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佐賀で出会う

 昨日、Tさんというカメラマンを訪ねた。広告の仕事をしていた頃にクルマの撮影をお願いしたカメラマンのFさんが、かつて彼のアシスタントをしていてその後郷里の佐賀に戻って仕事をしているTさんを紹介してくださったのだ。仕事を終えて作業着のままでTさんの仕事場を兼ねたご自宅を訪問した。今後ブルワリーを建設しビールを醸造していく過程や完成品の撮影をお願いしたいのと、単純に佐賀で色々な人と出会いたかったからだ。

 僕は元来さほど社交的な人間だとは思わないのだけれど、この歳になるといつまでも人見知りしたりはしていられないので随分図々しくなったと思う。どんどん人に逢いに行けるようになったし、遠慮することもなくなった。今までそれで後悔することが多かったので、少しは成長しているのだろう。

 Tさんは本当に開けっぴろげで気さくな方だった。同じような撮影現場を経験しているので話題には事欠かず、懐かしい話をたくさんした。そして誘われるままに夕食の食卓を囲み、これまたもてなし上手な奥さまと3人でラグビーワールドカップの日本×ロシア戦を観ながら食べきれないほどのご馳走をいただいた。奥さまは唐津のご出身で、そちらはまた文化が異なるということで色々と佐賀県の風土やFOODの話を聞くことができた。こういうのは嬉しい。この出会いがまた広がっていくといいな、と思いながらビールから焼酎へと進み気がつくと0時を回ってしまった。本当に居心地の良いご家庭、ご夫婦だった。ありがとうございます、Tさん。

 今日はブルワリー予定地から川を渡ってすぐの福岡県大川市に東京から移住していた映画監督のKさんに会う。シェアハウスや映画祭の運営に関わっておられるそうで、非常に興味がある。Facebookでつながっているのでそれほど疎遠になった気がしないけれど会うのは数年ぶりだ。やはり実際に会って話すのは楽しみだ。今日は何が起こるのだろう。

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