初めてのお金稼ぎ…

14歳か15歳の頃の真夏のある夕方。急に同級生が「今夜の祭りの金魚すくい屋、一緒にやらない?」って言ってきたの。祭りは大好き。だから速攻「やるやる!やりたい!」って言って自転車でその友達の親戚の家までチャリンコ2ケツで挨拶しにいったの。そしたら入れ墨だらけのおじさんが「おぉ、手伝ってくれ、頼むわ」って言って祭りする河川敷まで行ったの。そしたらベビーカステラ屋さんやクジ引き屋、リンゴ飴屋にかき氷屋、そのおじさんのテキ屋だらけ。で金魚すくいの水槽の内側に入ってポイの説明が始まったの。「小さい子には5号、大人には6号渡せ。20時半なったら全員6号にしろよ!」って。紙の薄さね。面白い位お客さん来るの。3時間もしたら売上10万超えてた。で次の日の夜も行って2日で2万円のお給料。

えっ!?お金ってこんな簡単に稼げるの??

ってビックリした。

それから数日して今度は別の同級生が「うちの親の友達がスナックやってるんだけど一緒にバイトしない?」って。
それも即答「やるやる!やりたい!」好奇心旺盛なお年頃。

当時のカラオケボックスの値段が一室昼間2,500円。夜5,000円だったの。遊び代欲しくて欲しくて。

隣町の繁華街でママの服着て化粧して(年聞かれたら18って言うのよ)って耳元で囁かれてそこから始まるあたしの長い長いホステス時代の始まり始まり。

バブルの名残りか日当よりチップの方が多かった。焼酎なんて無かった。ヘネシー、コルドンブルー、響…カラオケもレーザーディスク。

この頃からタクシー乗る癖がついたんだな。

いっちょまえに二日酔いで登校。

初めての給料って毎回、親に何がプレゼントしてたのにいつの間にかしなくなったなぁ。。

若さが金になってたあの頃…

体力も気力も今の何百倍もあった様な気がする。

でも「売春」だけはしなかった。

小一の頃「売春はいけません!」みたいなチラシを見てお母さんに「うるはるってなあに?」って聞いたら「春はね、暖かくてお花が咲いてとても幸せな気持ちになるでしょ?あなたも大人になったら好きな人が出来てそうゆう時がくるの。それをお金で売ってはいけませんよーって書いてあるのよ。」

って28歳の母、6歳の娘に本気で説明してくれた。

だからあたしは風俗してしまったけど本番だけはした事ないんだ。変わりはないのかもしれないけどね。

自分の中では絶対ダメな事なんだー。

お金儲け…

本当に本当に大変なことですね。

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