〜ほほえみの河〜

お猿はゆびを鳴らすと
どこからか星雲がす〜っと飛んできた

お猿は雲に乗り☁️
星の種がぎっしり詰まった
虹棒を片手に
旅の案内役になった

でもお猿
そのときしたいことに正直で
すぐまわりの星々を✨
大きな口で食べようとする

天女は
銀河が空っぽにならないように
纏っている羽衣をさっと揺らし
光の王冠を創った👑

お猿は
王子さまだ！って
大はしゃぎ
すぐに王冠を被って
雲をびゅんっと走らせた

お猿は
王子さまの遊びに飽きて
王冠を天女に返そうと思ったら
なんでかな
頭から取れない

あなたが大きく口をあけるとき
王冠はどんどん小さくなってゆく

天女の声が王冠の中に響いた

お猿はおっきな声で
やだ〜！っと
叫ぼうとしたら


ぎゅーーー！
あたまいたーーーい

すぐ口を閉じて
お猿の大食いは
西の郷までお預けに

だけど
星が何度か流れたら
お猿はころっと忘れて
無邪気に笑ってる

お猿の笑顔は

星の瞬きのような
大笑いから
静かな銀河の夜みたいな
ほほえみに