッフが多い女子大学などは日常でも静かな雰囲気であったりと、大学の雰囲気を学生が表していることが多いです。

受験生はここを必ずチェック

  • 先生の専門・雰囲気
    具体的に志望校として検討している学校であれば、ぜひチェックしてほしい点が自分が志望する学部・学科の先生の雰囲気です。大学などは先生方の組織として「学部・学科」の力が大きいです。同じ文学部英文学科だとしても大学によっては外国人の先生が活躍している場合や、語学ではなくシェイクスピアといった文学が重視されている場合などがあります。さらに受験の面接などではその学科の先生が面接官となることもありますので、教員と話すチャンスがあれば「他大学と比較した学科の特徴」などを聞いておくことで面接対策にも繋がります。

  • 先輩学生のカリキュラムの様子
    オープンキャンパスでは先輩学生と話せる場面が多くあります。相談コーナーの利用や誘導の学生などに積極的に話しかけてみましょう。授業ではどのようなことを行っているか、時間割はどの程度の忙しさか、資格試験の対策はどのようなことをするかなどを聞くことで具体的な学生生活のイメージを持つことができます。

  • 総合型選抜・学校推薦型選抜の出願要件
    総合型選抜・学校推薦型選抜選抜で出願を考えている方は、オープンキャンパスの入試相談コーナーなどを利用して必ず「出願要件」を確認するようにしましょう。入試要項は毎年変更があるので、必ず最新情報をチェックしましょう。また、春休みなど早い時期に評定平均の基準・英検などの外部試験の基準などが分かれば、時間をかけて対策することができます。

  • 一般選抜の入試科目
    一般選抜での大学受験を考えている高校生は、必ず入試科目を確認しましょう。大学ごとに入試科目は異なりますので、各大学のオープンキャンパスで確認をしましょう。また、「国語」といった教科名でも「古文・漢文を含む」「現代文のみ」といった形で異なりますので、可能であれば入試担当のスタッフに質問し、曖昧な点は解消しておくことで効率的な受験対策が可能です。


まとめ:オープンキャンパスに必要な持ち物と注意点

以上のように、オープンキャンパスに参加する際には多くの準備が必要ですが、その中でも持ち物については事前に確認をしておきましょう。まずは、筆記用具やメモ帳を忘れずに持っていくこと。これらは学校の説明を聞いたり、質問をしたりする際に必要なものです。

次に、オープンキャンパスでは多くの情報を得ることができますが、それをどう活用するかが重要です。例えば、学校の設備やカリキュラム、学生生活についての具体的な情報を得るために、事前に質問リストを作成しておくと効果的です。情報収集は受験時の面接対策にもなりますので、オープンキャンパスで情報を集めて合格に近づきましょう。

さらに、オープンキャンパスでは自分が学びたい分野の先生や先輩達と直接話す機会もあります。その際には、自分の進路についての悩みや不安、具体的な質問を持っていくと良いでしょう。これらは自分自身の進路決定に大いに役立つはずです。

最後に、オープンキャンパスは自分の将来を考える大切な機会です。そのため、参加する日はしっかりと休息をとり、体調管理にも気を付けましょう。また、校舎内は冷房が効いていることが多いので、暑い日でも薄いカーディガンなどを持って行くと安心です。


大切!オープンキャンパス参加の受験生へのアドバイス

受験生の中で推薦系の入試で受験を考えている方は以下の点を意識してオープンキャンパスに参加しましょう。
かなりテクニカルな内容ですが、ぜひチェックしてみてください

志望学科の学科主任など有力な先生の情報を集める

面接の際に、「オープンキャンパスで学科主任の先生と話して、専門であるxxについて興味を持ち論文を読んだ、さらに自分はxxではないかと仮説を持ったため、大学のxx学科で研究したい」のように話せると、具体性・専門性などで高い評価を得ることができます。さらに、学科主任など有力な先生の学問分野は学科のなかでもメインとなるものが多いため、押さえておくと良いでしょう。

在学生に過去の面接で聞かれた内容をヒアリングする

入試の面接は例年同じ先生が担当になる場合があります。もちろん、複数の面接の部屋がありますので必ずしも同一の質問ではないですが、「学科として必ず聞く質問」などがある場合もありますので、過去の面接の内容をチェックすることで対策になりますよ。

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