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ふくしま浜街道で多拠点生活を楽しもう!〜景色・人・活動に出合える旅〜

福島県といえば東北地方、冬は雪深く極寒のイメージがあるかもしれませんが、太平洋沿いの「浜街道」は比較的暖かく、降雪しても立ち往生するほどではありません。実は意外にも、1年を通して過ごしやすい地域です。

東日本大震災から間もなく13年目となりますが、復興に向けた取り組みは今なお各地で見られます。福島県内のほとんどの地域では避難指示が解除されていますが、震災から年数が経つにつれて帰還住民の割合も少なくなっており、ふくしま浜街道への来訪者をいかに増やすかが今後の課題でもあります。

この地にまだ一度も踏み入れたことのない人も、過去に来たことのある人も、ADDressの家を基点に暮らしに来てみて、ふくしま浜街道の景色・人・活動に触れてみませんか?
今回のnoteでは、まるっとナビゲート!最新「ふくしま浜街道」情報をお届けします。

ナビ①景色を楽しむ

富岡町「夜の森桜並木」

春の見どころは「夜(よ)の森桜並木」。全長2.2kmに約420本のソメイヨシノが植えられています。桜の開花時期(4月上旬〜中旬)には、国道6号線から夜の森公園へと続く道に桜のトンネルができます。大都会のお花見スポットでは大混雑で身動きを取るのが難しいシーンも多々見られますが、ここ福島は比較的のんびりゆっくりと桜を堪能できます。

ふくしま浜街道トレイル

2023年秋、福島県新地町からいわき市までの200km超を一本につなぎ歩く「ふくしま浜街道トレイル」が開通しました。この浜街道沿いには、複数のADDressの家があります。1日10〜15km前後のモデルコースが15コースあり、トレイル初心者にも易しいルートです。

車や鉄道で地域を巡るのも楽しいですが、一瞬で通り過ぎるのでは気づかない、歩くことで発見できる美しい景色が広がっています。

ふくしま浜街道トレイル「モデルコース」

また、ADDressと福島相双復興推進機構の共同事業で、「ふくしまチャットウォーク」を2023年10月に開催し、旧街道を含むトレイルコースをADDress会員さん、家守さん、スタッフのほか、地元住民の方々と歩きました。1時間ずつ休憩を挟みながら、半日弱のとても歩きやすいルートになっています。

「ふくしまチャットウォーク」ゴール地点の天神岬で撮った集合写真

こちらのトレイルコース情報について、参加したADDress会員の皆さんとGoogle Mapを作成したので、以下参考にしてみてください。ルート上の店舗情報も記載しています。
また、復興の様子を見学できるドライブコースも以下のGoogle Mapに掲載していますので、併せてチェックしてみてください。

広野町「サマーフェスティバル」

例年8月に開催される広野町のサマーフェスティバルの名物は、打ち上げ花火。全てが音楽とコラボした音楽付創作スターマインです。この打ち上げ花火会場の「二ツ沼総合公園」は、なんとADDress広野A邸の目の前!ここに滞在しながら特等席で大輪の花火を鑑賞できます。

約4,000発の花火が打ち上げられます(福島県観光情報サイト「ふくしまの旅」より転載)

楢葉町「岩沢海水浴場」

住所は楢葉町ですが、ADDress広野A邸からも近い「岩沢海水浴場」はサーフィンスポットとして知られています。シャワールーム、トイレも完備しており、綺麗な海水浴場です。

また、夜は隣接する火力発電所の夜景が絶景スポットとしても有名です。

岩沢海水浴場の隣にある火力発電所

ナビ②地元の人に会う

楢葉町「おうち食堂 kashiwaya」

シェアハウスの1階が食堂になっていて、地元の食材を取り入れた日替わり定食(営業時間は18:00~20:30/土日祝日定休)を食べることができます。スタッフやシェアハウスの住民は皆さん気さくで、カウンター席では地元の方々と来訪者が会話を楽しむシーンも見られます。

バランスの良い献立で、健康的かつ美味しい定食が評判

富岡町「ふたばいんふぉ」

ADDress富岡A邸(提携施設名「ホテルひさご」)から徒歩1分の「ふたばいんふぉ」は、富岡A邸家守の平山さんが立ち上げた双葉郡の総合インフォメーションセンターです。
平山さんはホテルの運営をしているので当施設には常駐していませんが、スタッフの方が必ず窓口にいます。ふくしま浜街道に来たら、まずここに立ち寄ってみると良いです。スタッフに聞いたりエリア(双葉郡8町村)の情報を取得したりできるので、旅や暮らしの計画が立てやすくなります。

富岡A邸家守で「ふたばいんふぉ」立ち上げた平山さん

広野町「ぷらっとあっと」

JR常磐線「広野」駅から徒歩1分、ADDress広野A邸やADDress富岡A邸の間に位置する場所に多世代交流スペース「ぷらっとあっと」があります。
下校後の子どもたちのたまり場でもあり、さまざまなイベント開催で大人も集まる交流スペースでもあります。デスクや椅子やWi-Fiも完備しているので、テレワーク利用もできます。
施設の管理者で「もじゃ先生」の愛称で親しまれる青木裕介さんは、当施設で子ども向けのパソコン教室も運営しています。

「もじゃ先生」こと合同会社ちゃのまプロジェクト代表の青木さん

ナビ③地元の活動を知る

富岡町「とみおかワインドメーヌ」

ワインの葡萄栽培で今、熱い注目を浴びているのが福島県富岡町です。葡萄の栽培に適した昼夜の寒暖差、ほとんど猛暑にならない夏季の適温条件の中、浜街道の太平洋に面した高台に植樹された葡萄畑が美しい「とみおかワインドメーヌ」には、多くの観光客や企業、ボランティアが訪れます。国産ワインで有名な山梨県甲州市でワイン醸造に携わっていた細川順一郎さん(一般社団法人とみおかワインドメーヌ統括リーダー)が福島へ移住され、ワインの生産を担っています。

太平洋の大海原が一望できる葡萄畑

2024年にはワイナリー計画も進行中で、収穫した葡萄でできたワインを試飲できる施設も建設予定とのこと。
なお、ワインに関心のある人向けに、定期的にボランティアを募集しています。以下のLINEお友達登録をしていると最新情報が届くので、ぜひフォローしてみてください。

双葉町「FUTABA Art District」

避難指示が出て以来、人の往来が滞った双葉町で、主(あるじ)不在の建築物などの壁に描かれた「FUTABA Art District」プロジェクト。実際に双葉町で暮らす人・暮らしていた人の生き生きとした似顔絵などが描かれています。震災から年数が経ち、帰還する住民がまだまだ少ない地域ではありますが、壁いっぱいに描かれたアートを見ると活力を感じることができます。

壁画アートが見られるスポット

富岡町「とみおかプラス」で移住相談

JR常磐線「富岡」駅から徒歩10分の場所にある移住相談施設「とみおかプラス(とみおかくらし情報館)」は、町外の人なら最大6名、5日以内まで(なんと!)無料でお試し移住が可能です。施設に駐車場もありますが、徒歩圏内にはスーパーや飲食店もあるので車がなくても生活には困りません。

また、富岡町は移住支援メニューも豊富で、住まいから就業の補助についても「とみおかプラス」で直接スタッフに尋ねることができます。

浜街道沿いにあるADDressの家

①ADDress広野A邸(福島県広野町)

広野インターより5分、サッカーの聖地「Jヴィレッジスタジアム」まで徒歩圏内

💬ADDress会員レビュー
■ホテル連携の拠点は館内が絨毯が敷き詰められており素足で移動します。部屋は広くないものの他のビジネスホテルとは異なる趣きで快適です。男性限定ですが広くて綺麗な大浴場もありました。
■なかなか良いホテルで、とても快適でした。
■施設は新しくてきれいで、1泊でしたがゆっくりすることができました。レイトチェックインできたのも助かりました。

②ADDress富岡A邸(福島県富岡町)

2023年4月には施設内にフレンチイタリアン&スウィーツ&ワインのカフェがオープン!

💬ADDress会員レビュー
■周辺の食事の場所をご紹介いただき、結局、2日とも利用させてもらいました。また現地の情報資料をたくさんいただきました。とても参考になりました。設備は十分快適で、メンテナンスもやっていただきました。
■清潔で何もかも揃っているビジネスホテルです。フロントの人々に親切にしていただきました。
■富岡A邸は町の中心部です。徒歩圏内にコンビニや大きなスーパーマーケットがあり新鮮な魚や豊富なお惣菜・弁当があるので、とても助かりました。また歩いて5分の所に東京電力の「廃炉資料館」があります。処理水の排水など丁寧な説明をしてくれるので大分安心することができました。ここは必見です。

③ADDress南相馬A邸(福島県南相馬市)

起業家が集まるコミュニティが魅力の施設(提携施設名「小高パイオニアヴィレッジ」)

💬ADDress会員レビュー
■コワーキングスペースは、日中、若い人が多くて活気がありました。何人かの方ともお話ができて良かったです。家守の野口さんも丁寧に説明していただいたり、気軽に声をかけていただいたりで、有難かったです。
■南相馬、初めて訪れましたが、のどかで良いところでした。コワーキングスペースになっていて、いつもだらだらしがちなわたしもお仕事に集中できました。
■新しく綺麗な拠点で、キッチン使いやすく必要な物は揃ってます。階段状の施設が広々として良い感じ。2階に机や椅子が結構あり、個別に仕事や読書他に使えそうです。スタッフの対応はとても気持ち良かったです。

④ADDress相馬A邸(福島県相馬市)

落ち着く家のような雰囲気が特長のゲストハウス(提携施設名「相馬ゲストハウス"mawari"」)

💬ADDress会員レビュー
■相馬A邸は町の中心地にあり、なにをするにも便利なところです。何より楽しかったのは家守の斎藤さんと、その友人の女性と、当日のゲストである女性と4人で「たこ焼きパーティー」をしたこと。私は70代の高齢者ですから、こんな若い人たちと話ができるのは夢のようでした。
■拠点は住み込み家守さんが毎日のように掃除をしているみたいでとても綺麗です。家守さんはお若くて物腰の柔らかい方で、ゲストハウスとしてもまだ新しいです。

⑤ADDressいわきA邸(福島県いわき市)

JR常磐線「いわき」駅から徒歩5分、商店街の真ん中に立地するゲストハウス提携施設

💬ADDress会員レビュー
■快適に滞在させていただきました。シンプルな部屋の雰囲気や1階カフェの感じなど、すごく素敵でした。
■夜はマスターと常連さんと1階のカウンター席でお話しできて楽しかったです。
■とてもオシャレで綺麗に清掃もされていて、過ごしやすい拠点でした。スタッフの方もすごく丁寧に暖かく対応してくれて、大変嬉しかったです。

⑥ADDress湯本温泉A邸(福島県いわき市)

築60年以上の古民家をリノベーションした「Guesthouse & Kitchen Hace」との連携拠点

💬ADDress会員レビュー
■とても快適でした。日中は2階の掘り炬燵で仕事をし、夕方から温泉→夜ご飯→晩酌に出かける流れが最高でした。夜に1階のバーで地酒を飲みながら家守さんのバックパック時代のお話を聞かせてもらいました。総じて大満足の滞在でした。
■古民家改装した家でしたが、とてもオシャレで、海外の方も好みそうな雰囲気でした。
■開けた空間がおしゃれな感覚で綺麗でした。バスやローカル線乗り継ぎし、アクアマリンふくじま、塩屋崎灯台、白水阿弥陀堂、みろく沢炭鉱資料館など散策し良く歩きました。

⑦ADDress湯本温泉B邸(福島県いわき市)

ADDress湯本温泉A邸の近所で、家の前には公衆温泉浴場「さはこの湯」があります

💬ADDress会員レビュー
■日中は仕事に集中して夜は温泉で癒されたい人にはもってこいの家です。マンションタイプですがADDressのみに提供しているようで綺麗かつ静かです。
■ほぼアパートに一人暮らしです。歩いて2分でA邸があるので寂しくありません。温泉街なので銭湯と飲食店は沢山あります。
■なによりも素晴らしいのは、夜、B邸のドアを開けたら目の前がライトアップされた温泉!疲れた後に入る温泉は最高でした!足湯は駅前にも、また近くにもあり、通りがかりに何度も利用しました。他にもたくさんの温泉があり、至福のときを過ごせます。

ふくしま浜街道の情報サイト

最後に、浜街道で多拠点生活を楽しみたい人向けに、ブックマークにおすすめの地元情報サイトをご紹介します。

福島県双葉郡在住のライター・山根麻衣子さんの取材記事

現地に住んでいるからこその旬な情報が満載です。イベント情報から地元のキーパーソンをクローズアップしたインタビュー記事など多岐に渡ります。

「うつくしま浜街道観光推進会議」情報サイト

福島県浜通り地方13市町村と関係機関・団体が一体となり、陸前浜街道の美しい観光資源を活用した観光振興を推進している団体が運営する情報サイトで、毎月のイベント情報などがチェックできます。

ふくしま12市町村移住ポータルサイト「未来ワークふくしま」

福島12市町村(南相馬市、田村市、川俣町、浪江町、富岡町、楢葉町、広野町、飯舘村、葛尾村、川内村、双葉町、大熊町)の移住支援制度など移住に関する情報が詰まったサイトです。

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文責・ADDress広報PR/公共政策:桜井

月額980円からはじめる多拠点コミュニティプラットフォーム「ADDress」


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