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2021.11.23 ukka New Style LIVE 2021 "WHEEL of FORTUNE" in 舞浜アンフィシアター 備忘録~光射すスタートライン~

2021年11月23日、舞浜アンフィシアターにて新メンバー2人を加えた新生ukkaの初ライブが開催されました。新メンバー決定から僅か2カ月。

新メンバーそして既存メンバーの4人でさえ不安を覚えてしまいそうな準備期間でしたが、これからの希望を大いに感じさせてくれるライブを披露してくれたので備忘録を。

0. ライブ前

今回のライブ会場は舞浜アンフィシアター。舞浜といえばあの東京ディズニーランドの最寄り駅、着いた瞬間「めちゃくちゃ僕とは無縁の雰囲気!」と思いつつ、舞浜アンフィシアターへ。(道のりは看板等がしっかりあったので楽だった。)

会場に入ると「おおっ」となりましたね。

ステージが綺麗に半円。客席もすり鉢状(?)に、比較的どこからでもみやすいのかなといった印象。調べてみるとシルク・ドゥ・ソレイユ専用の劇場だったとかで、それは見やすく作ってあるはずだと思いました。

(席はありがたいことにセンターの前から7列目くらいでした)

ステージの装飾は基本的には簡単な造りでしたが、上にはシャンデリアのようなもの、そして階段に置かれたガラスの靴とモニターに表示された文字盤がズレてⅨが一番上に来ている時計が印象的で開演前からどういうスタートになるのかうずうずさせられました。

(「Ⅸ」が一番上で開演と同時にⅨを針が指し示す演出だったので、「これ完全にそれ9スタートじゃん!やってくれるなぁ!」と思ってめちゃくちゃ名探偵気取ってましたが全然違いましたね。)

1. 序盤3曲、示した覚悟。

時計の針がⅨを指し示すと鐘の音の後にお決まりのSEが流れる。ステージのセンターがせり上がり登場するのはリナルリの2人。流石に緊張の表情だったかなと。新メンバーの登場に合わせて階段上に現れるお姉さん4人、ガラスの靴を拾い上げ、新メンバーの下へ手渡しに向かいます。

とても綺麗でついにここまで来たんだなと胸が熱くなる光景でした。

新メンバーオーディションは『令和のシンデレラ誕生⁉』と銘打たれて行われ、候補者全員が素晴らしい素質備えていたましたがその中でリナちゃんルリちゃんが選ばれました。そのオーディションのまさに完結といったシーンが11/23のあのオープニングでようやく見られたような気がして、開幕から涙腺を刺激されました。だってリナルリもお姉さん4人も絶対めちゃくちゃ頑張ってたはずですもん。

そしてここからはukkaの『覚悟』を体感しました。

1曲目はWINGS。激動の2021年を共に乗り越えてきた、今のukkaにとって大きな意味を持つ1曲だと思います。そんな曲を新メンバーを加えての1曲目にですよ、これはもう『今の私達を見ろ!見てくれ!』という意志がガンガン伝わりました。

ukkaのグループ名の元となっていると聞いた「羽化」というワード。WINGSはそういう意味で言うとグループの名を冠した非常に意味合いの強い楽曲だと感じます。そして2021年の濃密な期間を経て、作った当初には想定していなかったような想いもももしかしたら込められているのかもしれません。

この曲を新6人体制のオープニングに選んだukkaの心意気にとにかく胸を打たれました。この曲のお姉さん4人の歌声は本当に良かった。りじゅちゃんなんてWINGSの最高得点を披露するたびに塗り変えてるんじゃないかってくらいの「きっと きっと」でしたよ。

そして新メンバーものパフォーマンスも予想を超えてきてたんですよね。

オーディションの頃の様子を基に成長予測をしてましたが、パフォーマンスが非常に強いukkaであればなかなかのレベルにまで仕上げさせてくるだろうなと思っていました。それでも予想以上でした。

そりゃ振付でやや怪しい部分もあれば歌も元の4人に比べるとまだまだとは思いますけど、あのオーディションからたった2カ月ですよ?流石にここまで進歩するんか???ってなりますよね?

リナルリ2人がめちゃくちゃ努力したのがこの一曲だけでも伝わったので、ここだけでも元は取れたなと確信できました。

そしてキラキラ。この曲は「壊せ 物語を」の部分をリナルリが歌った部分がとにかく強かったなと。新時代を否が応でも感じさせるようで、期待は大きいですよねこの二人。

3曲目がときたま。僕はこの曲6人verで観るのは初めてで舞浜でこの曲を観るまではそこまでピンとくる曲ではなかった。でもやっぱり現場で見ないと分からないものはありますね。6人のダンスがここまで映えるとは。

なんというか細かい部分は完全に知識不足で書けないけども、あの世界観に誘える一連のダンスっていうのが本当に綺麗で、気付いたら終わっててただ「すげぇ...やべぇ...」のIQ0感想しか出てこなくなるんですよね笑 それくらい良かったですときたま。

このライブは冒頭の3曲が本当に良かった。歌唱的にもダンスの難度でいっても恐らく誤魔化しが効かないであろう曲を選び勝負してくるあたり、ukkaさんのパフォーマンスへのこだわりと覚悟を感じてなんか嬉しかったです。

2. ねぇ、ローファー。あなたの声は僕へと届く。

序盤から覚悟に圧倒された後、オープニングムービーが入る。aco sakuradaさんデザインのイラストのアニメーションからZeppツアーラストから新メンバー加入と舞浜までのレッスンを繋いだVTRがまた良かった。

acoさんのイラストがとても美しくてukkaの雰囲気にピッタリだと感じて、特にシャツやキーホルダーに使われているカードの一面に載ってるような絵がとても綺麗でこのタロットカードをコンプしてぇ...とオタク心を掻き立てられました。また是非ともお願いします。

その後のパートはファンファーレ~急なロマンティック~214。

新メンバーの歌声もよく聴けたと思う。ここで思ったのは、るりちゃんかなり声出るようになったな~と。

ボイトレの時もそこまで大きな声は出せてなかった印象だったし、今回は初ステージそしてダンスも一緒にやらなきゃいけない。新メンバーにはかなり試練に思えましたがどのポイントも崩れることなく出来てて頑張ったんだね...泣 と容易に涙腺は壊されました。

あとこれは自分自身のことだけど、少し前の曲よりもT.O.N.E曲の方がフリコピが上手くいくというド新規丸出しの状態だったので、前の曲もフリ付けをしっかり覚えていきたい。これはukkaさんが示した覚悟に対する僕の覚悟のアンサーとして胸に刻むことにしましょう。(←誰)

そしてShining City Lights 、りじゅちゃんは今日も輝いていました。

どの曲にも言えることですけど6人だとやっぱりダンスの賑やかさが増していいですよね。特にパーティー感あふれる感じの曲だと尚更。

Shining City Lightsでは2番の途中から「La Lalalala」のパートに入りますが、あそこがさらに好きになりましたね!6人がステージに広がってより舞台映えするようになったなあと、楽しかった!

ここまで7曲、既に満足感が凄まじかったですがここで最初のMCへ。

あやめちゃんが「新メンバー2人がリハの時より楽しそうで良かった~」って言った部分が本当に本心なんだろうなぁってのが伝わってほっこりしました。笑 

そして、一旦新メンバー2人がはけてお姉さん4人のライブパートへ。ここでこの日で1番僕をエモーショナルな気持ちにさせてくれた1曲、ねぇ、ローファー。が始まります。

僕はまだukkaさんのファンになって1年も経ってない程ですが、ukkaさんはせつなさを曲の中で表現することに非常に長けていると思っています。

空ちゃんの可愛くエモさの溢れる歌声がピッタリはまりますし、どの曲でも抜群の存在感を発揮するあやめちゃんの声量もこういった曲では雰囲気に合わせてしっとり会場の空気に声を溶け込ませていくかのように歌いますよね。りじゅちゃんの包み込むような優しい歌声も、もあちゃんの芯の通った低音も好きです。

その良さ全てで完全に舞浜を漂う空気の一部にさせられたのがねぇ、ローファー。でした。

いやぁ、本当に良かった...歌声もダンスもなんですけど表情もたまらなくて...茜空さんという表情の魔術師は勿論なんですけど、りじゅちゃんの切なげな表情が本当に青春映画のワンシーンを切り取ったかのようで完全に心を掴まれました...

りじゅちゃんの「振り向いてよ 君の声が誰かに届く前に」がもうほんっっっとうに最高だったんですよ!

「振り向いてよ君の声が」までを優しく歌い、次の「誰かに届く前に」で一気にその歌声を会場中に届けるかの如く強く歌い上げたところが最高に決まっていて、凄く胸を打たれました。

歌が心に届くっていうのはこういうことだよな、と実感しました。

村星りじゅさんあなたの歌声は沢山の人に届いていましたよ。

非常にエモーショナルな気持ちになっていたところで次の曲からハチャメチャに楽しいukkaのライブにまた飲み込まれました。

恋、いちばんめ~Party goes on.~ウノ-ウノ。

恋いちは階段をうまく生かしたダンスが良かったですね。2-2で階段の上下に分かれたり、階段上で空姫に手を差し伸べるあやめ王子であったり、工夫が多く見られて楽しかったです。

Party goes onは僕の記憶が確かであれば「ずっと一緒にこれからも」のところでりじゅちゃん空ちゃんが手を繋いでイチャイチャしてたところで心臓がもたなかった気がします。末永くずっと一緒にいてください。

ウノ-ウノでは、りじゅちゃんの豊かな表情に笑顔になりっぱなしでしたね。2番初めの「え⁉」の部分が本当に予想してなかった事実を告げられた時のような「え⁉」の表情だったのが可愛かったです。笑

3.光射すスタートライン

大満足のパートを終えて2回目のMCへ。空ちゃんに水を渡そうとする健気なりじゅちゃんとウェーブリレーで明らかに端っこ過ぎるりじゅちゃんがもう愛おしくてたまらなくなる時間でした。

MC後は、こころ予報~ガールズナイトと続きます。

この2曲はとにかくカッコ良かったですよね。こころ予報の低めに抑えた声も痺れましたし、ガールズナイトはなんというか茜空無双って感じでしたね。茜空さん、髪の使い方が巧いんすよね...顔にかけた髪の隙間から細めた目でこちらを見るのは流石に禁じ手でしょう...抜群に強いよ茜空さん。

そして、新メンバー二人が再登場し本編ラストスパート!

それは月曜日の9時のように~エビ・バディ・ワナ・ビー、畳みかける!

それ9はやっぱり楽しかったし、この曲でははステージに沿って6人が広がってくれたので目の前すぐにメンバーが来てくれるというご褒美タイムに。

ここで思ったのはりなちゃんの100%アイドルスマイルで、初ステージでここまであらゆる方向にレス送れるの凄いなあと感心してました。多分僕も目合いました。

ワナビーは本当に楽しかった。多分楽しさだけで言うと今日一でしたね。この曲聴くと勇気とか希望とか、沢山のポジティブな言葉が次々に湧いてくるんですよ。ステージ上で楽しそうに歌い踊る6人には間違いなくこれからのukkaの明るい未来から射してくる優しい光が降り注いでいて、見ているだけでワクワクしてきました。

ラスサビ前、あやめちゃんの「みんなありがと~!」と共に階段から駆け下りてくる6人は2021年を乗り越えようやく辿り着いた新体制のスタートラインを今ここで間違いなく切ったのだと涙が少し滲みました。

本編はここで終了。

高揚感でふわふわしつつもアンコールの拍手を送り、しばらくするとライブTシャツに着替えた6人が中央のせり上がるステージから登場しました。

アンコール1曲目は、まわるまわるまわる。新メンバー選考のワークショップにおける課題曲でしたね。

ワークショップの時と比べて良くなってるのは勿論なんですけど、あの時なかなか見られなかった楽しそうな表情が新メンバーの2人から確認できたのが嬉しかったですね。(あと、自分がワークショップのダンスレッスン視聴を経てこの曲のフリコピがだいぶ出来るようになってたのに笑いました。また他の曲でもダンスレッスンの動画見せて欲しいなぁと思います笑)

続いてのタリルリラもめちゃくちゃ楽しく茜空さんのシンプル「遊ぼうよ」にまた命を落としつつ、MCへ。(ここ以外でも茜空さんの指差しウインクレス(僕に対してではないので流れ弾)で完全に昇天した場面があったのでこの日は茜空さんにやられ過ぎてましたね(?))

このMCでは新曲MORE!×3と年末のオンラインイベント、MORE!×3の東名阪ツアー(2022年4月)が発表されました。

モアモアモアなのに全くもあちゃんに触れないところがちょっと面白かったです。その流れで早速新曲を披露。

MORE!×3はこれまでのukkaになかったようなラテン調?サンバ調?といった感じのPOPな明るい曲で、ここから新たにスタートを切る状況としてはピッタリな曲だなと思いました。また歌詞の「もっと羽ばたきたいよ もっと飛んでいけるよ」がWINGSを思い起こさせたりと聴けば聴くほど想いが積もっていきそうな曲だなとこれからが楽しみになりました。

そしてこの公演最後の曲となったのはリンドバーグ。

リンドバーグのメンバーと客席の一体感はやっぱりたまりませんね。爽やかな多幸感に包まれながら最後をキッチリ締めてくれました。ずっとこの曲をいろんな場所で聴いていきたいなぁ。

そして最後の挨拶へ。

新メンバーの結城りなちゃんの「太陽のようになりたい」と葵るりちゃんの「考えていたこと全部忘れてしまったけどとにかく楽しかった」という言葉は流石に涙腺にきました。りなちゃん絶対なれるよ...泣、るりちゃんその言葉が一番聞きたかったんよ...泣、といった感じですね笑

りじゅちゃんの心の底から感謝の気持ちを伝えてくれる優しい言葉も、空ちゃんの泣きそうになりながらも(悔しさも滲ませつつ)次への意欲の高い前向きなコメントも、もあちゃんの最年少とは思えない本当にしっかりした言葉も、あやめちゃんのブレずにみんなの自慢の推しメンになるという本当に頼りになるなぁと感じさせてくれる意気込みも、全て各々の個性が出ていて素晴らしかったです。

4. そして2022年。東名阪へ。

新体制1発目で明るい未来を感じさせてくれたukkaさん。本当に舞浜アンフィシアター公演楽しかったです。ありがとう。

ただやはり、ここはスタートライン。

彼女たちの真骨頂はこの先で見ることができるのでしょう。

歌割りもこのままではないでしょうし、まだまだ6人のダンスだって見られていない曲は沢山あります。この日披露した曲についても伸びしろしかないですよ。

だってあんなに可能性を感じる新メン2人にこれでもかってくらい頼もしい4人が付いてるわけですよ?楽しみでしかないです。

東名阪ツアーは4月。まだまだ期間はあります。一体どんなライブをそして6人の融合を見せてくれるのかワクワクが止まりません。








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