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オンラインセミナーのご案内

2023年の7月、対面でリハビリテーション医学セミナーを開催しました。

この度、ハリPass様からお声掛けいただきオンラインセミナーとしても実施できることになりました。

実施日時は2023年12月9日と2024年1月13日の2回で、時間は20:00〜21:30となっています。
申し込み期間は2023年12月29日までですが、アーカイブ視聴は2024年1月27日まで可能なようです。

資料はもう提出済みですが、対面時の資料に少しだけ追加してあります。そしてこれはまだハリPass様にも伝えていませんが、参加者限定で特別なプレゼントを用意してあります。

ここからはちょっと雑記として読んでいただければありがたいですぅ。

1.なんでリハビリテーション医学?

はり師きゅう師国家試験はそれぞれ170点満点です。合格ラインはその6割の102点となります。
このリハビリテーション医学というのは、はり師きゅう師国家試験の全13教科中5番目に問題数の多い教科となります。
問題数は12問。6割は欲しいので7点取る必要があります。

全教科6割取れていれば、当たり前ですが結果も6割になるのでなんとか合格ラインに乗せることができます。
じゃあリハビリテーション医学は稼ぎどころだね!というわけではなく、この教科が個人的にヤバいと感じているのはそこに充てる勉強時間です。

だいたいの学校がこの教科は3年時から実施することが多いようです。しかし内容を見てみると、その理解を深めるには3年生の1年間あるいは数ヶ月では少し心細いかなと思います。

例えば解剖学や生理学は9問ずつ出題されます。5点以上が必要です。じゃあ仮にここが4点や3点だった場合、どこかの教科で6割以上取って補う必要があります。
受験時に多くの学生さんが得意科目と苦手科目が明確になっていると思いますが、もし得意科目で補うほど取れなかった場合を考えるとちょっと怖いですよね。なので学校によっては卒業試験などで全体の6割を合格ラインにせず、バランスよく全教科6割を合格ラインにしているところもあります。

ちょっと話がズレましたが、リハビリテーション医学はポイントさえおさえれば6割はおろか、6割以上取って他の教科の失点を補うことすらできる科目だと考えています。その理由などもセミナー時に説明させていただきます。

2.裏話

もともと来年からは東洋医学概論と経絡経穴概論の2本以外、国家試験対策セミナーを開催するつもりがありませんでした。これは今も変わりません。なので、恐らく今後は対面での実施はほぼなくなります。理由など詳しいことは次の記事で書きます。

ハリPass様から依頼があったときも「来年の東洋医学概論あたりで…」と応えようとしました。しかし(初対面で私に依頼をするというのは相手側も結構なリスクを背負っているよなぁ)と感じつつ、(でもそんなにネームバリューがあるわけでも無いからお試しで使ってもらおう!)ということにして「じゃあとりあえず資料が完成しているリハビリテーション医学を」と応えました。

もはやどっちがお願いしているのか分からなくなっていますが、恐らく適任は私以外にたくさんいると思います。でも私を選んでいただいたからには参加される学生さんに、参加して良かったと心から思っていただけるような内容にしよう!いや、する!という、明日こそ気になるあの人に声をかけるんだと気合いを入れる高校生のような気持ちで臨ませていただきます。

3.とはいえね

オンラインセミナーは2020年ぶりです。それまではほぼ会議でしか使っていなかったのでちょっと不安です。(あんまりこんなこという講師もいませんが。)
学生さんは顔出しなしで参加できるようなので安心してください。むしろ反応が見えないので、どんなにウケるギャグもスベったような空気のまま90分間過ごさなきゃいけないことのほうが怖いのです。(実際の対面セミナーもめちゃくちゃスベっているので学生さんの顔が見られない時間も多々あります。)
ましてやアーカイブで一時的に残るのも怖いですね。すぐ消えるデジタルタトゥー的な。夏休み入ってすぐ金髪にしたけど、本当に始業式までに黒くなるんかなこれ的な。

そういう理由でオンラインセミナーを避けてきたわけではありませんが、やらなかったのは単純に技術面の部分です。あとは私自身、学生さんを数年後あるいは数カ月後には同じプロとして臨床に立つセミプロのように感じているので、どうせいつか同じ仕事に就くなら顔の見える関係性が良いと思って対面にこだわってきました。
話す内容は変わりませんが、やはり熱量って相手からのフィードバックがあって初めて伝わったことを感じられるものだとも思うので。ぜひ参加される方は感想をDMしていただけると嬉しかったりします。

しかし初のオンラインセミナーですから、どれだけ遠くの離れている学生さんに届くかと考えるとワクワクします。引き受けたのも最終的にはこのワクワクが勝ったようなものです。
私にもしんどかった学生時代がありました。というか多くの先生がそうだったはずです。しかし頼れる人というのは少なかったように感じます。
こうなりたいというのが1つあるとすれば、私は学生さんにとって「頼れる人」でありたいのです。頼らなくても良いから頼れる人で。声かけたら無条件で一緒に解決するまで並走してくれる。今はいなくてもそうし続けることで同じようにしてくれる人が増えるのかなと。ここならたぶんきっと大丈夫と思える業界にしたいな。なんてことがこの記事の〆で申し訳ないっす。

お読みいただきありがとうございました。

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