認知症介護のあれこれ:ケーススタディ
久々の認知症ネタです。今苦しんでる人、これから介護する可能性があるかもしれない人、全く関係ないけどほんとうにそんなに辛いの?って思っている人に向けて……。
データ:被介護者(認知症患者):祖母(ワンマンタイプ、元々怒りやすい)
家族構成:父・母・アタシ ※あと妹が一人暮らし中
頼れる親戚:3件(いざという時駆けつけてくれたり愚痴聞いてくれたり)
被介護者(認知症患者)が料理をする習慣がある場合。
1.下ごしらえの必要な料理はお家で食べられなくなります。
2.冷凍食品の買い置きは地獄を招きます
3.凄い味付け・調味料の混同は日常です
認知症介護何が辛いの?食事編第1回
まず、うちは幸い外を徘徊しないのでぎりぎり家においておけることが前提です。
ケース1
さて、先日こんな事件が起こりました……久々にアサリの味噌汁が食べたいなーと母親が思い立ちスーパーで買ってきました。砂抜きなどの下ごしらえが必要なので家についてすぐに塩水に浸して、その間に家着に着替えに別室へ行っていたのですが、戻ってきたらなんと……下ごしらえ中のアサリが全部ゴミ箱へ捨てられていたそうです!
祖母は夕飯の支度をしていて、何だかわからないけど調理後のゴミが水につけてあると思ったのでしょう。水を流しに捨ててアサリは全部ゴミ箱へ………。えぇ、決して意地悪とかそういう意図があるわけではないのですが、作ろうとした方はがっかりどころの騒ぎではないです。意気消沈。
ケース2
冷凍食品。便利ですよね。忙しく働いて帰ってきた時、夕飯のおかずに一品!と食事を手軽に豪華にしてくれる優れものです。働くお義母さんには最早必須アイテムといえることでしょう。(毎日買い物しなくていいし)
しかし認知症介護をしている家で冷凍食品の買い置きをすると、翌日の夕飯に全部出てきたりします・・・!何故か?自分で夕飯の支度をしようとしてとりあえず全部冷蔵庫から出すのです。(ちなみに冷蔵庫と冷凍庫の区別はつきません)帰ってくると、テーブルの上で自然解凍された開封してない冷凍食品があったりするのですよ。(どうするのこの量……?)
その結果、今うちは買い置きは一切せず(特に冷凍)溺愛のお惣菜を買ってきてその日暮らしをしています。スーパーが結構力を入れてくれているので、大助かりです。ありがとうございます。
ちなみに、カット済み野菜なども買い置きすると全て開封されてしまうのでNGです。
ケース3
想像つくと思いますが……醤油差しにオリーブオイルが継ぎ足されていたり、塩の入れ物に砂糖が大量に混ざっていたりとそういう感じです。卵焼きの調味料に砂糖のつもりで塩を入れられた時は酷かったw
ちなみに、朝焦っている時に湯飲みに入っているほうじ茶らしき茶色い飲み物を飲んだら、ブラックペッパーのお湯ときだったということがあります。(大粒の黒胡椒だけでほうじ茶並みの色がついてるんですよ……喉が焼けるかと思った)
とまぁ、うちで起こった事件の一部をご紹介しました。自分の食生活も大きく変わってしまう認知症。少しは理解が深まればと思います。
――後書き的な――
気付けばもう8年位認知症介護をしているんですよねぇ……20代の8割を認知症介護、残り2割を親戚の面倒に費やしたアタシは恐らく日本で一握りの存在ですw こうやって記事書いてる間も色々あるのですよ?・q・
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最後までお付き合い頂きありがとうございます
あなたの人生にもう一色!色エンピツです♪
アキ
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※この記事もメインサイト移植用のコンテンツです。多分ここからは消さないですw
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