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偏愛マップ

10年ほど前、マインドマップを書いていた。
書き方をちゃんと学んで書いていた。
当時は、マインドマップがちょっとしたブーム?であったらしく、
とある商材ビジネス系で推奨されていたこともあって、否定的に言われることもあった。

私が学んだマインドマップとその書き方は、商材ビジネスでのそれとはかなり違っていて、あ、商材ビジネスってそういうことね、と変な納得感を得たのを覚えている。


私はマインドマップを「まとめ」に主に使っていた。
セミナーの内容、読んだ本の内容などを、マインドマップを使ってまとめていた。
内容をしっかり把握するのに役立ち、自分がどういう部分にどんな感想を持つのかが見える化されて、自己分析にも役立っていた。

そんな(上手く使えば)お役立ちマインドマップ、私が一番楽しくておすすめだったのが「偏愛マップ」。
これはいわゆる自己紹介のマップなのですが、
自分の好きなものをいくつかメインの枝にします。
たとえば「食」「音楽」「スポーツ」「映画」などの項目をメインの枝にして、そこから広げていく。
私の場合、
「本」から「小説」「勉強」「健康・医療」の三つに枝分かれし、
「小説」から「赤江瀑」「箒木蓬生」「大石圭」に分かれ、各作家の推しポイントを書く。
「大石圭ー殺人鬼ー絶倫」みたいな感じです。

字がきちゃないな、ぉぃ

偏愛マップのポイントは「なにこれ?」な要素を入れること。
たとえば上記で言えば「絶倫」ってどゆこと?ってなりますよね。
他にもたとえば、知る人ぞ知るラーメン屋さんだとか、
メジャーなバンドだけどそこからの枝が、ものすごくマイナーな曲だったりすると、「なにこれ?」になったり「それ、私も好きです!」とかになる。

偏っているものへの愛を語るから「偏愛マップ」。

これを自己紹介で使うと、「なにこれ」な部分への反応が話のきっかけとなり、初対面の相手でも話がしやすくなる。
「絶倫ってどゆこと?」から「こういう小説があって、主人公の殺人鬼がこれこれこうで、つよつよ!」なんて話ができる。
また、互いの感性が見えやすくなるという利点がありました。


いつの間にか書かなくなったマインドマップ。
ちょっと再開してみようかな。



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