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北海道-植物園-

北海道大学植物園を目的に、北海道へ行ってきた。
水曜日から金曜日まで有休をとり、2泊3日の札幌の徒歩圏内から出ない、目的は1日1ヶ所ののんびり旅だ。
異変は旅行の前日、退勤時に起こる。退勤後仕事の付き合いで食事に行くことになってしまったのだが、その道中のタクシー内、どうも具合が悪く、めまいがしてくる。アルコールは拒否しなんとか食事は終えたのだが、この謎の体調不良がずっと続くことになるとは…
東京から北海道なので、羽田空港から飛行機だ。飛行機の旅は好きで何度も一人で乗っているが、こんなにも緊張するフライトは初めてだった。往路は1時間と少しのフライトだが、懸念事項は発着時の身動きが取れない時間帯だ。なにせ、朝から腹の調子が悪い。空港に着いた瞬間トイレに駆け込みまだぐるぐるしている状態だ。ベルトサインの消えない数十分の間、もしトイレに行きたくなったらどうしようとその不安しかない。たまたま乗ったポケモンジェットのロコンのイラストに励まされながら飛行機は飛び立った。
飛んでしまえばなんてことはなく、機内で出されたホタテスープのおいしさに感動する余裕すらあった。ホタテスープ、4年前にエアドゥに乗った時はなかった気がするのだがいつから出たんだろう。
12時少し前に千歳空港に到着し、札幌へ。そのまま植物園に向かう。
100円コインロッカーがあることは事前に調べて知っていたのだが、道中小銭がないことに気付く。まぁ入場券買った時にお釣りが出るかと思って行ったのだが、さすが国立の施設、入場料が420円と格安。1000円払ったら580円戻って来た。500円玉で。受付で両替を頼むのも忍びない、と当惑していたところ、クリアファイル自販機を発見。植物園内の植物の写真を使用したクリアファイルを300円で販売している。しかも北大校章つき。種類はいくつかあったのだが、私は「レブンアツモリソウ」を購入。
無事小銭を崩すことができ、レアグッズもゲットできてラッキーだ。
天気予報ではずっと悪天候の予定だったのだが、幸運なことに1日目はずっと晴れていて、空気は涼しいものの陽の光が暖かく、快適な散歩日和だった。
入ってすぐ、高山植物ゾーンのはずが初っ端から道を間違え針葉樹林ゾーンへ。しかし背の高い針葉樹林の森で柔らかく暖かい木漏れ日の中、一気に精神が浄化されるような感覚がした。山登りとはまた違う解放感だ。あぁーーーフィトンチッド!!と木の浄化作用をダイレクトに感じる。
植物園の目当てはオクトリカブトだ。今がちょうど旬(?)で、そこら中に咲いている。猛毒であるというイメージが先行しているが、真っ青で、コロコロとした花が連なっているのがとても可愛い。あとオクトリカブトは意外とでかい。神奈川の金時山で見たものはふくらはぎくらいの背丈だったが、オクトリカブトは私の腰くらいまである。種類の問題?
その後も予期せずゲンノショウコに出会えたり広い広場でのんびりできたり、噂に聞いた背丈ほどあるストレチアを見れたり小さめのバランスボールほどあるサボテンを見たり。花盛りは過ぎた季節だが、十分すぎるほど堪能できた。
次はぜひ盛りの頃に行って、あのクリアファイルのレブンアツモリソウを見たいものだ。

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