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【感染症対策の壁】AIでの健康管理はクラスター対策に有効か検証してみました。


いつも大変お世話になっております。
アドダイスのえんどうです。

驚くほど急速に広がる新型コロナウィルス感染症の感染拡大に、戦々恐々としている方もたくさんいらっしゃるかと思います。
私もそのうちのひとりです。
特に「エッセンシャルワーカー」と呼ばれるどうしても出勤が必要なお仕事をなさっている方にとって、今回の感染症は、死活問題ですよね。

アドダイスでは、
「コロナ禍においても、誰もが出来る限り安心で安全にお仕事をするお手伝いをさせていただきたい!」
という思いから「Res AI」というソリューションを提供しております。

今回はこのResQ AIがどのくらいクラスター対策に有効かを検証してみた結果をご紹介させていただきます。


1. ResQ AIで出来ること


ResQ AIは簡単にいうと、スマートウォッチを付けた方(ユーザー)のバイタルデータを管理者と自動で共有できるシステムです。
管理者が設定したレッドゾーンにいる方にアラート(ユーザーと管理者共に)を送ることができるので、ユーザーが気が付いていない不調を早期にキャッチすることが可能です。

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2. 新型コロナウィルス感染症対策の難しさ「クラスターの元が潰せない」


新型コロナウィルス感染症の難しいところは、自覚症状の無い人からの感染拡大が広がってしまうことです。
下の図は国立感染症研究所のHPを参考に作成したものです。
感染者が無自覚だから、感染源がわからない。「見えないリンク」によって感染の連鎖がおこっています。
言い換えると、クラスターの発生源となる感染者が無自覚にリンクをつくり、あちこちで移し続けてしまうのです。

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この「無自覚」状態の時、体はなんらかのサインをだしていることがあります。
例えば、微熱、ちょっとダルい、咳き込む・・・・・・
そのサインを逃さないことができれば「無自覚」も「見えないリンク」もなくすことができます。

3. 「見えないリンク」をみつけよう!ResQ AIがクラスター対策に有効なわけ


「我慢すれば頑張る」
「ちょっと疲れがたまっているかな?」
そのようなプチ我慢をなさった経験はありませんか?

「あのときのダルさは風邪の前触れだった・・・・・・」
なんて経験をなさったことのある方もいるかと思います。

その「プチ我慢」は「無自覚」「見えないリンク」の始まりかもしれません。

もし、会社の誰かがあなたの体調を見守ってくれていたら、
「プチ我慢」をしなくて済むし「見えないリンク」をつくることもありません。

ではどうやってこの「プチ我慢」に気づくのか。
アドダイスは健康管理を自己責任にせず、組織で見守ることが大切だと考えます。

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ResQ Bandを身に着けていれば、あなたの管理者があなたのプチ我慢に気が付いてくれるでしょう。
「〇〇君、37.5℃・・・無理しないで休むよう連絡しよう・・・!」
このような優しい見守りが、クラスターの抑制につながります。

4. 検証シミュレーション


おまたせしました。
検証シミュレーション結果を示します。
アドダイスの数理分析チームが1年前の示した感染拡大シミュレーションです。​
ResQ AIの活用によって、「無自覚な感染者」を感染疑いを検知し、街の中から療養施設に適切に搬送することで、​感染拡大を抑えられることを示しています。
【動画】COVID-19-ResQプロジェクト・数理モデル感染拡大シミュレーション - YouTube


【動画のキャプチャ】

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ResQ AIは施設間でのデータ共有も可能です。
つまり、関係機関との連携があれば、ホテルや自宅で療養していた人の状態悪化を早期に発見し、病院へ搬送することも可能です。

4. 【ResQ AI監修】東大医科学研究所大田医師コメント


以前、ResQ AIを全面監修してくださっている大田医師と行ったウェビナーにて「新型コロナウィルス感染症」の感染拡大の確率を低減する有効なソリューションがResQ AIであるとのご意見をいただいております。
その内容をご紹介させてください。

・新型コロナウィルス感染症は「変異が非常に得意なウィルス!?」
医学的見地からすると、コロナは非常に難しい(病気)です。ウィルスはもともと変異をするものです。少しずつ変異して、ウィルスも生き残ろうとしています。

元々ウイルスは、非常に「変異」が入りやすいです。変異と言うのは、遺伝子がちょっとだけ変わることです。ウィルスと言うのは、ひとつの個体に100万、1000万といますので、その1000万がぜんぶ同じではありません。ちょっとづつ違うんです。
その「少しづつ」の違いの中で、より増えることができるもの、ワクチンがあればよりワクチンを逃れることができるもの、より人々に感染しやすいものが、生き延びるためにどんどん広がっていきます。それがウイルスの生存戦略なんです。
変異というのは、当たり前のように起こっている現象です。

そしてコロナウィルスは、ウィルスの中でも変異が非常に得意なウィルスです。
もともと、新型コロナが出現する前から、私たちが「風邪ひいた」という通常の風邪の、2割くらいの原因はコロナウィルスです。これは「通常型」のコロナウィルスですが、今回は悪性度の高い変異が入って、世界中に広がっています。
以前からあったコロナウイルス属から枝分かれして、新たに出現したコロナウイルスなので「新型」コロナウイルスと呼ばれているわけです。
この新型コロナウイルスは世界中に広がったうえに、さらに変異を繰り返しているために、大変なことになっているわけです。

・収束(根絶)は難しい?!新型コロナウィルス感染症の今後
インフルエンザって、毎年のようにワクチンを打ったり、特効薬があったりしますが、では完全になくなってるか?と言うと、毎年毎年はやりすたりがありますよね。
こういったタイプのウイルスは、根絶が非常に難しいです。
なので新型コロナウイルスも、完全に根絶するのは難しい。
我々の生活から全く消えてしまうと言うのは、大変厳しいのではないかということが、医学的には考えられます。

・ResQ AIはコロナ収束にどのくらい貢献できますか
「根絶」「完全収束」は難しいでしょう。
ただ、ResQ Band(ResQ AI)のいいとことは、いろいろな体のデータをとることができるということです。自分の体のことは実はあまり分かっていない。それを数値で示してくれることで、体調の変化に気が付きやすくなる。コロナウィルス等の独特のパターンを掴める可能性はあります。
【大田先生とのウェビナー詳細は以下よりご覧ください】


大田先生のコメントにもあるように、医学的な観点からみても新型コロナウィルス感染症は非常に難しい病気であることがわかります。
だからこそ、実はあまりよくわかっていない自身の体について数値で示すこと、一人で抱え込まず他者も一緒に見守ってくれることが大切なのではないでしょうか。

6. おまけ;優しさで勝って「優勝!」

4.の部分で記載をした「プチ我慢」に管理者が気づき、ResQ Band装着者と連絡をとる。
これは、実際にResQ AIをご利用中のお客様の活用事例です。

「相手を思いやり”無理をするな”と電話をする」
この優しさをもつことは、クラスターを起こさないようになるだけでなく。
いずれ企業としての強さに繋がるはずです!

いうならば、
優しさで勝って「優勝!」

・・・・・・ということで、今回「note」もお読みいただきありがとうございます。
また次回よろしくお願いいたします。
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