見出し画像

【まとめ】最近の名古屋のローカル広告をまとめてみたら、時の流れに気づいた。

こんにちはRYUです。みなさんご存知の通り、広告には全国に発信されるものと、限定された地域だけに発信されるローカル広告があります。アドパブリシティが所在する名古屋でも、地元出身の有名人が出演するローカル広告は多いです。今日は、そんなローカル広告の最新事情をお届けしたいと思います。     ※名古屋市単体ではなく、東海3県へのローカル広告とします。

一番手は「中部電力」が昨年からOAしている「暮らしレボリューション」CMです。出演は小栗 旬さんと、名古屋出身の武井 咲さんで、全4作が制作されています。武井さんの産休後のCMは、おそらく全国OAでは「ハズキルーペ」だけですから、貴重なCMと言えるかも。このCMで武井さんは局アナの役なんですが、ピッタリ!と思えるほど大人の雰囲気になりました。10代の頃に仕事でお会いしたので、個人的にも感慨があります。

次も中部電力のCMです。ラグビー日本代表選手、田村 優さんを起用した、グループ再編を告知する企業広告。希少な60秒素材です。

ラグビー日本代表は昨年「ワンチーム」が流行語になったので、グループ内の連携を訴求する広告には好適なんでしょうね。ちなみに、なぜ田村さん?と思ったのですが、地元・愛知県の岡崎市出身でした。岡崎市は徳川家康の生誕の地で、キャイ~ンの天野さんやキンタローさん、歌手の岡村孝子さん、F1レーサー中嶋 悟さんなど、有名人を多く輩出しています。

さて、電力会社に対抗する立場にあるガス会社、「東邦ガス」のCMはこちら。

東邦ガス「私のこたえ」CMで、現在5篇が制作されています。起用されたのは、名古屋市出身のフィギュアスケート選手「浅田真央」さん。CMの舞台は一般家庭なんですが、浅田さんは奥さん役/娘役を務めるわけではなく、「真央ちゃん役」のままです。設定に無理がないので、企業のメッセージが伝わりやすいと思います。

「武井 咲さん」「浅田真央さん」は、全国区のCMにも出演できる知名度を持ち、かつ地元でも愛されている横綱クラスと言えるでしょう。

このお2人の次に、露出が多いと思われるのが地元のアイドル「SKE48」です。

こちらは蒲郡市のレジャー施設「ラグーナ蒲郡」の冬季CM。クリスマス期のイルミネーションを中心とした訴求で、出演とCM曲は SKE48の「ちゅり」こと高柳明音さんです。高柳さんは名古屋市出身で、今年3月15日の横浜アリーナでのコンサートで卒業予定だったのですが、なんとコロナウイルス対策の一環でコンサート中止!になってしまいました。

画像1

SKE48を起用するローカル広告は非常に多く、昨年の参議院選では愛知県選挙管理委員会の投票促進PRポスターにも、メンバーの3名(松井珠理奈・須田亜香里・後藤楽々)が選ばれています。しかし・・・名古屋市出身の後藤さんは昨年卒業してセントフォース所属に。知多市出身の松井さんも卒業を発表。現役で残るのは、SKE最年長の須田さん(名古屋市出身)だけになりました。ちなみに須田さん、もっぱら「NGなし」の体当たりキャラで知られていますが、名古屋の令嬢が集まる有名私立女子高「金城学園」の出身です。

現在の名古屋にはSKEの他にも、ローカルのアイドルグループが多数あります。そんな中でも地元メディアへの露出が多い、「dela」を起用したCMを紹介しておきましょう。

岐阜県の企業が運営するECサイト「FIT HOUSE」のCMです。このCMでセンターになっている沢口愛華さんがミスマガジン2018グランプリに選定されたので、全国区でも認知度が上がったかも?

さて、ここまで紹介してひとつ気づいたことがあります。昭和から平成にかけて多かった地元のプロ野球チーム「中日ドラゴンズ」の選手を起用した広告が、自社校以外ではあまり見当たりません。やっと見つけたのが、名古屋市交通局の地下鉄延伸告知CMです。

岩瀬さんと福留さんが若い!

20代前半と思われる、初々しい姿です。思えば昭和の時代、名古屋ではドラゴンズの選手の広告がとても多かったんですが、気がついたらめっきり少なくなっていました。・・東京などと比較すると、未だに名古屋はシーズン中のTV中継が多いんですが、思わぬところでプロ野球の人気ダウンを痛感させられてしまいました。これも時流の流れですから、仕方ないんでしょうね。

次の機会には、長年にわたって名古屋でOAされてきた、「レジェンド系ローカルCM」をまとめてみたいと思います。ではまた~!  (RYU)