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【実録】準公務員40代から3年で年商6,000万円の輸出事業に成長させた物語

この記事を読むと輸出事業を成長させてきた軌跡がわかります。

こんな人にこの記事はおすすめです。

輸出に興味あるけど実際はどうなの??と思っている人
事業の柱をもう一つ立てたいという経営者の人


2021年副業からスタートした輸出事業で、同年11月に月利100万円を超え、年商2,000万円で着地しました。2022年は副業でしたが、8割外注化によりほぼ手離れできた状態で年商2,000万円。翌年の2023年には専業で年商6,000万円まで業績を伸ばしました。こちらではそのポイントになった内容をまとめています。この内容が参考になると嬉しいです。




2021-2023の実績


まずは実績から公開していきます。

2021年 年商 2,200万円、累計利益 353万円、累計還付込利益 483万円

事業スタート初年度は、副業で4月から輸出コンサルに参加し、寝る間を惜しんで活動していました。

4月 アカウント作成、開業届、青色申告、クレジットカードや銀行設定
5月 ワンオペで全て行い月10万円の粗利を達成
6月 梱包発送の外注化
7月-8月 リサーチ出品3名の外注化
10月-12月 繁忙期を迎え目標としていた月利100万円を達成

2022年 年商 2,300万円、累計利益 320万円、累計還付込利益 486万円

2期目、副業で全体のタスクの8割を外注化し、1日1-2時間の関わりで初年度と同規模の実績を上げる

2023年 年商 6,100万円、累計利益 721万円、累計還付込利益 1,115万円


3期目、専業でSEO、アカウント戦略に注力し、全体の売上に貢献したことと、アメリカ企業との直接取引によって売上6,000万円を達成



アラフォー、ビジネスLv2の医療者からスタート


物販は初心者で、不用品を売ったことがあるレベルでした

「国内では売れた。じゃあできんじゃね?」その程度の軽いノリでした

実際にはやったことがないことの連続でいきなり面食らうことばかり(涙)


コンサルじゃなかったら。。。
コンサル費を払ってなかったら。。。
仕事を辞めたいと思っていなかったら。。。

実績は出せなかったと思います。


怖い、めんどい、辛い、きついというネガティブな発想から
やるしかない、やれ!、結果を出せ!と己を鼓舞し、奮い立たせていました


特に初めのコツを掴んだり、実績が出てくるまでは苦しい思い出ばかり


写真:座ったら負けルールを自分に課している図

今思うと本当に仕事辞めたかったし、稼げる何かを掴みたかったんだなと思います。


コンサルを選んだポイント


僕がチャレンジしたのは、アメリカの中古市場シェアをとっているebayというプラットフォームで、日本のモノを販売するebay輸出というものでした。

コンサルと聞くと少しウッときますが、僕が当時、コンサルを選んだポイントは以下でした。

・YouTube発信がとても信ぴょう性のある内容だった
・実績者も公開されていて初心者ばかりだった
・年上の方も実績を出していた
・輸出が魅力的だった
・コンサルのコンテンツが充実していた
・主催の方の雰囲気がとても好印象だった
・人気のインフルエンサーだった
・早く結果を出したかった
・外注化で自動化のスキルを得たかった
・なんとか手が届くコンサル費だった
・自分の事業を持ちたかった


そして実際に8ヶ月間のコンサル期間を経て感じたポイントは以下です。

・本質的なリサーチ方法を得た
・外注化によりやらなくて良い時間が増えた
無在庫と外注化により早くスケールできた
・外注化で全体の8割を自動化できた
・初心者副業でも7ヶ月で月利100万円(還付金込み)を達成できた
確実に積み上がる努力を最短距離で行えた
・同期コミュニティで刺激し合う環境があった
・結果に繋がると講師に褒めてもらえた



教育方法の超簡略化


これまで累計50名以上の方に外注トレーニングを行ってきました。

リサーチ方法、出品方法、仕入れなどなど。。。全てオンラインでしたが、今でもお付き合いがある方もおられます。

多くの教育を行いながら試行錯誤し、最終的には『難しくしない』に戻ってきました

情報を多く伝えるとステップの幅が大きすぎて、その方本来の素質を発揮する前に断念してしまうことが多くありました

今では教育内容はとてもシンプルで、参入しやすく誰でも継続できるものになっています

これは僕が医療人として数百名の人に対して教育を行ってきた背景があるためできたことだと自負しています

難しいことを簡単にする技術が病院に勤めている時に醸成された

病院にはたくさんの職種の人がいます。医師・看護師・コメディカルなどの専門職に対して、メーカーや販売店の方が導入したい機器や手技を説明にきます。

医療スタッフと売り手との間をよくやっていましたので、使い手に合わせた説明の仕方を工夫しながら日々行っていました

今思うと『難しいことを簡単にする』は自分の特技だったんだなと改めて思いました

例えばリサーチであれば大きく3つの工程があるんですが、そのうちの1つの工程をまずやってもらいます

とても簡単な作業ですが、10件ほどやってもらい『簡単にできた!』と思ってもらうことを大事にしています

簡単な作業の積み上げを褒めながらガイドすることで、つまずくことなく3つの工程をクリアすることができます

褒めながら進めることでこちらも気持ちよく関係が気付けますし、相手の長所にも気付けます

僕がコンサルを受けていた時、講師からとにかくできたことを褒めれていたんです

自分がこれまで培った簡単に伝える技術と『褒める文化』をMIXすることでかなり精度高く教育が行えています



実際に外注化をやってみての効果


自分が苦手だと思ったところは適材適所の人材配置を行うことでタスクが回ります

物販の本質は『売上を上げるにはとにかく出品をすること』

ここに尽きるので、とにかく回すことが重要になります

タスクの内容はとても簡潔ですが、人の適正を見ることはとても重要です

走りながら考える。やりながら発明する。失敗したことにフォーカスせずに常に目標に近づいているか、そうでないか。それだけを考えながら進むと結果につながりやすかったです。

外注化を8割行った頃から物販にかける時間はとても少なくすることができました


手離れできる事業であることは事業者としては大事な観点だと思います

次のステップにチーム全体を進めるために何をすべきか

ここにリソースをさけることが最も重要です

図:事業拡大の4つのステップ


前述しましたが、走りながら考えるを常にやっていました

コンサルで教わったことは即実行して、ある程度の結果がでたら次に進む

やったことないことばかりだったので恐れや不安は尽きませんでしたが、この道を走ってれば間違いないという道をコンサルでは示してくれてましたので、とにかく前だけ見て走ることができました

行動すればするだけ結果が伴っていたことも大きな後押しになりました

行動する→結果出る→コミュニティに結果を発信する→オンライン勉強会で講師から褒められる→コミュニティで注目される→テンションあがる→また行動…

このサイクルが常に回っていました

副業で時間もなかったので悩んでる暇が取れない環境だったこともポジティブに働きました

僕は割と感情的でどちらかというと外交的な性格です。人の感情が見えないビジネスは不向きですし、継続が難しい分野だと思います

物販はタスクが多く、淡々と作業をこなす日々の繰り返しでとても単調です

しかし、以下のポイントがあったからスケールできましたし、継続できたと思います

・講師と生徒の関係性に褒める文化があったこと
・チャットコミュニティで目標と成果の共有をすることで刺激し合い、競争性があったこと
・チャットコミュニティでは情報共有がなされ助け合いの文化があったこと
・オンライン勉強会で全員が集まり、成果のシェアを行う場があった
・外注さんに先生として教える時間が楽しかった


人と関わる環境が単調で孤独なビジネスに彩りを与え活力となった



輸出事業を個人で行う大変さ


僕が参加したコンサルがとても優良なものだったため
本当に月利100万円まで達成できましたが。。。

実際には売上600万円を超える実店舗を持つことはとても大変なことです
個人事業主と外注でうまくやったとしても以下のリスクが伴います

・事業者のタスクを完全に0にすることが難しい
・事業者のマインドに左右される
・外注さんが辞めるリスクがある
・周りに理解されない
・淡々とパソコンに向き合うことのストレス

外注化がどれだけ素晴らしくとも辞めてしまえば事業責任者に負担が大きくのしかかります


外注化はコストを抑えられますが、事業者には負担が大きく疲れて辞めていく人も多くいます


売上、利益ともに大きく伸ばすことを前提に、しっかりと人件費をかけることで安定した事業になります

以下の表は人件費(外注費と表記)を売上の15%かけた場合の利益イメージです

図:月商10万ドルの場合イメージ( 為替 $1 = 156円 )


ちなみに僕の場合、ピーク時の収支は以下です。

図:月商7.5万ドルの実際( 為替 $1 = 156円 )


数字だけ見ると支出は低いですが、僕はもうこの時毎日必死でした
毎日15時間以上かけてもタスクは終わらない。。。

売れたらその分補充をしなければ次の売上は確実に下がります

繁忙期に疲れ切ってしまうと調整が追いつかず、年始の閑散期に一気に売上が下がります

上の表からもわかる通り、しっかりと人件費をかけたとしても事業として利益を取ることは可能です

むしろ人をかけることで事業が不安定にならず、長期的に大きな成果を上げることが可能です


そして事業として成功させるためにはリアルなコミュニティを作ることがとても重要です

今はオンラインで人と繋がれますし、実際に会ったことがなくても協力して仕事をすることができます

ebay輸出ビジネスは正にオンラインを掛け合わせることで事業者と外注さんで完結することが可能なビジネスです

しかし、ここに大きな落とし穴があると僕は考えています

事業として人の感情が見えない


年商6,000万円分の価値を世界中の人々に提供しているって素晴らしいことです

そこにはリサーチする人がいて、出品する人がいて、検品、梱包、出荷と人の手によって世界中に価値が提供されています

たくさんの買い手が日本から送られてくる商品に満足して喜んでいるんです

しかし、その一連の価値提供で動いている人の感情が、オンラインで完結すると全く見えないんです。。。

これはめちゃくちゃもったいないことだと僕は思います

だから価値提供する側だけでもリアルなコミュニティを作り、人と人とが触れ合う環境を整備することでビジネスとしての彩りが生まれます

事務所を借り、人を雇い、モノを入れて人の感情が見えるコミュニティがあることで、僕がコンサルで躍動したように、ただの物販事業が人の活力が生まれる事業へと変化します

僕はそういう事業を経営者に対して提供したいと考えています


就労支援事業所との業務提携


昨年大きく売上を伸ばせた要因として業務委託契約があります

これまで梱包発送を就労支援B型事業所にお願いしていました

しかし、繁忙期を終えた後、
『物量が多く対応できない』『梱包方法が難しくて対応できない』
という理由で委託を断られることが多くありました

売上も上がり発送数が多くなったので当然いろんなインフラを見直さなければこれ以上のスケールは難しくなります

そこで物販と就労支援をすでになさっている事業所にアプローチし、興味を持ってもらい、今では業務委託契約を結び、請け負ってもらってます

月に1,000件を超える物量を捌いた経験がある事業所は強い!!

何より事業所を作っている人たちが良い!!

『人のためになる』を体現されている場所にはエネルギーがあります

その力を借りることができるなんて最高に素晴らしい!!

専業セラーとなっての積み上げ


副業から専業になり、戦略を考え、本質的にニーズのある商品を積み上げ、ホリデーシーズン(毎年10月終わりから年末にかけての繁忙期)には最高の出品状態を作ることに成功しました

実績のグラフからわかるように年末に向けて売上が上昇しています

悔しいのは外注ではなく雇用したスタッフだったら、もっとスケールできたと思います

アカウントを増やして同じ戦略を展開できれば売上は倍増できたと思います


直接取引の太客


昨年の売上が跳ねた大きな要因に直接取引があります。

これはプラットフォームに依存せずにバイヤー(買い手)と直接やり取りをすることを意味します

手数料が安くできるのでその分利益率が高く、安定して売上を伸ばすことができます

輸出事業の売上を伸ばすためには、直接取引の取引先を多く確保すること

このためにプラットフォームで取引回数を積み上げると言っても過言ではありません




年商6,000万円の事業構築のポイントまとめ


ここまでとっても長文になりましたが、いかがでしたか??

以下にこれまで出てきたポイントをまとめます。

【ノウハウ系】
・優良コンサルに出会えたことで結果が出た
・無在庫と外注化により早くスケールできた
・確実に積み上がる努力を最短距離で行えた
・外注教育に『難しいことを簡単にする』を適応した
・人をかけることで長期的に大きな成果を上げることが可能
・直接取引の取引先を多く確保すること


【マインド系】
・同期コミュニティで刺激し合う環境があった
・コミュニティの『褒める文化』が素晴らしかった
・常に目標に近づいているか、そうでないか、やりながら考える
・人と関わる環境が単調で孤独なビジネスに彩りを与え活力となった



こうしてまとめてみると、輸出事業を成功させた要因にはノウハウと同じくらいマインドも整っていたんだと思います

これまでの3年間、僕が走りながら経験してきたことをベースに記事にまとめました

走っていた当時は、とにかく目標と目の前の行動しか考えていなかったので気付いてませんでしたが、いろんなチャレンジや学び・気付きを得た今だからこの記事は書けたんだと思います

僕は輸出事業に必要なノウハウとマインドを、意図的に戦略を立て構築できます。



福岡の小売等を行っている会社で、従業員リソースが余ってたり、新規の収益の柱を作ることを考えている社長さんは是非ご連絡ください。

具体的に対面またはオンラインで輸出事業の実際の流れやチーム体制についてご説明させていただきます。


株式会社Ladder 
安達 慎太郎


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