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モンタナ 1月8日〜365日の香水


クロード・モンタナとは
クロード・モンタナで画像検索すると過去のパリコレなど1980年代の代表的なデザイナーであるモンタナのデザインが出てくる。
造形的で、上半身は総じて逆三角形。
肩パッドの帝王?のような言われ方もされたらしい。
アレクサンダー・マックイーンにも影響を与えたという。
メンズも含めてフレグランスは40アイテム以上出されている。

モンタナデル(montana parfum d’elle/eau de toilette/1990)
モンタナ女性用フレグランス、オードトワレタイプがリリースされたのは1990年。
30年以上前で、その頃がデザイナー、モンタナの全盛期であったのだと思われる。
山吹色のパッケージから取り出したボトルは、昨年見たヘザウィックスタジオ展のある日本の寺院の模型を思い出させる。
あるいは、穏やかな水の波紋。均等に美しく楕円に広がる水の襞。

トップノートからミドルノートのドラマ
香りはモッシーノートのが効いたフローラルでトップノートは意外にも、バランスの良いそして品のあるものだった。
そこからチュベローズやヒアシンスなどの滑らかなフローラルとタバコ、モッシーのドライダウン。
この変化が妙味あって、モンタナの描いた理想の女性像を垣間見る思いだ。
今再び、この手の香調はそこかしこで、新しい支持者を獲得すると思う。
それに、この香りは“しっかり”している。
頑丈ということではなく、香水としてのいろいろな成立要件を、しっかり満たしているようにわたしは思う。

モンタナの持っているもの
一時代を築いたデザイナーのブランド名を冠し、this is itのような存在の確かさ。
丁寧で独創的なボトルデザイン。
トップノートからミドルノート、そしてラストノートまでの変化のストーリー。
一つの香りの特徴に依存しない、組み合わせによる香りの成果。
誰かから頂いたものか、どういう経緯で私のコレクションに加わったか、あまり記憶がない。
けれど、今日という日にスポットを当ててみたら、
「すごくいいものだった」。

デザインーのモンタナはすでに故人だけれど、少し検索してみると最近トリビュートのように復刻コレクション出たりもしたようだ。
1月8日がお誕生日の方、何かの記念日の方、おめでとうございます。

香り、思い、呼吸

#365日の香水
#コルクラボ
#adams

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