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ADDress創業1年を振り返って/桜井

光陰矢の如し。ADDress創業して、早1年が経ちました。この1年を代表の佐別当が『ADDress創業1年が経ちました。/佐別当 隆志』で振り返っていますので、私も振り返ってみます。

私はこれまで、社会人になって最初の新聞記者時代から始まり、上場企業を転々と渡り歩いてきました。全国的に知名度のある企業名の傘下で働いていたときと比較して、「弊社を知っている」人と「弊社に協力したいと言ってくれる」人が格段に多い不思議なスタートアップなのがADDressです。
あまり説明しなくても、分かってくれる・・・というより知ってくれているという感覚です。かつて、上場企業でさえも、新規事業を始めるときのセールスほど大変なことはありませんでした。説明しても説明しても、共感を得るに至るにはかなりの労力を割いた苦い思い出には枚挙に暇がないです。

ADDressのPR担当やアンバサダーが優秀であり、投資家でもあるアドバイザーの影響力が大きく左右していることは間違いないのですが、同時に、ADDressの存在が多くの方々への関心事として心にとどめ置かれていることに、創業の立場として感慨を覚えます。

私たちがこのサービスを立ち上げたのは、社会課題の解決が根本にあり、それは今もこれからも変わりません。

人口減少と空き家問題、それによる地域コミュニティの消失・・・。

どんなに経済的に自立している人でも、たった一人では生きられない社会です。都心のマンションを買っても、数年後、同じ建物に何人・何世帯が残っているのでしょうか。今でさえ隣近所との関係性が希薄な中で、ますます空洞化する家屋同士の距離感は、さらなる孤立を生むばかりではないかと懸念していますし、自分自身も不安に苛まれます。

2025年問題が目前に迫っている中で、「どこに住み、どう生活するのが幸せなのか」といった、昭和・平成の既定路線だった核家族を中心とするライフスタイルを問い質す局面に、いよいよ向き合わなければなりません。ADDressは、そういった自分自身が感じる不安に対する課題解決に向けた事業でもありました。

こうした不安は、決して自分だけではないと実感する場面は多々あります。初めて誰かと出合う際に、ADDressを既に知ってくれていて、共感してくれる人が実に多いのです。私は全国を飛び回っているのですが、いつも新鮮な感動があります。

しかし、それ以上に胸を打たれるのは、会員さんや家守さん(管理人さん)や物件オーナーさんといった、既にサービスのコミュニティの中にいる方々が「もっとADDressに協力したい」と申し出てくれることです。サービス供給側と需要側という立場の違いこそありますが、同じラインに立ってサービスのこれからを一緒に創りたい!と提案してくれることは、とても勇気のいることだと思いますし、それだけ私たちに寄り添ってくれているのだと感じています。ありがたいという感謝の言葉しかありません。

創業の立場なので、自分がやりたいようにやる。
という特権はあるべきかと思いますし、私も初心を完徹したい気持ちは強いですが、この1年で繋がった数々の仲間の声も私の新しい心の支えであり、ビジョンとして骨身に浸透していくのは間違いないです。

私にとって、ADDressに関わってくれるすべての人は、友人であり家族のような関係でありたいと思っています。そんな絆をつくっていきたいです。これからも仲間が増えて、各地に愉快なコミュニティが形成できるよう、邁進していきます。
ADDressの仲間を募集していますので、コミュニティに加わってみたいな!という人は、ぜひ以下の公式サイトをのぞいてみてください。

私の週末農業先で、ADDress清川(神奈川県清川村)でも12月15日(日)にイベントをやりますので、気になる方はぜひ気軽にご参加ください。



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