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【#03】彼氏いない歴14年のアラサー女子が交際1ヶ月で国際結婚する話-仕事に婚活に邁進している女子へ、こんなこともあるよとシェア

木曜日、やりとりを続ける中で。

「あのさ、ガーデンズバイザベイにミッドオータムのデコレーションしてるの見に行きたいなって思うんだけど、誘ってもいい?」

と連絡が来る。日程を聞くと週末まで。今日は18時までだから夜は動ける。

「今日ならいけるけど?」

「え、大丈夫?大丈夫なら今日いこう」

デート?なのかお出かけ決定。頑張って仕事を終わらせる。

日曜日に顔見てるし、途切れずやりとりしてるので、すこーし照れるけど以前より距離が近づいた感じ。

人で溢れているお庭のイルミネーションを見ながら歩く。手とかは繋がないし、2人で写真を撮ったりはしないけど、デートといえばデートのような。

途中、橋の上で家族連れのベビーカーが坂を下り出しちゃって、さっと気づいて掴んでお母さんに戻してあげてた。優しいやつだ。

たくさん歩いて食事のタイミングを逃し、家の近くのスタバに行くかと移動するも、閉まっており(23時くらい)、結局コンビニでアイス買ってクラーキーの川べりに並んで座って食べるという高校生のような夜の過ごし方になる。

シンガポールらしい涼しさと風と、コロナの影響で無音のクラーキーと、それでも変わらずに光っているイルミネーションを見ながら、たまに話したり、ぼーっとしてたり。

「このまま朝までいて、朝マックしてもいいぐらいだね」

「そんな若者みたいなことしないよ。でも気持ちいいね」

なんて言い合って。

結局帰ろっかってなって、歩いて家まで送ってくれて当たり前のように家の前で「じゃあね」と帰ろうとする。

「帰るの?寄ってない?」

「え、帰るよ。遅いし。明日は僕オフィスだし、おやすみ」

といって立ち去る彼。


ただただ紳士なのか、友達と思っているのか、なんなのかなぁ。

泊まって欲しかったと思いながら部屋に戻る。

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