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ミッション・ビジョンに則した経営が影響していること

アディッシュ株式会社の江戸です。
前回、「ミッション・ビジョンに込めた想いを経営で実現していく。アディッシュのミッションドリブン経営について」を、お話しさせていただきました。
今回は、ミッション・ビジョンがあることで、アディッシュの経営にどのように影響しているのかお話ししたいと思います。


ミッション・ビジョンなど根源的に立ち返るものがまとまっていると、ある意味すごくカラーが出ると思っています。
「自分たちはこういう世界にしたい」や、「こんな事業をやっていきたい」とか。
カラーが出るというのは長期的に見ると、独特のポジションが生まれると思っていて。

もちろん営利組織なので、利益をあげていく必要があるわけなのですが、ミッション・ビジョンって、自分たちのストーリーの核になるものなので、長期的には会社のポジションを、確固たるものにしてくれるんじゃないかと。

言い過ぎな面もありますが、「自分たちはどんな目的でここにいるんだっけ?」を表現できないのなら何もしなくてもいいんじゃないかなとも思うことがあるんですよね。

そんな意味や意義を表現することが、今の時代、とても大切なことなのではないかと。

時代性のようなものはあるとは思いますが、これから起業していく方は是非ミッションやビジョンを作って起業して欲しいな、と思います。

意思決定時に、選択肢に迷ったとき、最終的に頼れるものがあることに、救われることもきっとあると思います。

実際、私たちの場合も、ミッション・ビジョンと少し離れているかも、と思った事業は、大体失敗しています笑。全く外れた事業をしているわけではないのですが・・・
空気として、自分たちってこういうことするのが合ってるよね、みたいなものがあるというか。


紆余曲折を経て完成したビジョン

アディッシュは2014年10月に元親会社からスピンアウトをして設立した会社なので、ミッションはその時の会社の中心メンバーが集まり、2014年1月からミッション作成委員会を立ち上げて作りました。

なぜアディッシュを設立するのか、私の想いをワードファイルに3、4枚ほどでしょうか、これを作成委員会メンバーに見てもらって、この内容を一言で表現するという目的で、月1,2回、毎回2時間ほどディスカッションをし続けました。

最初は私の作った想いの理解から始まり、それぞれのメンバーがどんなことを考えているかも理解し合い、様々な言葉出しを続けていたら、一番最後に、私たちのミッション「つながりを常によろこびに」がすごく自然に現れてきたのですよね。満場一致というか、あの何とも言えない、それだね感は、個人的には忘れられない瞬間でした。

ビジョンもミッションと同じプロセスで、最初は私がワードファイル10枚ほどにしたためた想いの理解から始めてもらい、これをまとめようとしたのですが、こっちはなかなかすんなりいきませんでした。

そこで、ミッションとの関係性、経営や事業などとの位置づけを明確にしていくところからやり直しました。10年20年後に目指したい社会も、委員会メンバーが各自の言葉で出し合いました。
少しずつビジョンに求める世界感を理解していき、説明文ができるところまで来ました。

が、その説明文を一文にするところで、ここでもしっくり来る内容がでてこない。

そこで、アディッシュをはじめ、グループ会社のアディッシュプラス、フィリピンのアディッシュインターナショナル全社に、ビジョンワードの募集をかけました。嬉しいことに100案以上が集まって、そこから最終的に2案を選び、私が最後に組み合わせて「As in Your Hometown 情報社会をあなたの居場所に」が完成しました。

ビジョン作成委員会は、役員メンバーで構成したわけではないので、節目節目で役員には説明をしていました。
途中、違和感が表明されたりと、まあ色々ありました笑
ただ、それも踏まえて、また委員会で話し合ってすり合わせていき、紆余曲折を経て完成したビジョンです。


ミッション・ビジョンの存在価値を全社活動で伝える

ミッション・ビジョンがあると「私たちはなぜこれをやるんだっけ?」と思った時に、ミッション・ビジョンに則するとこうだからと話すことができます。

現在は、メンバー全員がビジョンを理解して、各自がビジョンに紐づけて考える機会をもってもらうために、ワークを定期的に開催しています。

少しずつです。
少しずつですが、普段ビジョンに触れる機会がない、ビジョンの意味を理解できていないメンバーが、事業部や拠点を超えたメンバーと交流をしながら、アディッシュが向かう方向や、目的に触れてもらえたらいいなと思っています。


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