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自分のこと、仲間たちのこと

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僕のこと、そして仲間たちのこと。あと旅のことも
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#コーチ

あしたのために

前回の記事で、自己開示の必要性について書きました。前回の記事はこちら↓↓ https://note.com/adlibler/n/nefe72e4da682 いくら何かを伝えようとしても、何かを始めようとしても、自分がどんな人間かを知ってもらえないと何も伝わらないし、少しでも魅力を感じてもらえなければ興味なんて1ミリも持ってもらえない。 なので今回は僕の自己開示、つまり現時点での最新の自分、どんな変遷を辿って今ここにいるのか。そんな自己紹介を書きたいと思います。 僕は、1

すばらしい日々

2年前の5月31日。20年以上も前に自らが始め、それまで長年かけて創り上げながらずっと続けてきた環境から、その日とうとう離れることになった。 明らかに人生の節目、ターニングポイントでもあった。さすがに、やっぱり少し悲しかった。 その夜、懐かしい教え子たちがZoom飲み会を開いてくれた。あの子達のそんな優しさにも触れ、やっぱり生きててよかったと心から思えた。その日だけでなくその代だけでなくいくつもの代の子達が、察して何も言わずに付き合ってくれた。 あの頃は「もう指導者とかいい

最初のコーチと最後のコーチ。最初で最後のコーチ

最初のコーチ自分は昨年までずっと、幼稚園児や小学生のクラブでコーチをしてきました。 幼稚園児や小学生に携わるということは、当然、そのほとんどの子が「うちのクラブ」でサッカーを始める子ばかり。 つまり、彼ら彼女らのサッカー人生において、僕は「最初のコーチ」になるわけです。 これは当時からよく言っていたことだけど、最初のコーチということは、とても責任重大ですよね。 「サッカーの第一印象」がそこで決まるわけだから。 「俺はこの子達にとって最初のコーチ。だからヘタなことはできな

「引退なんてするな」なんて、軽はずみに言っててゴメン

5月1日(土) 高校生のインハイ予選。 勉強に熱心な高校だから、例年、3年生はこの時期での引退が恒例になってしまってる感じ。今年の3年生も、全員じゃないけれど、このインハイ予選を負けた時点で引退、と決めてる選手も多い。 引退という言葉を高校生が使うのどうかと思うし、やはりせめて選手権まではやってほしいから僕も「引退なんてまだしなくてもいいじゃないか」とつい言ってしまうし、実際、試合前日の練習でも彼らにそう話したのだけれど この日の2回戦。ある3年生の選手が、自身が初めて

自由、解放、熱狂 〜 君だけのコーチ ・ 丸山龍也 編 を開催しました

7月25日、新横浜にて『 君だけのコーチ・丸山龍也 編 』を開催しました。 丸山龍也 プロフィール【 来歴 】(Wikipediaより) 中学卒業後に高校定時制課程へ入学し、高体連やクラブユースなど一般的な高校生が所属するクラブには属さず、午前中に社会人チームで練習して午後から通学という生活でプロサッカー選手への道を模索。 その後、アルバイトでベトナムなど国内外でトライアウトを受け、高校卒業と同時に岩手県からJリーグ入りを目指していたアンソメット岩手・八幡平と契約。 しかし

あしたのために、その2

日本で初めての《 コーチのための労働組合 》をつくりたい ここ数年、そう思ってはきたけれどなかなか行動に移せず、ずっとウダウダしていました。 これまでの自分僕は個人事業主のサッカーコーチとしてずっと生きてきたけれど、今思えば、それはあくまでも日本サッカー協会が用意してくれた仕組みの中で、そしてこれまでの慣習や土壌という、既に先人たちがつくってくれていた環境の中だけで仕事をしていただけ。 時にはそれに恩恵を受け、時にはそれに不満をぶつけ批判をし、でも、自分で何かを変えると

コーチのための労働組合・コーチユニオンをつくるため 〜 クラファンを開始しました

日本で初めての『コーチのための労働組合・コーチユニオン』をつくりたい ご報告と、お願い 長年の念願だった『 コーチのための労働組合・コーチユニオン 』実現のために、本日(7/19)から、クラウドファウンディングのプロジェクトを開始しました。 種目を問わず、日本のスポーツ界を支える多くのコーチ達。その中でも、部活の外部コーチや、一年ごとの契約で非正規として雇われながら活動している多くのフリーランスのコーチ達、また自分でクラブを立ち上げ、クラブ代表として奮闘している方の 権

教科書には載っていないことでした

いつかのTwitterで見つけた画像。 こんなコーチになりたいと、ずっと思ってる。 子ども達にはサッカーを通じて関わっているけれど、将来あの子達が大人になった時に「人として大切なことはあの人に教わった」と言われたいし 普段、自分は子ども達に対しサッカーのイロハや戦術などを決して教え込まないけれど、でも「サッカーのことは、あの人に全部教わったよね」と言われたい。 そういえば、5年前に亡くなった僕の父はとても寡黙な人で、僕に対し多くを語らなかった。でも僕は、大切なこと