旧イタリア大使館別荘。栃木県奥日光・中禅寺湖。
名建築をたずねる旅
お盆休みに中禅寺湖に行って来ました。
日光東照宮はもちろんメインの世界遺産で国宝の名建築ですが、もう一つお目当てがありました。
旧イタリア大使館別荘
建築家アントニン・レーモンド作
旧イタリア大使館別荘。栃木県奥日光・中禅寺湖。
1928年(昭和3年)にイタリア大使館の別荘として建てられ、1997年まで歴代の大使が使用していたもの。
イタリア大使館で利用されたのち、床板や建具・家具などをできる限り再利用して復元。
これぞ別荘という感じを味わえます
日本の伝統的デザインをリスペクト
再利用して復元されたうち、特に外壁に使用されている日光杉の樹皮と薄板で構成された市松模様が目を引きます。
調べると、アントニン・レーモンドの特徴で、日本の古くからの伝統や習慣を積極的に建築に取り入れたスタイルとのこと。
大正から昭和初期の建築はモダンで華やかで好みです。西洋風でありながら和のテイストもあり、洒落た空間をカタチにしてますね。
窓の景色
窓やテラスからは中禅寺湖のおだやかな湖面の風景を堪能することができます。
大正から昭和初期の建築はモダンで華やかで好みです。西洋風でありながら和のテイストもあり、洒落た空間をカタチにしてますね。
アントニン・レーモンド
アントニン・レーモンド(Antonin Raymond, 1888年5月10日 - 1976年10月25日)チェコ出身の建築家。フランク・ロイド・ライトのもとで学び、帝国ホテル建設の際に来日。その後日本に留まり、日本のモダニズム建築に影響を与えました。
前川國男、吉村順三、ジョージ・ナカシマなどの建築家がレーモンド事務所で学んでいます。
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