マガジンのカバー画像

飯田弁に見る飯田人の流儀

19
運営しているクリエイター

2021年11月の記事一覧

「いれいち」にみる位置のことば

 大相撲の歴史のなかで、最強の力士と言われているのが、信濃の小県郡の生んだ雷電為右衛門である。二三歳で初土俵を踏み、その場所で、いきなり優勝した。四四歳で引退するまでのあいだに、254勝もして、わずかに10敗しかしていない。その敗戦にあっても、相手に不足の下位力士との取り組みに嫌気がさして、前夜に大酒を飲み、二日酔いのままに土俵に上がったからだなどといわれている。勝率九割六分二厘、年に二場所とある

もっとみる