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ちょっと、素晴らしい世界

WHAT A WONDERFUL WORLDと出会った時
これを書くためにスタバに入った途端、ルイ・アームストロングの「この素晴らしい世界 what a wonderful world」が流れてきた。
学生の頃に、街角で流れるこの歌を耳にして魅力的な声、素敵なメロディ、良さそうな歌詞だと通りすがりにも思った。
神保町の書店街を歩いていた。香料関係の輸入書を探してうろついていたんだと思う。
ジャズのことも、ルイ・アームストロングのことも知らなかったので、耳にしたその素敵なものの正体を突き止めることもできずにいた。
しばらくしたら同じメロディがテレビから流れてきた。何のCMか忘れたけれど、曲名が字幕で出ていたのを急いで書きとめた(はず)。
タワーレコードに行って、店員さんに曲名を伝え、ルイ・アームストロングのCDを買った。黒人が歌ってたというのもジャケットで初めて知る。
それからしばらくして、また書店をぶらぶらしていいたら、たまたまルイ?アームストロングの本を見つけた。読んで、彼のファンになった。
ますます、「この素晴らしき世界」が好きになった。

小さな出来事のつながり、小さな出来期ごとの中の興奮
小さな偶然がつながって、推しが一人できた。初めての街角での出会い、CMでの再会、タワレコ、書店、一つ一つに興奮があって、また一つあの素敵な歌のことを知れると、心がときめいた。当時も流行っていた引き寄せの波に自分も載っているような気さえした。

ルイアームスオロングは私の天使だった
めったに聴くことはなくなったけれど、ルイのだみ声は愛くるしくて無邪気で人を喜ばせたい思いに満ちている。
こんな天使がジャズの世界にいたんだと、CDを聞いたり本を読みながら思った。
そう思ったことも忘れていたし、今は本もないし、CDもないかもしれない。
悲しい歴史の一幕もあるけれど、この人の歌もパフォーマンスも心が温かくなる。
香りというと「昔の記憶」と結びつけて反応されることが多いけれど、
たまたま久しぶりに耳にした音楽が呼び覚ましてくれたのは、とてもピュアで少しせつないコンテンツと出会って、畏敬の念を抱きながら愛おしい思いで聴き入っていた自分の心象風景だった。

JAZZという香水
JAZZという香水、これはイブ・サンローランからでている。JAZZとJAZZ prestigがある。
オートクチュールのクリエイターとしてプレタポルテ(既製服)も出がけることに挑んだサンローランの反骨とJAZZという音楽の反逆の魂とにどこか共通するものがあるらしい。
久しぶりにゆっくり、音と香りでJAZZを鑑賞してみよう。
スタバのBGMがくれたちょっと、素晴らしい夜。

JAZZ/YVES SAITN LAURENT/1988(右手)
JAZZ prestige/1993(中央)
左ha
prestigeのパッケージ

香り、思い、呼吸
#note100日
#コルクラボ
#adams


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