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すごいアドリブ力!023「共感のアドリブ力」

こんにちは、くらです。

(いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、Michiさんの画像です。ありがとうございます。)

カウンセリングを勉強したとき、共感が大事、ということを教わりました。まあ、そうでしょうね、とその時は特に疑問にも感じなかったのですが、この共感、結構難しいのです。

話し手の言葉にすべて同意することなのかな、と最初は思っていましたが、違いました。話し手の、心の奥にある感情を感じ取り、寄り添うこと。ロールプレイでもやったのですが、なかなかうまくいきませんでした。

先生からは、「だめ!全然寄り添ってない!」というきついお言葉。そういわれましてもどうしたらいいのでしょう?という感じでした。
共感とはどういうことか。

「あたかも自分が話し手になったかのように想像し、感じ、その感情を味わうことをいいます。
私たちが抱くさまざまな感情は、人との交流の中で自然に生まれてくるものです。その感情をそのまま表現するかどうかは、そのときの状況やその人の性格などにより異なるでしょう。

表出された感情はそのまま受け止めればいいのですが、問題は心の中で押し殺されている感情です。表現されていなくても、その人の心の中にはさまざまな感情が湧いています。その心の奥にある感情を感じ取ることが、話を聴く重要なポイントになります。

相手の感情を感じ取るときに、ヒントを与えてくれるのが『非言語的コミュニケーション』と呼ばれるものです。

これは、言葉ではない表現のことをいい、ノンバーバルと呼ばれることもあります。声の調子の高低や強弱、しぐさ、表情のほか、服装や髪型なども含まれ、メッセージは七~八割が非言語的コミュニケーションで伝えられるといわれています。

相手が発信してくるメッセージを、五感を働かせて受け止め、相手のことを理解しようとすることが、共感的理解なのです。」
(『はじめての傾聴術』古宮昇(ナツメ社)より引用)


ここに書いてあることは、カウンセラーのみならず、一般的な人と人のコミュニケーションにも大事だと感じます。組織でも、リーダーや上司から部下へのコミュニケーション、先生から生徒へのコミュニケーション、友達・恋人同士のコミュニケーションなど、あらゆるコミュニケーションに大切です。

共感することで、相手は受け止められたと感じ、心を開いてくれる可能性が高まります。常に意識したいことです。

今回もお読みいただきありがとうございました。

「今日の一言:共感は、相手を理解するアドリブ力」

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