父親の育児は、妻の決めた通りに真似できたかどうかではない話。

1.家事・育児における萎え要素

 家事・育児どちらにも言えるのだが、
(1)妻のやり方が正しい前提で指摘をされたり、手直しされる
(2)出来てる度合い=妻のやり方を真似できている度合いで評価される
 この2つはかなりの萎え要素である。
 
 家事や育児法の細かいこだわりでバッシングされるのは、
①「カタカナは半角で、ゴシック体10.5ポイントで書かないとダメ!つくりなおし!」 などと、初めて書く書類で指摘される。
②「目玉焼きは醤油かけないとダメ、塩こしょうで作ったならやり直し!」
などと、初めて目玉焼きを作ったときに理不尽に怒られる。
 このようなシチュエーションと同じである。

 根拠があることや、そうすべき客観的な事実がある場合はまだしも、多くのケースでそうではない。育児はどちらも初めてなのに、妻が正しくて自分だけが間違ってるような扱いを受けたことは非常にストレスだった。
 自分の性格上、自分のやり方違うと言われるたびに
「間違ってる根拠は?情報元を教えて」と聞いて、ちゃんと元のソースを読むまで納得しないタイプなので妻もさぞかしうざかっただろう。
 目的を達成することが大事で、やり方が目的化しては本末転倒である。
 自分も試行錯誤したいし。

2.里帰り出産は萎え要素を増幅させる

 もし育休を取らず妻が里帰りしてたとしたら、帰宅した時点でスキル差がつきすぎて、育児というものが「妻が決めた育児ルールに全て従い合否判定+イチャモンつけられ続けるだけの作業」 になってたかもしれない。
 育休を取って初期から一緒に育児をすることは、今後の父親のメンタルを守ることに繋がると思う。

3.萎え要素への対抗策+モチベのUP方法

(1)初めてすることを一緒に調べる

 根拠のないルールを敷かれる前に動くことが一番大事。
 もし最終的に妻の決めたルールになるとしても、一緒に決めたことや妻がめちゃくちゃ調べてくれたのを知ると納得できるから。

(2)自分のワンオペ時間に仮説⇔検証をする

 自分が技術職なのもあるが、仮説と検証を育児でも実践していた。アプリに記録しながら、どうすればどうなったか毎日実験するかんじ。
 もし、試したいことが妻と自分で違っているときは、妻が寝ている=自分がワンオペの時間なら邪魔されずに実験ができる。
 うまくいかなければなかったことにすれば良いし、うまくいけば共有して、育児ルールに組み込むとモチベUP。

(3)自分の方が上手なことや、先に気づいたことを探す

 ●●すれば泣き止む、▲▲すれば寝てくれる、といった気づきを試行錯誤して探す。言葉は悪いが、妻を出し抜くぐらいの気持ちで全力でやる。自分の育児=全てが妻の下位互換で妻のトレースしている状態にならないことが重要である。
 現在は仕事に復帰しているので、さすがに妻先行でルールに従わざるを得ないことが多いので、毎日お風呂係をしていることが逆にモチベーションになってる気がする。

(4)どの方法が正しいかは、結局子供が判断すること

 どれだけ人から聞いたりネットで調べたりしようが、結局は子供の反応が全てである。嬉しそうな子供の姿こそ、萎えルールを回避する最強の手段である。(それでもなお、謎ルールを貫き通すタイプの妻だったらどうしようもないが・・・)

4.まとめ

 謎ルールをトレースさせられ、理不尽な批判を受けるだけの育児生活を回避するためには、自分もルール決め+育児方法の確立に加担するしかない。

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