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初めてクラウドファウンディングをしてみて感じたこと。そしてこれからの話

昨年12月中旬、Polcaを使って初めてのクラウドファウンディングにチャレンジしました。

『Polca』は『CAMPFIRE』や『MAKUAKE』のような大規模なクラウドファウンディングとは違い、支援を受けられる上限額が30万円までという、いわゆる少額クラウドファウンディング。家入一真さんが率いる『CAMPFIRE』と同じグループでもある。

今回、支援を募った名目は「子ども達のユニフォーム代」

クラブの子ども達が揃えることになった2枚目のユニフォーム代に充てますのでご支援願えませんかという内容で、Polcaを使って支援を募ったわけです。

アベノミクス効果で好景気が戦後最長だとか言っているけれど、そんなの嘘に決まってる。僕ら庶民には全く実感ないし、あらゆるデータを改竄し続けていた人達にそう言われたって、ハイそうですかとは、簡単に同意できるわけもない。

実際、うちのクラブにも経済的に恵まれない子やその他もろもろ、様々な事情でユニフォーム代をすぐに出せないご家庭が一定数以上いる。月会費だって、数ヶ月払ってもらえてない子も数名いるわけです。

そんなことや、その他の事情も色々… 正直なところ、全員からすぐに費用を全額徴収することができないことがわかっていた。だから禁じ手かもとは思ったけれど、子ども達には全員同じタイミングでユニフォームは渡してあげたいし、僕の自腹で負担できる額はとうに越えてしまっていたので、今回、この少額クラウドファウンディングにチャレンジしたのでした。まずこれが、一番の大きな理由。

実はあともう一つあって

それは
クボタダイスケという人間にどれだけの信用があるのかを知りたかった、というのもある。

以前まで、自分はクラウドファウンディング自体に懐疑的でした。
「人様に支援してもらうなんてカッコ悪い」とか
「いや、そんな費用は自分で負担するものじゃないか」って。

でも、ある人が「支援をしてくれる人は、そのプロジェクトだけにお金を出すのではなくて、支援を募っている人が持つ『信用』を、前もって買うものなんだ」
と言っていて。

あぁ、確かに…と思った。
いくら高尚なプロジェクトでも、いくらキラキラした理由でも、いくら魅力的なリターンがあるとしても、その人に対しての信用がゼロだったら、支援など最初からする気も起きないですよね。

こんな軽薄でいい加減でおちゃらけた僕に、果たしてどれだけの信用があるんだろう。素直に、それを知りたかった。
こうして
かなり不安でドキドキもしながら、1ヶ月の支援募集期間がスタートしたのでした。

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正直なところ「3000円〜5000円くらいしか集まらないんじゃないか」と、最初は本気で思ってた。
Polcaを使っている他の人の支援達成金額を見ても、目標金額に届いている人はあまり多くなかったし。

ただ、フタを開けてみたら…

全国各地にいる僕の仲間たち、知り合いの人たちが、たくさん支援してくれた。
知り合いだけでなく、たった一回試合をしただけの人や、SNS上では繋がっていたけれど面識はなかった人、それどころか、今まで何も繋がりのなかった人までもが、支援をして下さいました。

高校時代の同級生が連絡してきてくれて
「Polcaで手続きするの面倒だから振り込むよ!」と言って振り込んでくれたり、ある日の試合会場で会った方は「今、手渡しで渡していいですか」なんて言ってくれたり。

中学の時のある同級生も支援してくれて、それがキッカケで久しぶりに一緒に飲んだ。久しぶりに会った彼は、社長になっていた。すごいなー

支援してくれるだけでなく、SNS上でこのプロジェクトを拡散してくれた方も。

1ヶ月が経ち、結果 … 計46名の方が支援をしてくれて、合計金額は136750円。当初の想定を大きく上回る金額を、皆さんから支援して頂きました。

人のあったかさ。人の有り難さ。
これまでの人生で、それがここまで身に沁みたことは、そうはない。
みんなのあったかさが、本当に嬉しかった。

今回集まったこの金額が、僕の信用を測るにあたって多いのか少ないのかはわからない。
でも、少なくとも僕には充分すぎる「あったかさ」を頂いて、もう感謝してもし切れないし、支援のリターンとしても掲げていたお礼動画も早く撮らなければ…と焦ってるところ。

そしてもちろん子ども達のために使い、なおかつ貰った「信用代」を、ここから自分の行動で返していかなければいけない。返すというか、信用に足ることをしていかなければと思ってます。

今は信用を貯金していく《貯信時代》なんだ(キングコング・西野亮廣)

これまで貯めてあった信用を僕は今回少し使ってしまったのならば、またこれから、新たな信用を積み重ねていかなきゃいけないし
貯めた信用、積み上げた信用、あると思っていた信用も、何かの粗相であっという間に崩れ落ちる。それも重々、肝に命じておきます。

皆さん、本当にありがとうございました!

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今回のことで、一番強く実感したこと

人に支援されると、自分も、誰かを支援したくなる。
この想いに、初めて気づいた。

不思議なもので、これ本当にそう。人にもらったあったかさを、自分も誰かに分けてあげたいって思った。
分けてあげるというか、自分も、誰かにあったかさをあげたい。自分が信用できる誰かのために、その人のために支援したいって、本気で思えるんですよね。
実際、ある人に支援もした。少ないけれど。

お金ってこうして回っていくのかな、とも思ったり。家入一真さんが提唱する「なめらかにお金がめぐる社会」という言葉も、自分が支援を受けてみて、そして支援したくなる気持ちがわかって、初めて共感できたのです。

なめらかにお金がめぐる社会(家入一真氏)

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これからのこと

実は近々、コーチ達のユニオンを作ろうと計画をしてます。
フリーで活動しているコーチ達の立場は、非常に不安定な状態が今までずっと続いてきている現状がある。

理不尽な扱いや、不当な解雇をされるケースが後を絶たない。自分も、某高校でそういう目に遭ったことがあるし。

そういう時に力になれる、そして相談できる場所、一緒に解決していける組織を作ります。種目は問わず、フリーランスで活動しているコーチや、部活の外部コーチ達が連帯できる、労働組合的なユニオンを。

その「コーチユニオン」を立ち上げるために、次回、今度は少額ではなく本格的なクラウドファウンディングに、改めて挑戦したいと思ってます。

それで信用をかなり使い果たしてしまうのかもしれない。いや、最初から信用されないかもしれないけれど
そんな理由のためなら支援したい、そんな面倒なことに首と足を突っ込んでいく久保田なら信用できる、支援したい、と思ってもらえるように、本気も本気、人生を賭けるくらいの本気でやろうと思ってます。

なのでその時はまた、少しだけ、僕を信用して下さい。
そして、力を貸して下さい。

最後にもう一度
今回支援して下さった皆さん、本当にありがとうございました!

・・・

と、言いつつ

・・・

ユニフォームの件、まだ継続していたりして!

Polca、くぼっちプロジェクト

そう、まだ目標金額に満たなかったので、このプロジェクトは実は細々と継続してます。
もしよろしければ、覗いてみて下さい(しつこい)


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子ども達にサッカー教える仕事してますけど、サッカーより女性とBOØWYとGuitarと釣りのほうが3億万倍大好きです。たぶん、現場不適合者です。だって試合そんなに好きじゃないし。そんな不遜なサッカーコーチだからこそ見える、少し変わった景色と視点を書いていこうと思います。
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