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箱に入っちゃった娘

この年まで親元にいると
よく「箱入り娘だね」と言われます。
そんな時、
私は自ら「箱に入っちゃった娘」だと答えます。

若い頃から仕事に明け暮れ、
転勤での独り暮らし。
親のありがたさを充分に感じ、
仕事の独立を機に、
両親の元に帰ってきました。

気がつけば50才を過ぎ、
娘とは言い難い年になってしまいましたが、
親に甘えっぱなしです。

朝晩の駅までの送り迎え、
毎日の食事の支度、
両親のおかげで、
仕事に打ち込むことができる
日々を送っています。

側から見ると、
親が子供を甘やかしているように
見えるかもしれませんが、
私は自ら親に甘えています。

そんな私を両親は見守ってくれています。
いつまでも心配ばかりかけていて

親不孝な娘です。

一人で生活することの負担や、
一人の寂しさを経験した私には、
両親の愛情が何よりありがたく、
救いです。

これからも、
「箱に入っちゃった娘」を返上する気はなく、

私の道を歩き続けようと思っています。

そして、

両親にたくさんの恩返しができるよう、

両親の側で、私に出来ることを探していこうと思います。

両親に少しでも幸せに思ってもらえるように

暮らせたらと思います。

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