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タンバリンマスターGONZO DVDスリーブデザイン製作秘話

タンバリンマスターのゴンゾー(GONZO)というお笑い芸人の方がいます。タンバリン片手にアメリカ、イギリス、アジアで人気のオーディション番組『ゴット・タレント』に出演し準々決勝まで勝ち進むような才能の持ち主です。

彼が日本のTV番組に出ていたころに見たことがあり、なんとなく記憶に残っていたものの詳しいことは知らなかったのですが、youtubeで彼のコンテンツを見たらとても面白い。言語関係なく身ひとつタンバリンひとつで展開できる芸のため、国境を超え世界で勝負できる面白さだと思いました。面白い。

2020年5月10日

ゴンゾーさんがこういうツイートをしているのを私の友人が教えてくれました。

DVDのジャケットを試作。フォトショップを使ってやってみましたが、ちょっと小さくなってしまいました。難しい。これがうまく出来れば、いよいよお祝いメッセージDVDが販売できそうです!
https://twitter.com/GonzoTambourine/status/1259335560864260097

なるほど。
おそらく、「小さくなってしまいました」というのは用紙に対してのサイズ感のことで、裁ち落とし(余白なし)で作りたいけど作れないというところでつまづいているぽいのかなと。

デザイン的には、ゴンゾーさんのお手製であればこのかんじでもいいのではないかという所感。

私のスタンスとしては、何かお手伝いするできることがあるならやりましょう。面白い芸人さんのお仕事は面白そうですし。
何よりも私は、オメでたい頭でなによりという日本一おめでたいバンドのアートディレクションとデザインをずっとやっているのでお祝い事などのデザインは得意分野であるし、毎日が宴会のように楽しかったらな〜という日々を夢見て大宴会という会社でデザインをしていることもある。縁起物のデザインはどんとこい。

ということで、(仕事にはならなくても)何か一緒にできればいいなあ〜とのスタンスでゴンゾーさんにReplyで私の自己紹介をしつつ、様子見。

2020年5月11日

ゴンゾーさんを教えてくれた友人と作戦会議。何ができるのか、何を提案できるのか。とりあえず、デザイナーの私ができるわかりやすいところで、DVDのデザイン案を作って見せてみようかなと言うところに落ち着きました。

友人はゴンゾーさんとのグループチャットを用意しディスカッションできる環境を整備してくれました。さすができる男。

2020年5月12日

友人からいつくらいに見せようかと尋ねられます。

その時、既に見せられる状態で用意してある私。それがこのデザイン。シンプルにわかりやすく。記載テキストはゴンゾーさん作成のラフに倣い、画像はインターネットで拾ったもので制作してみました。

とりあえずこれを見せて反応を見ましょうということに。

ちなみに、アイキャッチ的なものを「GONZO」の文字列を使って何かできないかと思っていた私。タイトルにある「お祝いVTR」の「祝」の文字をずっと見ていました。

。。

。。。

。。。。。

見えました!


この「祝」という文字ですが、「祝。」となり、「G O N Z O」となっています。
文字が違うものに見える病気を持つ私の真骨頂。とても素直にロゴ化できたかなと。

こういうのは狙って作れるものではないので、GONZOはお祝いをするために存在するという解釈をしています。ゴンゾーさんは選ばれた人なんですね、たぶん。

ゴンゾーさんにも見せてみました。

「すごく良いです!」いただきました💪

完成へ向けて各部確認していきます。
最初に見せたこれを

このように調整。

・ゴットタレントサムネイル画像削除
・メイン写真色調補正(少し派手にしました)
・祝。ロゴ微調整
・その他調整

です。

ゴンゾーさんにもプリンタで出力し確認していただきました。

超短期間で製作した割にはだいぶいい感じなのではないかと♡

この後、もう少しだけ最終デザインの詰め作業と、DVDの盤面のデザインをしてリリースされると思います。ゴンゾーさんも突然のことで相当怪しまれたと思いますが、まあこういう出会い方や繋がり方も今っぽくてよいのではないかと…笑

商品リンク

こちらが商品リンクです。
https://gonzogonzo.thebase.in/items/27469233

おまけ

おまけとしてゴンゾーさんにインタビューしましたのでご覧ください。

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竹内(以下、竹):このたびは突然の連絡と提案にご対応していただき本当にありがとうございました。とてもよい着地ができたと思っております。

竹:私と友人の第一印象をお聞かせください。
ゴンゾー(以下、ゴ):私がDVDのデザイン作成に苦慮していたところ、Twitterでデザイン出来る方をご紹介してくださるということで、とてもありがたかったです。親切な方だなぁと思いました。

竹:今までにこういう出会い方から何かを作ったことはありましたか?
ゴ:今も使用しているオリジナルのタイツですね。こちらもタイツ販売をされている方をご紹介いただき、商品化に至りました。

竹:最初に提案されたデザインの印象はいかがでしたか?
ゴ:正直な話、すごく気に入りました。お祝い感がよく出ていて、なおかつ「祝」がGONZOになっているという遊び心も素敵です。

竹:今後、私がゴンゾーグッズをデザインできるとしたら、どんなものを作ってみたいですか?
ゴ:そうですね。小物ケースなんかがいいなぁと思います。ワンポイントでインパクトのあるロゴがどんと入ったものなんかいいんじゃなないかと思います。Tシャツとかもいいかも!

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以上です。
Tシャツとかいろいろと一緒に作ってみましょうか、というお話を引き続きしております。今後の展開をお楽しみに!

愛しかないボランティア活動(低予算案件でも超全力で立ち向かったり写真を撮りに自腹で遠征したりなどなど)も多い私に愛のあるサポートをしていただけたらとても嬉しいです。愛のみで活動している才能ある人たちを応援するために使わせていただきます。