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新年を迎えて

明けましておめでとうございます。

 本年も、地元の茨木神社で石門会の皆さまと新年を迎えました。あけましておめでとうございます。

 幕末の混乱期を乗り越え明治維新と文明開化を成し遂げた日本。終戦から高度経済成長を成し遂げ大きな経済と豊かな社会を築いた日本。
 いよいよ平成の「失われた30年」を乗り越え、明治維新や高度成長につぐ「第三の勃興期」を築いていく。
 これが令和の時代を迎えて、私が政治家として一貫して取り組んでいるテーマです。

1.安全保障

 安全保障については、ますます漂流する世界の中で日本の繁栄をどう維持し国家国民の平和と安全を確保していくか、重大な局面が続きます。
 本年は、1月に台湾、3月にロシア、5月にインド、そして11月には米国で大統領選挙が実施されますが、大事なことは、日米英連邦といった「海洋国家ネットワーク」を強化し、ロシア、中国といった権威主義国家を封じ込めることです。
 そうした観点から、来る解散総選挙で日本維新の会が野党第1党になった暁には、直ちに憲法改正国民投票を実行します。いまの与野党は緊急事態条項を軸に審査を進めたいようですが、私はやはり、憲法9条から逃げてはいけないと考えます。
 私が党の憲法改正調査会長として令和4年(2022年)5月に取りまとめた9条改正条文イメージは、まさにそうした議論のベースになるものと確信しています。

2.社会保障

 日本維新の会は、いわゆる大阪都構想が住民投票で否決をされた翌年、令和3年(2021年)の5月に国政政党の看板政策として「日本大改革プラン」を公表しました。

 この政策パッケージには、いわゆる医療介護等のサービス給付が含まれていないかったため、昨年12月7日に党国会議員団政務調査会に設置された医療制度改革TFの事務局長として、「医療介護等サービス強靭化に向けて」と題する中間とりまとめ(公表に向け調整中)を行いました。
 医療制度改革なかんずく後期高齢者医療制度の大改革は、現役世代の過重な社会保険料負担を大幅に軽減するためのセンターピンであり、上記「日本大改革プラン」全体のセンターピンでもあります。
 昨年の臨時国会に引き続いて、まもなく開会する通常国会でも、党の最重要アジェンダの一つとして国会論戦に挑んでまいります。

3.政治改革

 本年は、昨年末から強制捜査が本格化した自民党の派閥による政治資金パーティー裏金事件の実態解明と政治資金規正法の抜本改正にも取り組まねばなりません。城に石垣が必要であるのと同じように、安全保障、社会保障といった政策の基礎に政治倫理がなければ、砂上の楼閣となります。
 日本維新の会は結党以来、身を切る改革に取り組み、私たち維新の国会議員は、旧文通費の使途公開、歳費の2割カット、期末手当の3割カットに取り組んできましたが、いまこそ政治資金パーティーの禁止、政策活動費の使途全面公開等に挑戦すべきです。
 政界全体そして維新の中でさえ反対論が多数であり、政治資金に係る大改革を訴える向きは皆無ですが、今こそ自民党が戦後つくってきた古い政治をぶっ壊して維新の新しい政治をつくる大チャンスです。党内外での改革論議を喚起してまいります。

日本の「百年の礎」をつくろう!

 日本維新の会は、2025年大阪・関西万博を成功に導いた上で、来る総選挙で野党第一党を獲得し、直ちに憲法改正の国民投票を実施します。
 わが地元では、4月に茨木市長選・市議補選、8月に箕面市長選・市議選、10月に能勢町長選、来年1月に茨木市議選、4月に能勢町議選、9月に豊能町議選と、選挙が続きます。
 日本の「百年の礎」をつくる大事な時を刻みながら、茨木・北摂、大阪・関西、そして日本を前に進めてまいります。引き続きのご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

足は地元に、心は国に、眼は世界に。

令和6年元旦
衆議院議員 足立康史

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