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長谷川式簡易知能評価スケールとはなんですか?

こんばんは

認知症の検査で長谷川式何点でした。みたいな話を聞くと思います。でもぶっちゃけなにそれって感じですよね。僕もそうでした。なので今回は改訂長谷川式簡易知能評価スケールについて解説します。

改訂長谷川式簡易知能評価スケールとは

認知症のスクリーニング検査としてよく用いられています。質問は以下の通りです。

日本老年医学会

こんな感じになっています。下にもありますが、これが20点以下だと認知症の疑いがあります。ただし、これをもって診断というわけでは有りません。20点以下でも問題ない人もいます。全員が全員20点以下は認知症というわけではないのでご注意ください。
逆に認知症の方でも20点以上とる方もいますので総合的に医師の判断を仰ぎましょう。

ミニメンタルステート検査(MMSE)

世界もっとも使用されている認知症の検査法です。
それがミニメンタルステート検査(MMSE)になります。

MMSEは時間の見当識、場所の見当識、3単語の即時再生と遅延再生、計算、物品呼称、文章復唱、3段階の口頭命令、書字命令、文章書字、図形模写の計11項目から構成される30点満点の認知機能検査である。MMSEは23点以下が認知症疑いである(感度81%、特異度89%)16,17)。27点以下は軽度認知障害(MCI)が疑われる(感度45-60%、特異度65-90%)18-20)。

認知機能の評価法と認知症の診断

というわけでより実践的なのがMMSEで改訂長谷川式簡易知能評価スケールは記憶力に重きが置かれています。

というわけでこちらが質問用紙になります。見ての通り長谷川式とは少し違いますよね。では一体何が違うのか確認しましょう。

改訂版長谷川式簡易知能評価スケールとの違い

MMSEでは、見当識や記憶力・注意機能以外にも言語能力や視空間認知能力なども評価できます。
ですがどれか1つを使えばOKというわけでは有りません。いろんな検査の結果医師が判断します。
我々鍼灸師はその診断のもとにできる限りの治療をひとりではなく、チームで行っていきたいですね。

他にもスクリーニング検査はいくつもありますので少しずつ覚えていきましょう。
また少し不安であればセルフで行ってみるのもOKです。
chatGPTなどが認知症の予防になったりする時代もそう遠くはなさそうですね。



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