「ストレスと適応障害」を読んで。

・背景

気持ちがずっと落ち込み続けているが、どうしたらいいんだろう?と思い衝動買いしました。

本に掛かっていた帯に惹かれたのもあります。
(まあ、誰にでも当てはまりそうなことが書いてあるのが常なような気もしますが)

・感想

読み終えてから買って良かったと感じてます。

お金を払ったからそう思うとかではなく、読みながら「この先が知りたい!!!」って思う所がたくさんありました。

1章の終わりに、

「どんなに相談したり、「〇〇した方がいいよ」って助言をもらったりしても解決するのは自分自身しかいない」

ということが書いてあり、「まさにそれが今一番困ってる!!!」ってなりました。笑

解決法としていくつか書かれてましたが、私が以前にやっていたことも書いてあり、「やっていて良かったんだ」と思いました。

いくつか書いておきます。

・結果の評価ではなく、自分の努力にプライドを持つ。

人は自分が大切に思っていることを貶されることが一番傷つくと書いてあります。

自分がやったことで相手に喜ばれるという人は

自分がやったことに対して「これなら誰でも納得するだろう!」と自信を持ってできたことでも、「こんなのダメ、やり直し」というようなことを言われると、ぽっきり折れてしまいます。

結果に対してプライドを持つのではなく、自分が最大限やれることをやったんだということにプライドを持つことで何も傷つけられることはないと書いてありました。

*これに関しては意識はしていないが無意識のうちに「やれることをやろう」というような意識があったと思います。でも、やったことに対して、いちゃもんをつけられるとどこがダメなんですか?と目上の人でも普通に聞くことをしてます。笑

・いい所探しをする

必ず物事にはいい所もあれば悪い所もあるので、全てに関してダメだとは思わずにいい所探しをする。

*以前はnoteで日記という形で「今日のいいこと」コーナーを作ってやってました。最近はやれてませんが、気付かぬうちに心にとってプラスのことだったのかもしれないと思うともう一度やろうかな?っておもうようになりました。

・悩みは2つ

・葛藤
・解決できない問題

の2つです。

葛藤は「こうしたいけど、こういう問題があるからできない」というような状態。

例として、

会社に出社しなければ生きていけないが、会社に行けば上司に怒られるのが怖い

という状況である。

この状態で、「会社に行け」と言われても、「行かなくてもいい」と言われても片方の問題は残ってしまう。

どっちかによった意見を出すのではなく、「なぜ?なぜ?」と問い続けることで表面的な問題ではなく、本質的な問題が出てくる。

他にも有効な方法として、問題の点数付けや問題が解決したとしてどうしたいか?などがありました。

点数付では、「会社にどのくらいいきたいのか?」「上司に怒られるのはどれだけ嫌か?」というような質問に対して、0~10点で点数付けを行い、「なんでその点数なのか?」、「もう一点アップするのはどういう状況か?」などを考えるといいと書いてあります。

「もし〇〇」という考え方は、「自分が問題に対してどうしたいのか?(解決の方向性)」「どう問題を解決するのか?(望んだ解決方法)」を導き出すのに有力です。
「解決したとしたら何が要因でしたか?」、「解決したら自分はどう変わりますか?」、「解決したら何がしたいですか?」、というような質問方法がある。

「葛藤」、「解決できない問題」どちらにも有効な方法です。

自分一人でやるのもいいが、他人に質問してもらうのもいいかもしれない。

*ゴールを設定して問題に対して取り組むというのは、前から知ってましたが、その時は「そんな思ったことなんて思い通りにならない」と思ってましたし、今も思っています。笑

しかし、この本を読んで、今こそダメ元でもいいので考えてみようと思いました。

・最後に

読み終えてから「最近の本なのかな〜」って思って、発行の年月日を見ると、なんと、2013年でした。

ちょっと驚きです。

ここ5年くらいの問題かな?って思ってましたが、そうではないみたいです。

近い部類の本を読んでいるからなのか、フランクルの「夜と霧」という作品が度々出てくるので読んでみようかなって思いました。

この本は最近読んだ中でも、How to 感が強い本でしたが、精神不安な状態だとどうしても答えを求めたがるような気がしているのでなおさら救いの手となるような本なのかなって思いました。

この本は表紙にも書いてある通り「辛い時期を乗り越える技術」なので辛い人はダメ元でもいいので読んでほしいなと思いました。

では。





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