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【相談事業】娘が持ってきた日本語の絵本を1文字も読めなかったの。

いつも明るく元気なメリーさん。
フィリピンから来た彼女は
いつも私たちを冗談を言いながら、
笑わせてくれます。
そんな太陽のような彼女から聞いたエピソード。

娘が幼稚園に通っていとき、
夜寝る前に「お母さん、絵本読んで!」と
日本語の絵本を持ってきたの。

いいよ、と言って絵本を開いて、
読もうと思ったけど、
私はその絵本の文字を一文字も
読むことができなかったの。

日本に来て、
おしゃべりは上手になっていたけど、
毎日仕事と子育てに忙しくて、
日本語を読んだり書いたりする
勉強はしていなかった。

私はその夜、娘の顔を見ながら、泣いたよ。
「ごめんね、日本語わからなくて。
あなたが大好きな絵本を
一緒に読めなくてごめんね。」

私たちは日本に住む外国人女性と
メッセージのやり取りをするとき、
心がけていることがあります。

・できるだけ日本語を使い、メッセージすること
・その時、やさしい日本語を使うこと
・漢字も時々使い、ルビを振ること
・もしメッセージがむずかしそうだったら、すぐに電話すること

日常の中で日本語を読んだり書いたりする機会を
少しでも多く作ることを意識しています。

メリーさんが涙ながらに話してくれた
娘さんとのエピソードは
私たちにたくさんのことを教えてくれました。

メリーさんは今では簡単な漢字を読めるようになりました。
そして、フィリピンコミュニティーの中で頼れる存在となっています。

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