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With/Afterコロナの外食体験をデザインするワークショプ!!デザイン思考ワークショップ 主催レポート

7/26(日)に実施したデザイン思考ワークショップをレポートします!
4連休の最終日にも関わらず、満員でした!なんとありがたや・・・

テーマは「With/Afterコロナの外食体験をデザインする」でした!

イベント関連Tweetのまとめ
https://togetter.com/li/1565751

ファシリテーター

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㈱Ringfish 代表取締役 中澤 雄一郎 さん

IMAGICA、ヤフー、損保ジャパンなどで約20年以上、新規事業やWebサービス、アプリの企画&プロデュースを担当。通算100件以上のプロジェクト、30件以上のサービス、3件の事業創出、500万人が利用するサービスの事業責任者を担当。近年はデザイン思考の研修や地方創生プロジェクトのファシリテートなども実施。
企画・プロデュースした事業は日経優秀製品・サービス賞「最優秀賞」など複数受賞。

ワークショップ


インタビュー

テーマに沿ってインタビューを設計します。今回は「外食体験」です。
嬉しかったことや正直イラッとしたことなど、ユーザーの体験を聞き出して気になったところを深掘ります。

問題定義
インタビューで得た情報から、誰のどんなニーズを解決するのか、そしてそれはなぜか定義します。今後のプロセスでコアとなるので、できるだけ具体的にしましょう。

アイデア創出

アイデア=思いつき、新奇な工夫、着想 (デジタル大辞林)

デザイン思考におけるアイデアとは「新しい組み合わせ」のこと。
シュンペーター先生が言うイノベーションの定義(それまでとは異なる仕方で新結合すること)と似ています。

プロトタイプ
速く安く検証するのがプロトタイピング。アイデアを短時間でカタチにしてユーザーテストを通して改善を繰り返します。今回はセールスレターという形でプロトタイプを実施しました。

ユーザーテスト
率直なフィードバックを得ることで、アイデアを改善することが目的となります。5人に聞くと85%もの問題を発見できるとか。フィードバックに対して否定や反論せず、想定外を喜びましょう。

ストーリーテリング
今までに無いものを伝えるには、スペックの羅列ではなくストーリーで伝えるのが効果的です。その時、起承転結を意識するのがコツ!

起:問題提起
承:問題をどう解決するのか
転:ユーザーにどんな良いことがあるか
結:どんな明るい社会が待っているのか

発表タイム

さて、いよいよ発表です!!
15分と言う短時間の準備の後、寸劇でアイデアを表現しました。

審査員
MYSH Sake Barを経営する向井さんとレトルトカレー研究家の目取眞さんにご参加いただいてコメントをいただきました!

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Glide Path(グライドパス)株式会社
MYSH(マイッシュ)合同会社
向井 裕人さん

経営コンサルタントとして大企業向け戦略・マーケティング・新規事業開発を担う一方で、MYSH Sake Bar という副業女将だけで運営する日本酒バーを経営。7月16日から目黒で出店。たこ焼のキッチンカーもやっていたことがある。Startup Hub Tokyo TAMA(立川)で起業家向けのコンシェルジュ(相談員)を担当。

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メドルマフーズ
目取眞 興明さん

沖縄県那覇市出身。大手調剤薬局でマーケティングに従事した後、農業ベンチャー企業で総務業務を担当。2020年2月から独立し、"もったいない"をコンセプトに事業を行っていて、食品ロスを有効活用するイベントとして「もったいないまつり」の企画・運営を行っている。
レトルトカレー研究家として年間約300食以上のカレーを食し、レトルトカレーの魅力をPRするため、現在はECサイトを運営・レトルトカレーのプロデュースをしている。

各チームのアイデア

チームA
三密なんて気にしない『マモリーノ』

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ウイルス完全シャットアウトの宇宙服を着用して入店します!VRも完備しており、専用チューブから飲み物を飲めるので安心!

チームB
自宅に行く料理教室『With キット』

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飲食店からプロの料理人が食材と共にご自宅を訪問してお料理教室!食べるだけではなく作る体験が非日常をお届け。

チームC
『おいしいを勝手にあげちゃうぅ~の!』

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お料理キットを選んだら、自分とご友人のお宅にお届け!オンラインで繋がりながら料理して食べる。体験の共有ができます!

チームD
移動型完全予約オープンテラス「グランテラス」

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予約すると指定の場所にキッチンカーがやってきて、オープンテラスが出現!公園なども指定できるから、密を避けて食事が楽しめます。

チームE
『昼でも夜でもピクニックスタイルで飲み会するためのテイクアウトサービス』

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単なるテイクアウトではありません。秘密はセットになっている食器。食器同士の距離を測ることでライトが点灯・消灯するので密を避けられます!

感想

オンラインワークショップということで、zoomを中心にGoogleスプレッドシートとGoogleドキュメントを駆使しての開催となりました。(この部分のノウハウも需要あれば記事にしようかな?)

さらに、海外在住の方も参加されるなどオンラインワークショップの可能性を感じました。

アイデアも短かい時間ながら、問題定義をしたユーザーのニーズをうまく救い上げるユニークなものばかりでした!

デザイン思考は、顧客を起点にアイデアを生み出す方法

デザイン思考はデザイナーが普段から行っている考え方やプロセスを活用して、革新的なソリューションを生み出していくというものです。

モノやサービスが溢れる豊かな時代の今、ニーズは多様化しています。
単なる新しさや機能性の高さだけではお客様に買っていただくことが難しくなってきました。

また、表面的なニーズから発想してしまうと、ありがちなアイデアに行き着きがち・・・。

そんな時、既存の商品やサービスに対して不満(ペイン)をもつお客様にフォーカスし、今までにない方法でその人のペインを解消するためのアイデアを考えるデザイン思考のプロセスは、有効な手段なのではないでしょうか。これからのビジネスパーソンの必須のスキルになるかもしれません。

そんなデザイン思考をもっと詳しく学びたい方は、今回のファシリテーターを勤めた中澤さんのプログラムをチェックしてください!

2020年9月9日(水) 13:00-18:00
デザイン思考によるアイデア創出&具現化ワークショップ

2020年10月3日 (土)& 10/4(日) 9:30 - 17:30
デザイン思考~人間中心発想でノベーションを生み出す作法~




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