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人生を切り開く言葉13「強い思いが道を開く」

こんにちは、くらです。

強く思い続ける人が最後に夢を達成する、という話は昔からよく聞いていました。

その度に、思っているのに叶わないのは、思いの強さがまだまだ足りないからなのだ、とあきらめたのをよく覚えています。

「弘法大師空海にもこういう言葉がある。

『誓心決定(せいしんけつじょう)するが故に、十方(じっぽう)の諸仏、皆悉(みなことごと)く証知(しょうち)し給う」

心に誓うものを持ち、それを成さんと心から決心すれば、仏さまが皆応援してくれる、ということである。

現代の哲人二人も同じ意の言葉を残している。

『新しき計画の成就はただ不屈不撓(ふとう)の一心にあり。さらばひたむきに、ただ思え、気高く、強く、一筋に」ー中村天風

『人はその一心だに決定すれば、如何なる環境に置かれようとも、何時かは必ず、道が開けてくるものである』ー森信三

二千五百年前から現代まで、覚者たちは一様に心の力の大事さを説き、心の持ちようが人生を開く鍵であることを教えてくれている。」

(月刊到知2020年2月号 特集「心に残る言葉」より引用 P7)

昔から、偉人たちは皆同じことを言っている。

強い思いは必ず実現する、と。

実現しない思いは強さが足りないのか、というと、そういう問題ではないらしい。

では、思い、とは何か。

偉大な成功者の話を読んだり聞いたりすると、ほとんどの人が、一度ならず何度もどん底へ落ちる経験をしている。

それでもあきらめない。

それは、きっと、辛くても厳しくても、それを本人がやりたくてしょうがないからだ。

誰にほめられることもなく、誰に認められることなくても、いつの間にか、それをやっているほど、つまり、好きなことなのだ。

だから、辛いからやめよう、なんてことはない。

やりたくて続けている、それが本人にとって当たり前のこと、それが、思い、なのだと思う。

前誌の最後に道元の言葉の紹介がある。

「『自未得度先度他(じみとくどせんどた)』

自分は未だ悟っていないが、悟った分だけ人々を救っていくことが大事だ、ということである。人間学を学ぶ者として心に残すのみならず、実践躬行(きゅうこう)したい言葉である。」(前著より引用 P7)

今目の前のことに集中し、感謝できるなら、それが人にも伝わり、周りにも感謝が広がっていく。

人生の高みに登るとは、そういうことなのかもしれない。

今回もお読みいただきありがとうございました。


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