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【相談事業】来るの待ってたよ!

いつもnoteをお読みいただきありがとうございます。

今日は、最近受けた相談からひとつエピソードをご紹介します。

定期的に家庭訪問している私たち。「じゃあ、また行くね!」とメッセージして訪問したフィリピンルーツの女性の家。

彼女との出会いは8年前。当時NPO法人で日本語教室を開催していた時に出会いました。

フィリピンが出身という彼女は、いつも私たちに元気をくれました!「元気?」と聞くと、とても元気なのに「なんとか元気です…」と冗談を言ったり、「占いしてあげる!手を見せて!」と言って、「先生は将来絶対ラッキーを掴みます!」と(本当かどうかわからない占いです…)みんなが笑顔になるジョークをいつも言って笑わせてくれていました。

今年の7月。

「来るの、待ってたよ!聞きたいことがあって…。だれに聞けば良いのかわからなくて困っていたいの。」

フィリピン料理でおもてなしをしてくれることも!

話を聞くと、婦人科に行ったけれど男性のお医者さんで、もう少し話しやすい女性のお医者さんは近所にいないのか知りたいという内容でした。

「すごく小さい相談だけど、困っていて。フィリピンの友だちに聞いたけれど誰もわからないって。日本人の友だちはいないし。あなたたちだったら調べてくれるかな?と思って。待ってたの!」

それは、全く小さい相談ではありませんでした。

同国出身者のコミュニティーに頼ることが多く、日本人の知り合いがおらずなかなか欲しい情報にたどりつかないという課題。

生活する上で、必要な情報を取得することができない。とてもストレスがかかることだと思います。

さっそく、女医がいる婦人科を調べて、地図を出しました。
「ありがとう!助かった!行ってみます!」
彼女は顔いっぱい笑顔でそう言いました。

そして、「これ見て!みんなでピクニックした時、踊ったの!」と、友だちと一緒にダンスしている動画を見せてくれました。その踊る動画が面白くて私たちは一緒に大笑いしたのでした。彼女は当時と全然変わらず、ずっと私たちを笑わせてくれます!

私たちは顔を見ながら、ひとつひとつの相談に耳を傾けています。また、定期的に訪問することで「今度会った時、聞こう。」と、心に余裕を持ってもらえるようにしています。

「ひとりじゃないよ。いつもどこかに私たちがいる安心を。」そう思い、活動しています。

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