見出し画像

7時間耐久自動車レース「JOY耐」に参加してきました

こんにちはRYUです。唐突ですが、皆さんの趣味は何ですか?運動オンチでスポーツ嫌いな私は、もっぱらインドアの趣味が多いです。そんな中で、唯一のアウトドアの趣味?がモータースポーツ。先日、年に一度の7時間自動車耐久レース「JOY耐」に参戦してきたので、今日はこちらの報告をしたいと思います。

会場まで500km

画像1

※Navitime
会場となるのは栃木県にある「ツインリンクもてぎ」サーキット。アドパブリシティが所在する名古屋からは約500kmの距離になります。新幹線の東京=新大阪間と同じくらいの距離で、高速道路をフルに使っても6時間くらい掛かります。集合時刻は栃木にAM11時!だったので、無理せず途中で1泊して翌朝現地に到着しました。睡眠不足のままサーキット走行するのは危険なので、極力避けるようにしています。

画像2

既に各チーム到着していて、我々は遅い方でした。到着したらまずはピットにレースカーと必要な工具、装備品を入れます。

画像3

ヘルメットやグローブ、レーシングスーツは全て規格が決まっていて、燃えない素材で出来ています。ちなみに私のヘルメットはサイン入りで「誰のサイン?」と良く聞かれるんですが、レースドライバーのサインではなく「武井咲さん」のサインです。過去、お仕事でご一緒したので♪

レースカー到着

画像4

ここで我がチームのレースカーが到着。トヨタ・スターレットのレース仕様車で、1.3リッターの4Eエンジンを搭載しています。100PS前後の出力で、今回出場するクラスでは下から2番めのパワーです。ストレートでの最高速度は180km程度なんですが、今回はレース前にエンジンのオーバーホール(分解メンテ)を行ったせいか?若干パワーアップした感があります。

画像5

こちらが運転席です。シートが1つしかなく、軽量化のため内張りが剥がされています。強烈な横Gに耐えるバケットシートと、5点式のシートベルトが装備されます。装備完了すると、全く身動きが取れなくなります(汗)。よく聞かれるんですが、エアコンは付いていません。

画像6

車両の確認を終えた後は予選用のタイヤに交換。「Sタイヤ」と呼ばれる、表面が熱で溶けて強力にグリップするタイプものが使用されます。予選用はグリップ重視のソフト・コンパウンド、決勝用は耐久性重視のハード・コンパウンドタイプを使います。

画像7

ドライバー以外に、給油時のサポートやピットでのタイム計測などをお手伝いしてくれるスタッフが参加しています。レースクイーンはいませんが女性もいますよ。ドライバーの奥さんですけど・・・。

画像8

さて、予選については話を端折りますが、参加73台中の60位で予選終了しました。Class2では参加12台中、10位からのスタートです。参加者の平均年齢はかなり高めなんですが、レースを長年経験されている方が多いだけに皆さん速い!私は過去のレース経験が全く無いので、最初はついていくだけで大変でした。ダンスの経験がなかったJIN君が、トップダンサーだらけのBTSの中でやってきたようなものか・・・なんて余計なことまで考えてしまいました(汗)。

そして決勝当日

雨の予報だったのですが、レース決勝の日曜日は奇跡的に晴れました!路面が濡れれば当然ながらスリップしてコースアウトするリスクが増えるので有り難いです。ただ・・・ドライバーは車内の猛暑と戦うことになります。

画像9

過酷な7時間耐久レースなので、毎年トラブルも色々発生します。今年はエンジンのオーバーホールもやったし大丈夫だろうと思っていたら・・・

出走直前になってトラブル発生

やはり人生は簡単には行きません(笑)。ピットロード上でエンジンが始動しなくなりました(汗)。規則上、ガレージに戻せないのでその場で作業。電気系を順に確認しますが原因が分からない・・・。

画像10

15分ほどかかってやっと原因が判明したのですが、なんとバッテリーの+端子につながるケーブルが切れかかってました。すぐ修理できる箇所でよかった。

画像11

紆余曲折ありましたが、やっと我がチームのクルマがスターティンググリッドに並びました。そして・・・

決勝スタート!

AM9:15にスタートして、給油しながら7時間先のゴールを目指します。コース上には73台ものクルマがいるのでスタート直後は芋洗い状態。なんとも走りにくいです。

画像12

さらに・・・このコース、ご覧の通りコーナーだらけ。直線部分が少なく、常にシフトダウン/シフトアップの繰返しなので、ドライバーも大忙しになります。

画像13

いつも練習走行している御殿場の「富士スピードウエイ」はこんな感じ。コーナーの数の違いをわかって頂けると思います。ちなみに走っていて楽しいのは「もてぎ」の方です。

画像14

そして自分の出撃の時がやってきました!

私が担当する第4スティントは30周ほど。80分くらいの走行になります。予選の際にチームメイトとミーティングした結果、ブレーキ/シフトダウンのタイミングを変えてみることに。普段は30周なんてまとまった周回数を走れる機会はないので、決勝とはいえ習熟走行の良い機会です。

画像15

給油を終えた後、ピット上でドライバー交代します。窓の泥汚れが酷かったので、拭いてもらいました♪ さあ楽しんできますよ♪

画像16

一気に5秒ほどタイムアップ♪

予選では1周あたり2分40秒くらいのタイムだったのですが、走り方を変えたのが大成功♪ 最後は2分35秒台に入りました。予選よりタイヤの条件は悪いので、私にしては上出来です。そして16:15にレースは終了!結果は・・・

画像17

過去最高のクラス6位!

我がチームの順位は出走73台中の38位。同じクラス内では12台中6位という過去最高の結果でした!周回数(144周)も過去最高です♪良かった♪

画像18

幸い決勝スタート以降はドライバーもクルマもトラブルがなかったですし、4人のドライバーも好調なペースで周回できました。最後にはクラッチが滑り始めていたのですが、ゴールまで何とか持ちこたえてくれました。素晴らしい充実感で撤収します♪

画像19

【追記】レース終了後に片付けが終わったのは18時過ぎ。ここから一気に名古屋まで自走するのは体力的に危ないので、東京で後泊することにしました。翌日は「ARMY」である奥さんの希望で、池袋サンシャインのBTSショップと、青山のBT21ショップ、さらに新大久保を訪問。3日間に渡ってサーキットで手伝ってくれたので、奥さんも慰労しました(汗)。

画像20

そんなわけで、年に1度のモータースポーツイベントが無事に終了しました!この趣味、ドライバーだけでは参加できないので、良い結果で終えられたのはサポートしてくれたチームの皆さんのおかげです。チームメイトの皆さんに感謝!来年もできれば参加したいと思います。 (RYU)