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神戸ビーナスブリッジ&相楽園に行ってきました

こんにちはRYUです。お盆ですが皆さん、「墓参り」って行きますか?今年の盆休みは義母の初盆で、かつ義父の命日付近でもあったため、神戸にある義母・義父のお寺に行ってきました。ついでに供養もかねて?普段は行かなかった神戸の観光スポット「ビーナスブリッジ」「相楽園」に行ってきたので、今日はこちらの報告をしてみたいと思います。

三宮駅からバスで出発

さて、今回向かった「ビーナスブリッジ」「相楽園」の位置はこちら⤵。赤印が相楽園で、北側にビーナスブリッジがあります。地図で見るとすぐ近くですが、じつはこの間は急峻な山道。シニア夫婦に「登り坂」は厳しいので、標高の高い「ビーナスブリッジ」にバスで到着し、そこから徒歩で下ることにしました。結果から申し上げると・・賢明でした💦

三宮の「MINT」バスターミナルで「25系統 森林植物園行き」に乗ると、停留所は僅か3つ!「ビーナスブリッジ」で下車してください。

「バスの停留所3つなんて、すぐ着くでしょ?」と思うでしょうが・・・実はこの路線、本来大型車両が通ってはいけないレベルの、とんでもない山道です。つづら折りの登りヘアピンカーブが続き、急カーブやトンネルでは、対向車線まで使わないと通れません💦。普通の路線バスなのに、かなりスリリング!!」な旅を味わうことができます。バスマニアの方には、ぜひおすすめしたい路線です。ちなみにこの路線、運転しているのは土日祝のみなので注意してください。

絶景 キタ――(゚∀゚)―

そんなわけで「ビーナスブリッジ」バス停に到着。降りてすぐの「諏訪山公園ビーナステラス」で、既に神戸市街を見下ろす絶景が楽しめます。画像の左側にある緑の橋が「ビーナスブリッジ」ですが、ここにたどり着くには、「ビーナステラス」から徒歩でしばらく下る必要があります。

そしてこちらが最初の目的地「ビーナスブリッジ」!山肌から突き出す形のブリッジなので、ほとんど樹木に邪魔されずに眺望を楽しめます。ウチの奥さん、この場所に来るのは約60年ぶり。義父と来た思い出に繋がるなら、これも供養になるかな?

ちなみにこのスポット、夜景の名所でもあり、夜にはこんな情景!になるそうです。関西在住のカップルの方は、ぜひお試しください。ちなみにビーナスブリッジは通行無料です。

猛暑の中、日陰のないブリッジに長くは居られないので、取り急ぎ次の目的地である相楽園まで諏訪山の山道をひたすら下ります。登りに比べれば負担が少ないでしょうが、それでも猛暑の時期は暑くて大変です💦。トライされる方は、水分補給しながら頑張ってください。

約20分、山道を下って到着したのがこちらの「相楽園」。広さ20000㎡の日本庭園です。

現在の相楽園は神戸市立の庭園なんですが、元々は事業で成功した三田藩士「小寺泰次郎」の私邸でした。1911年に完成したんですが、戦災により後述する厩(馬小屋)以外はいったん焼失。その後、再興されて現在の姿になったそうです。

ここにたどり着くまでが猛暑だったので、まずは休憩します。凝ったスイーツを提供することで知られる「相楽園パーラー」に入店しました。

店内の窓からも雄大な日本庭園が見渡せます。都心部にこんな庭園が残っているなんて凄い!ですね。

さて、お目当てのスイーツは毎月、季節によって内容が入れ替わるらしいです。せっかくの機会なので私は「梅とメロンのパフェ」を試してみることにしました。

パフェを注文すると、到着前にパフェの内容を説明するお品書き?が届きます。梅にメロン??パフェにコリアンダーとベルモット??ホントに調和するのか分からない組み合わせなので、期待が膨らみます。

というわけで15分ほどでパフェが到着。スプーンに乗った結晶状の飴が目を引きます。

この結晶、なんと炭酸を煮固めた、溶けるとパチパチと音を立てる飴でした。シニア世代の方なら、昭和の時代に市販されていた「テレパッチ」「ドンパッチ」というお菓子を覚えているかも・・・

パフェに振りかけると、パフェの水分が反応して長い時間、パフェからパチパチと音がします。視覚・嗅覚・味覚だけでなく聴覚に訴えるメニュー・・ということですね。発想がすごい。

味の方は・・・実に高度に計算された「大人のパフェ」でした。甘さは極限まで控え目。そこにシソやコリアンダー、ベルモットのスパイシーなフレーバーが次々にやってきます。梅酒や味醂という和の食材で作ったサバランも、体験したことがない和と洋のハーモニー。さらには、先ほどの「パチパチ音」がずっと続いていて、パフェ自体が生きているかのようです。スイーツ好きの方には、是非一度、体験頂きたいパフェでした。

奥さんがオーダーしたのは、こちらのタルト・ミルティーユ。チーズタルトにブルーベリーの組み合わせですが、こちらも極限まで甘さを抑えて、素材の味を前面に出そうというパティシエの意気を感じる一品。噂通り、素晴らしいセンスのスイーツでした。ご馳走さまでした。

いよいよ庭園へ

パフェを食べて涼んだので、ではいよいよ庭園を見てみることにします。パーラーから一番近いところに立っていたのは、重要文化財の「旧ハッサム邸」。こちらは1902年に中央区北野に建てられ、その後1961年に相楽園に移築されたそうです。阪神震災でも、一部破損しましたが倒壊を免れました。手前にあるレンガの塊は、震災時に落ちた煙突!だそうです。

隣にあるのは、唯一戦災を逃れた馬と馬車の厩舎です。創立した頃はまだ自動車が普及していない時代ですから、富裕層も移動はもっぱら馬車。車庫=馬小屋だったわけですね。ちなみに2階は乗組員の宿舎だったそうです。

庭園の中に進んでいくと・・・噂通りの、なんとも雄大な池泉回遊式日本庭園。見ごたえがあります。樹木のほうも珍しい蘇鉄の大木や、樹齢約500年と伝えられる大クスノキがあり、樹木ファンも喜びそうです。

池の上に掛かるこちらの建物は、重要文化財の船屋形。川御座船(かわござぶね)の屋形部分だけが陸上げされたもので、原型の船は1682~1704年の間に作られたそうです。富裕層が川面を眺めて楽しむ、風流な場だったようです。なんとも贅沢です。

庭園側からパーラー側を見るとこんな情景に。この施設では結婚式・披露宴も行われており、この日も庭園内で記念写真を撮影しているカップルがいました。東京で言えば椿山荘や雅叙園みたいな場なんでしょうね?数年前に再婚した私も披露宴してみるかな??👍

以上、ビーナスブリッジから相楽園までの小さな旅をご紹介しましたが如何でしたか?今回ご紹介した「ビーナスブリッジ」「相楽園」は素晴らしい眺望だったし、しかも全く混雑無し!空いてました。穴場感があるこちらのコース、機会がありましたらぜひお試しください! (RYU)