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LOGOS

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LOGOS。言葉のチカラ
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#コーチ

伝える人、であるために

サッカーコーチの役目が「サッカーを教えること」だと思ってしまっている人がまだまだ多い気がして、それだとどうしても、コーチ → 選手 への一方通行な指導になりがちだし、教え過ぎにもつながるし、いろいろとズレも出てきてしまう気がします。 最近特に思うんですが、コーチは「サッカーを教える人」ではなく、サッカーの楽しさや奥深さを「伝える人」だと思ったほうがいい。 「何を伝えるのか」を掘り下げて考える 思索 をまずコーチがしなければいけないし、そもそも「サッカーとは何か」という原理

選手を輝かせる魔法の言葉

高校生を指導し始めてから、ほぼ1ヶ月。 この1ヶ月、彼らには、それぞれが《一番大事》とか《好きだな》と思うプレーをやっていいんだよということと、サッカーには《失敗する自由がある》ことを伝えただけ。 細かい技術的なことや戦術的なことは、一切言ってない。そんなのはもっと後でいい。 プレーのたび、彼らが何かチャレンジしたりした時には「素晴らしい」「わぉ」「うま!」と驚嘆し、地味で何気ないプレーでも、何か意図のあるプレーや姿勢を見せてくれた時には「よくやった」と。 そしてどんな

教科書には載っていないことでした

いつかのTwitterで見つけた画像。 こんなコーチになりたいと、ずっと思ってる。 子ども達にはサッカーを通じて関わっているけれど、将来あの子達が大人になった時に「人として大切なことはあの人に教わった」と言われたいし 普段、自分は子ども達に対しサッカーのイロハや戦術などを決して教え込まないけれど、でも「サッカーのことは、あの人に全部教わったよね」と言われたい。 そういえば、5年前に亡くなった僕の父はとても寡黙な人で、僕に対し多くを語らなかった。でも僕は、大切なこと