福岡マラソン2023 (尿意との闘い)
総合89位 種目別 20位
gross : 2:49:18 net : 2:49:05
前半half : 1:25:22 後半half : 1:23:56
条件的に自己ベストではなくサブエガ(2:50切り)狙いだったので目標は達成。
14000人以上の大規模マラソンで、年代別上位者として、西日本新聞に名前を掲載していただき地味に嬉しいです。
以下次回に向けて頭の中を整理するために、ダラダラと書きます。
福岡マラソンの狙い
4ヶ月後の東京マラソンで確実に2:45:00切り(サブ45)を決めたいので記録は欲張らず練習走として参加。3歳競走馬で例えると、菊花賞/秋天前の神戸新聞杯あたりの位置付け。
レースプランは4:00/kmで刻む、その一点。結果、向かい風、登り基調の後半halfの方が前半より1分近く良いのでこの辺りも質の良い練習になった。
0-10km
平均スプリット4:02/km
今回はBブロックスタートだったが、かなりゴチャついた。前から落ちてくるランナーさんを捌くのに一苦労。
追い討ちをかけるようにレース前に意図的にカフェインを摂取した影響か、尿意が気になる。膀胱君が脳内でアラートを上げている。ただ尿意はいつものことで、20kmあたりから気にならなくなることが多いため、気を逸らしながら淡々と走る。
10km-20km
平均スプリット4:04/km
いつもと違い尿意が収まるどころか、我慢するのも辛い状況。脳内の膀胱君が悲鳴をあげ続け、トイレのことしか考えられない。
19km地点のトイレの標識を見た瞬間、全身の鳥肌が立ち、膀胱君が「これが最後だぞ」と脳内で問いかけてくる。最低の事態が頭をよぎり渋々従い、仮設トイレにピットイン。このタイミングで28秒のタイムロス、わずか28秒だったが焦りからか、トイレの時間が永遠に感じた。
20km-30km
平均スプリット3:56/km
尿意から解放され、清々しい気持ちで走ってた。ストレスフリー。脳内が尿意に支配されないって最高。毒親から解放された箱入り娘ってこんな気持ちなんだろうなと思いながら走ってました。
ちなみにこの辺りは平坦で走りやすい区間、かつ周りに誰にもいなかったので淡々と単独走で3:56/km前後で刻む。前々日に飲み過ぎて残ってた体内のアルコールも抜け始めたのか、身体もようやく動き始めjog感覚で楽に走れたと思う。
30km-42km
平均スプリット3:58/km
30km地点と34km地点で2度登るキツイ区間。中山競馬場の残り2F地点の急坂よりキツイ。
この区間は走り終わった後に飲むビールのことばかり考えてた。マラソンで抜けたアルコールを早く補充したい。
相変わらず周りに集団はなく、黙々と単独走をしながら落ちてくる選手を拾う形で1人で走る。普段からボッチで練習しているのもあり、単独走は得意なため気にならない。
坂と海風は精神的にきつく、自分の中で辛い局面で良く登場するビールの妖精さんが見えた。ただ、心肺的には比較的余裕があったのでスプリットも3:58/km前後をキープ。残り2km地点で、女子の優勝選手が見える。出力を上げて追いかけることも考えたが、今回は練習走なのでグッと我慢し、一定のペースでゴールしました。
ちなみにですが、42kmを過ぎたあたりでゴールテープを準備しているのを見えたのですが、どうやら後ろの2位の女子選手用のものだったらしく、「お兄さん違う!左!」と42km走ってなお叱責されました(写真の通り)
ゴール後は福岡マラソン主催のおもてなしスポットに駆け込み即ビール、恐らくゴールからビールまで10分要してない。走り終わったけど、ビールまで走ってました。
いつも思うがこの時間は至高、イキかけました。このためにマラソンを走ってるといっても過言ではない。
ちなみに、ビール1杯では物足りず追加でおかわり1杯+コンビニ購入したロング缶2缶を飲んでしまいました。
収穫
1 減量の効果
今回は前回の長野、前々回の金沢の調整を変え体重60.6kg、体脂肪率5.8%と比較的に軽めに身体を作ったことが功を奏し後半も身体の重たさを感じず楽に全身を使えることが分かったのは収穫。恐らく自分の適正体重は60kg前後。
ちなみにローカーボ中心の食生活で1ヶ月かけて6kg落としました。
2 攣り対策
普段は左の大腿四頭筋の攣りとの闘いにもなるので初めてレース中にコムレケア(攣り防止の錠剤)を15km地点と30km地点で2度摂取。やば、攣るかもくらいの感覚は常にあったが、直近のレースよりは気にならなかった。これは東京マラソンでも使える。
反省点
1 カフェインの摂取方法
マラソンにカフェインは必要不可欠、体重の3倍のカフェイン量180mgを目安にコーヒー+モンスターエナジー+補給食(モルテン)で補ってるが、尿意のことを考えるとコーヒーとエナジードリンクは良くないかも。次回は海外からカフェイン錠剤の購入を検討する。
2 飲み過ぎ
会社の先輩と前々日入りしたが、一言で言うとはしゃぎ過ぎた。深夜2時まで5件程ハシゴして明らかにパフォーマンスを落とした。最初の1kmを体感4:00で走ったが、状態が悪すぎたのか手元のGARMINの表示は4:07、流石に目を疑って二度見しました。この辺りは反省したいけど、次回も絶対同じことをやると思うので反省はしない。3日酔いを前提に対策を練る。
3 糞メンタル
今回は平均心拍159と余裕度を持って走れたから問題が無いが、心拍170を超えると勝負を投げ出したくなるメンタル面の弱さは解消してなさそう。現に高島平ハーフは諦めて歩いてる上に、今回も登りで少し辛くなったタイミングで辞めかけた。
東京マラソンは記録を求める以上、ある程度絞り出すというか、心拍170超のキツイ局面でも我慢しなければならないのでヘタレの自分に耐えられるかどうか。
普段から辛い練習は一切やらないマン、インターバル系の無酸素系トレーニング大嫌いマンだけど、有酸素のみの積み上げにはそろそろ限界を感じてるマンなので嫌だけどやるしかない。
総括
コース自体は前述の通り、後半登り基調かつ海風も強いため、記録を狙うシリアスランナーさんには難しいコースだと思います。ただ、都市型マラソン特有の沿道の応援が途切れず、声援が暖かい素晴らしいコースでした。ありがとう福岡!
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